プリムラ・ポリアンサとは? わかりやすく解説

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プリムラ‐ポリアンサ【(ラテン)Primula polyantha】

読み方:ぷりむらぽりあんさ

サクラソウ科サクラソウ属園芸植物ヨーロッパ野生種交配によって改良され種類花色はさまざまで、八重咲きのものもある。


プリムラ・ポリアンサ (九輪桜)

Primula polyantha

Primula polyantha

Primula polyantha

Primula polyantha

Primula polyantha

ヨーロッパからアジア分布するウェリス種(P. veris)とエラチオール種(P. elatior)それにウルガリス種(P. vulgaris)の種間交雑種と考えられています。高さは30センチほどになり、卵状楕円形の根生ます。ほとんど花茎伸びない品種あります11月から5月ごろ、花茎先の散形花序色とりどりの花を咲かせます赤色ピンク白色黄色紫色などと多彩です。耐寒性がある反面わが国での夏越えは難しく一年草扱いになってます。
サクラソウ科サクラソウ属多年草で、学名Primula polyantha。英名は Polyanthus primrose, English primrose

プリムラ

(プリムラ・ポリアンサ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 15:55 UTC 版)

プリムラ

プリムラ (Primula)

  • サクラソウ科サクラソウ属の園芸植物で、日本では生産園芸、観賞園芸の園芸ジャンルにより、包括する範囲が多少異なる。主にヨーロッパで品種改良されたものが多い。この意味での「プリムラ」が多く、本記事で説明する。
    • このプリムラの他に、サクラソウ属に属する園芸植物として、日本の古典園芸植物である日本桜草(にほんさくらそう、植物学上の和名サクラソウ)がある。
  • サクラソウ属のラテン名Primula(本来の意味)。
  • プリムラ (小惑星)

品種

プリムラとは、ヨーロッパアジアに自生するサクラソウ属 (Primula) の原種やその変種品種、またそれらを交配して作られた品種群である。主要なものを以下に記載する。

プリムラ・ポリアンサ (P. polyantha)
ヨーロッパ原産でクリンザクラともいう。イギリス産の野生植物から園芸化されたものとしてほとんど唯一のもので、17世紀にはすでにいくつもの品種があり、19世紀はじめには「ゴールドレースド・ポリアンサス」が生まれフローリスツ・フラワーの一つとなった[要出典]。これは鉢植え、展示会用だが、19世紀後半から庭園用の系統が育種され、20世紀、第二次大戦後にはアメリカで巨大輪の「パシフィック系」が生まれ、そこから更に多くの系統が生まれて、花壇用営利種として広く流通している。趣味家、マニア向けにはバーンヘヴンの「カウチン系」、ダブル・プリムローズなどがある。以前の品種は花茎が高く伸びる傾向にあったが、近年の品種は多くが花茎を殆ど伸ばさず下記ジュリアンとの見た目の差が付きにくくなっているが花の大きさで両者を区別できる。
プリムラ・ジュリアン (P. × juliana)
プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリエ (P. juriae) との交配種。草野総一作出。1972年(昭和47年)に坂田種苗(現:サカタのタネ)より発売。また、プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリアンをあわせてプリムラ・プルホニケンシス・ハイブリッド (P. pruhonicensis hybrids) とすることもある。園芸店などでは上記ポリアンサと合わせてポリアン・ジュリアンなどとも呼ばれている。
プリムラ・マラコイデス (P. malacoides)
中国雲南省原産でケショウザクラ、オトメザクラともいう[1]
プリムラ・オブコニカ (P. obconica)
中国湖北省原産でトキワザクラともいう[1]

