2月5日の誕生花
2月5日の誕生花一覧
2月5日の誕生花には「ボケ」「オキナグサ」「サクラソウ」がある。真冬の寒さがピークを迎えている一方で、2月5日ごろには少しずつ春の訪れが見えてくる。この時期に咲く花は、鮮やかな色のものが多い。さらに、冬の寒さにも耐えられるほどの生命力を持っているのが特徴だ。そのため、室内や室外を問わず、栽培しやすい花が少なくない。観賞用として、気軽に育てられる誕生花を見つけられるだろう。なお、冬の花は暖かい季節に比べると小ぶりになりがちだ。そのせいか、花言葉についてもいじらしく、つつましい内容が目立つ。
2月5日の誕生花について花言葉を解説
ここからは、2月5日の誕生花について花言葉を解説していく。#ボケ
バラ科ボケ属に分類されるボケは、2月5日の誕生花だ。ボケはもともと果実がウリに似ているので「木瓜」と書いて「もけ」と呼ばれていた。それがなまって「ボケ」になったとの説が有力である。ボケの花は春の少し前に咲くのが特徴で、淡いピンク色をしている。ただし、真っ白な花やまだらなピンクの花を咲かせる種類も少なくない。ボケは庭園樹の代表格であり、昔から日本人の心を和ませてきた。
●ボケの花言葉
・平凡
・早熟
・先駆者
花言葉にしては珍しく、ボケの花言葉には批判的な内容が多い。これは、ボケが小さな庭園に似合う花とされているからである。つまり、「大きな舞台ではなく、小さな舞台こそ似合う」という意味で「平凡」とつけられた。一方で、ボケは葉が茂るよりも早く、花を満開にさせる珍しい植物でもある。こうした習性にちなみ、「早熟」や「先駆者」といった花言葉が生まれたと考えられる。
#オキナグサ
キンポウゲ科オキナグサ属に分類されるオキナグサは真冬に花を咲かせる植物だ。果実には白い綿毛がびっしりと生えており、老人の頭部に見えることから「翁草(オキナグサ)」と名付けられた。なお、オキナグサは有毒植物である。体内から分泌される汁は、人間の肌にかかれば炎症を招く。食べた場合、腹痛や心停止を引き起こす。その花びらは下向きに咲くのが特徴だ。花の重みで垂れている姿が、背中の曲がった老人に見えるのも名前の由来である。
●オキナグサの花言葉
・清純な心
・告げられぬ恋
・何も求めない
・裏切りの恋
うつむき加減になっているオキナグサの姿は、恋心に重ねられてきた。こうした昔の人々の感性は、オキナグサの花言葉に表されている。「清純な心」「告げられぬ恋」「何も求めない」などは、オキナグサをつつましい女性に例えた花言葉だといえるだろう。一方で、「裏切りの恋」はオキナグサの習性からつけられた花言葉だ。オキナグサは最初、うつむくようにして花を咲かせている。しかし、盛りを過ぎた花は上向きになっていく。この変化が、移ろう恋心に重ねられたのだ。
#サクラソウ
高原に咲くサクラソウはサクラソウ科サクラソウ属に分類されている。園芸植物として人気で、江戸時代から武士の間で栽培されていたとの説もある。武士という階級がなくなった明治時代に人気は急落するも、やがて庶民に魅力が広まっていった。その名前は、サクラに色も形も似ている花びらからつけられた。暑さに弱い一方で、寒さには比較的強い性質を持つ。そのため、栽培するには冬が適している花だとされてきた。花の色には白、ピンク、赤などがある。
●サクラソウの花言葉
・初恋
・憧れ
・純潔
小さく、愛らしいサクラソウの花言葉は、そのイメージに呼応している。女性の初々しい恋心や、片思いの相手を見守る気持ちが花言葉では表現されてきた。「純潔」という花言葉も、小さくて淡い花を持つ植物につけられる傾向が顕著だ。さらに、サクラソウの花びらはよく見ると、ハートの形に似ている。この点からも、サクラソウの花言葉は恋と関連付けられてきた。
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