キバナキョウチクトウ属とは? わかりやすく解説

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キバナキョウチクトウ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/28 04:44 UTC 版)

キバナキョウチクトウ属
キバナキョウチクトウ(Thevetia peruviana
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
: キバナキョウチクトウ属 Thevetia
  • 本文参照
Thevetia peruviana

キバナキョウチクトウ属(学名:Thevetia)はキョウチクトウ科の属の一つで、メキシコからパラグアイの熱帯から亜熱帯にかけて10種あまりが分布しており、低木または小高木である。テベティア属とも言う。

観賞植物としての利用価値のあるものは3,4種あるが、日本で見かけるのは、キバナキョウチクトウ(T. peruviana)だけなので、以下ではこれについて説明する。なお、キョウチクトウ属キョウチクトウNerium oleander)に淡黄色の花を咲かせる品種があるが、別の植物である。

キバナキョウチクトウ

ペルーに分布する樹高4m位の低木。半耐寒性で、東京や大阪では鉢植えにして冬は室内で栽培する必要がある。落葉樹だが、一般の樹木が芽吹く春先に落葉し、6月頃に新芽が出る。葉は互生し披針形で、明るい黄緑色をしており光沢がある。開花期が長く、7月から10月初め頃まで咲き、花は直径4cmくらい、花弁は5枚螺旋状につき、黄色またはオレンジ色で開いても半開きのまま。プリムラ・ポリアンサに似た香りがある。果実は石果とよばれる3cmくらいの菱形のもので、中にタネが2個入っている。

栽培

挿し木や接ぎ木はできないので、実生から栽培する。種まきは取り播きが一番良いようで、こぼれ種がよく生える。イギリスやフランスでタネが売られており、インターネットで入手できるので、冬のうちに入手し、地面に播いて1cmくらい覆土しておくと、5月頃に発芽する。生えてきたら、6寸以上の鉢に定植するか、日当たりと排水がよく、冬の北風が当たらないところに定植する。

メキシコキョウチクトウ

メキシコキョウチクトウ

学名 T. thevitioides。メキシコ原産の常緑低木。鮮やかなレモン・イエローの花を付ける。キバナキョウチクトウとは異なり、花は大きく広がる。

毒性

キョウチクトウ同様の強心配糖体(オレアンドリンなど)を含み劇毒となる。中毒症状など詳細はキョウチクトウ#毒性を参照。





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