亜種・近縁種とは? わかりやすく解説

亜種・近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 05:01 UTC 版)

コベソマイマイ」の記事における「亜種・近縁種」の解説

コベソマイマイ個体群ごとの殻の大小や臍孔の閉じ具合などに変異があることが知られている。特に島嶼産する離島産するものでは小型になるものがあり、そのうちいくつかは以下のような亜種名付けられており、これらをすべて亜種として区別する図鑑などもあるが、フカシマコベソマイマイ以外はコベソマイマイシノニムとみなすのが一般的 コベソマイマイ Satsuma myomphala myomphala (Martens, 1865)基亜種関東西部以西本州山陰地方を除く)、四国九州、および周辺島嶼分布する関東では非常に少ないが、近畿以西では比較普通に見られる。 フカシマコベソマイマイ(深島小臍蝸牛S. myomphala fukashimana Azuma, 1972非常に小型で殻径25mmほど。殻の光沢がやや強く色帯黒くて幅広い生殖器の陰茎付属肢相対的に非常に長いことから亜種として区別される大分県深島宮崎県小島分布する環境省レッドリスト2007年準絶滅危惧NT)。 Syn. オキノシマコベソマイマイ(沖の島小臍蝸牛S. m. okinoshimana (Pilsbry et Hirase, 1904)殻径30mmほどで基亜種よりやや小形で、貝殻扁平色帯の幅も広いとされる高知県沖の島分布するが、一般的には亜種として区別されないSyn. アナアキコベソマイマイ(穴開小臍蝸牛S. m. minor Gude, 1900殻径20mmほどで基亜種より小形貝殻周縁僅かに角があり、臍孔が半開する。和名「アナアキ」はこの臍孔に因む。はタイプ産地は「Awaji」(淡路島)で、淡路島小豆島分布するものがこの名で呼ばれたことがあるが、生殖器などに大きな違いがないことから一般的には区別されずにコベソマイマイとして扱われるかつてはJapan」という産地のみで記載されHelix (Camaena) lewisii Smith, 1878がこれらの個体群一致するとして S. m. lewisii という亜種名呼ばれたこともあるが、 1986年タイプ標本写真示され、この lewisi は奄美大島などに分布するオオシママイマイ、もしくは沖縄シュリマイマイであることが判明し淡路島などの個体群敢えて区別する場合には上記minor使用される

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亜種・近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 22:20 UTC 版)

タカサゴイチビ」の記事における「亜種・近縁種」の解説

イチビ タカサゴイチビ 蒴果分室の数は平均的にタカサゴイチビの方が多い。 亜種 タイワンイチビ(Abutilon indicum subsp. guineense) - 世界中熱帯分布日本では奄美群島以南小笠原諸島帰化し基準亜種タカサゴイチビよりよく見られるサキシマイチビAbutilon indicum subsp. albescens) - 宮古列島八重山列島台湾フィリピンインドネシアメラネシアオーストラリア分布近縁種 イチビAbutilon theophrasti) - 同じく繊維植物として古くから栽培されてきた同属種タカサゴイチビとの識別は、イチビ一年草なのに対しタカサゴイチビ多年草基部木化する点や、蒴果分室の数がイチビ1216程度なのに対しタカサゴイチビ1522個と多い点などが目安となる。

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亜種・近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 15:22 UTC 版)

キバナノクリンザクラ」の記事における「亜種・近縁種」の解説

亜種 Primula veris subsp. macrocalyx - 基本種比べて丸み帯びたに、毛の生えた大きな萼片大きめの花を持つ。 Primula veris subsp. columnae - 卵形で、裏に白い毛が生える。南ヨーロッパトルコ東北部山岳地帯自生する近縁種 イチゲサクラソウ(英語版)(Primula vulgaris) - 別名イチゲコザクラ。英名プリムローズprimrose)・イングリッシュプリムローズ。ヨーロッパでカウスリップ並んで春を告げるサクラソウ属として知られるカウスリップ同様に食用花ハーブとして用いられるまた、エリザベス朝時代カウスリップとの交配によって、プリムラ品種改良起源ともなった。 セイタカサクラソウ(英語版)(Primula elatior) - 英名オクスリップ(oxlip)。同じくヨーロッパ普通に見られるサクラソウ属一種外見カウスリップ似ているが、カウスリップ花序全周につくのに対し、オクスリップの花序一方向集中するという点で区別できる(右写真参照)。カウスリップとの間に自然交雑種生じことがある。 クリンザクラ(Primula × polyantha) - プリムラ・ポリアンサポリアンサス、ポリアンタ等の名称で販売される園芸品種カウスリッププリムローズ、オクスリップ等の複数の種の交雑によって生み出された種である。

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亜種・近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 14:09 UTC 版)

オオギセル」の記事における「亜種・近縁種」の解説

オオギセル属 Megalophaedusa は本州四国3種類のみが分類される。またオオギセルには地方形があり合計3亜種分類されるオオギセル Megalophaedusa martensi martensi (Martens,1860)オオマルテンギセル M. m. reiniana (Kobelt,1875) - オオギセル亜種殻口唇縁が淡紅色滋賀三重愛知分布 クリイロマルテンギセル M. m. tinctilabris (Pilsbry,1902) - オオギセル亜種殻皮栗色紀伊半島南部分布 ミツクリギセル M. mitsukurii (Pilsbry,1902) - 殻長35mm9階でやや小形紀伊半島南部分布。名前は箕作佳吉への献名である。環境省レッドリスト2007年絶滅危惧II類(VU) オオボケギセル M. concrescens (Pilsbry,1902) - 殻長35mm光沢のある黄褐色四国山地分布。和名は大歩危由来する

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