2月3日の誕生花
2月3日の誕生花一覧
2月3日生まれの誕生花は、「ツバキ」「セツブンソウ」「ヒイラギ」だ。#ツバキ
ツバキはツバキ科ツバキ属の植物。日本原産の植物で、江戸時代から庶民に親しまれる日本を代表する花の一つ。光沢ある深い緑色の厚い葉が特徴。日本では古くから常緑植物を神聖視する文化があり、ツバキも昔から神社や寺に植えられたり、邪気を払う木として家に植えられていた。江戸時代には「首が落ちるように散るから不吉」と言われていたこともある。これは町民の間でツバキを愉しむ文化が広がっているのを危惧した武家の人間が、ツバキに関する不吉な噂を流したとされる。現代でもツバキは落馬を連想させるため、馬の名前に使用するのは避けられている。
控えめな優しさなど「控えめ」という言葉がつくツバキの花言葉は、ツバキの花に香りがないことが由来だとされる。ツバキの花言葉には「罪を犯す女」という怖いものがある。この花言葉はオペラ作品「椿姫」が元になったといわれている。また、ツバキは色別の花言葉がある。赤いツバキの花言葉は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」。白いツバキの花言葉は「完全なる美しさ」「市場の愛らしさ」。ピンクのツバキの花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」だ。
●ツバキの花言葉
・控えめな優しさ
・誇り
・控えめな美
・罪を犯す女
#セツブンソウ
セツブンソウは、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草だ。2〜3月頃が開花時期で、直径2cm程度の白い小さな花が咲く。白い花びらと黄色の蜜腺、淡い紫色のおしべのコントラストが鮮やかな花。セツブンソウという和名は、この花が節分の時期に咲くことからきている。「春を告げる花」「春のプリンセス」といった呼び名もある。セツブンソウは日本が原産の山野草。セツブンソウが地上に顔を出すのは3ヵ月ほどで、晩春に地上に出ている部分が枯れた後は球根状態で秋まで休眠する。
セツブンソウといえば白い花をイメージする人が多いと思うが、中には黄色い花を咲かせる品種もある。セツブンソウは耐寒性のある植物だが、夏の暑さには弱いという特徴がある。自宅で育てる場合は、半日影の涼しい場所で育てることが重要だ。また、通気性が良く水はけが良い環境で育てるのが良いといわれている。セツブンソウは石灰質の土壌を好むため、関東地方以西の太平洋側にたくさん自生している。
●セツブンソウの花言葉
・微笑み
・光輝
・人間嫌い
#ヒイラギ
ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の常緑高木だ。ヒイラギは晩秋から初冬にかけて花が咲くことから、「木」と「冬」の漢字を組み合わせて「ヒイラギ(柊)」となったとされる。葉の形がのこぎりの歯のようにギザギザしているのが特徴。葉は濃い緑色で光沢があり肉厚だ。ヒイラギの原産地は日本や中国で、山野に自生していたり公園や庭園で植栽されている。耐寒性があり丈夫な樹木のため、ある程度寒い地域でも育てることが可能だ。しかし冬の寒風をきらうので、庭で育てる場合はそのような場所を避けるのが無難だ。
ヒイラギはキンモクセイと同じ仲間で、キンモクセイの花を白くしたような花を咲かせる。また、花の香りも僅かながらキンモクセイに似ているとされる。キンモクセイのように香りは強くなく、花に顔を近づけたら確認できる程度の香り。花が咲いた後は、その翌年の初夏に黒に近い紫色の実をつける。なお、クリスマスの頃に赤い実をつける植物は西洋ヒイラギで、植物分類的にはヒイラギとは違うもの。ヒイラギはモクセイ科だが、西洋ヒイラギはモチノキ科に属する。
●柊の花言葉
・用心深さ
・先見の明
- 2月3日の誕生花のページへのリンク