以上は、生産園芸でいう「プリムラ」である[独自研究?][要出典]。このほか、観賞園芸の世界では次の種なども知られている。

プリムラ・アリオニイ (P. allionii)
ヨーロッパアルプス南部に自生する小型の種。多くの品種があり、ヨーロッパの山草園芸界で現在もっとも人気が高い。
プリムラ・マルギナタ (P. marginata)
上種に近いところに分布する。藤色が中心で葉に鋸歯があり、縁に白い粉が着く美しい種で、アリオニイとの種間雑種もある。
プリムラ・アウリクラ (P. auricula)
白い粉に覆われた葉に、明るい黄色い花を咲かせる。ヨーロッパの山岳に広く分布。オーリキュラの原種の1つ。和名アツバサクラソウ。
プリムラ・アルピコラ (P. alpicola)
ヒマラヤから中国雲南省にかけて自生する種。ロックガーデン等で栽培される。
プリムラ・プルウェルレンタ (P. pulverulenta)
日本に自生するクリンソウの近縁種。中国産。
プリムラ・デンティクラタ (P. denticulata)
ヒマラヤに産する、花が手まり状に集まって咲く種。日本でも比較的ポピュラー。
プリムラ・ロセア (P. rosea)
ヒマラヤ産。バラ色の花を咲かせるやや小型の種。
プリムラ・ファリノサ (P. farinosa)
ヨーロッパ産。日本のユキワリコザクラに近縁。
プリムラ・ブルガリス (P. vulgaris)
西及び南西ヨーロッパ産で、英名で「English primrose」と言われるぐらいイギリスで親しまれている。別名プリムローズ、イチゲサクラソウ、イチゲコザクラ[2][3][4]

園芸上、日本にも自生し江戸時代以降育種されているサクラソウ (P. sieboldii) は 古典園芸植物として[要出典]別に取り扱われ、普通はプリムラとは言わないことが多い[5]

花言葉

「青春の恋」「青春の始まりと悲しみ」「あなたなしでは生きられない(英国)」[6]

色別の花言葉

  • 赤:「美の秘密」「後援のない功績」[6]
  • 紫:「信頼」[6]

品種別の花言葉

  • プリムラ・ジュリアン:「青春の喜びと悲しみ」[6]
  • プリムラ・マラコイデス:「運命を切り開く」「気取らない愛」「素朴」[6]
  • プリムラ・ポリアンサ:「富の誇り」「無言の愛」[6]
  • プリムラ・オブコニカ:「しとやかな人」「青春の美しさ」[6]
  • プリムラ・シネンシス:「永遠の愛情」[6]

脚注

出典

  1. ^ a b プリムラとは? 意味や使い方”. コトバンク. 改訂新版 世界大百科事典. DIGITALIO. 2025年3月12日閲覧。
  2. ^ 11 P.vulgaris(ウルガリス)”. 農林水産・食品産業技術振興協会. 2025年3月12日閲覧。
  3. ^ プリムローズ”. 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園. 東邦大学. 2025年3月13日閲覧。
  4. ^ プリムローズ - 植物図鑑 - エバーグリーン”. love-evergreen.com. 2025年3月13日閲覧。
  5. ^ プリムラとは? 意味や使い方”. コトバンク. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. DIGITALIO. 2025年3月13日閲覧。 “サクラソウ科サクラソウ属の属名であるが,日本の園芸界では通常外国産の同属の種類をプリムラと呼んでいる。”
  6. ^ a b c d e f g h 【プリムラの花言葉】色や種類で意味が違う?プレゼントにおすすめはどれ?”. greensnap.co.jp. 2025年3月13日閲覧。

プリムラ・ポリアンサ (P. polyantha)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 23:50 UTC 版)

プリムラ」の記事における「プリムラ・ポリアンサ (P. polyantha)」の解説

ヨーロッパ原産でクリンザクラともいう。イギリス産の野生植物から園芸化されたものとしてほとんど唯一のもので、17世紀にはすでにいくつも品種があり、19世紀はじめには「ゴールドレースド・ポリアンサス」が生まれ@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}フローリスツ・フラワー一つとなった[要出典]。これは鉢植え展示会用だが、19世紀後半から庭園用の系統育種され20世紀第二次大戦後にはアメリカで巨大輪の「パシフィック系」が生まれ、そこから更に多く系統生まれて花壇営利種として広く流通している。趣味家、マニア向けにはバーンヘヴンの「カウチン系」、ダブル・プリムローズなどがある。以前品種花茎高く伸びる傾向にあったが、近年品種多く花茎を殆ど伸ばさず下記ジュリアンとの見た目の差が付きにくくなっているが花の大きさ両者区別できる

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