類似した設定を持つ作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/17 07:11 UTC 版)
「戦国自衛隊」の記事における「類似した設定を持つ作品」の解説
『戦国自衛隊』の発表後、似た世界観や設定を持つ架空戦記の小説や漫画が多く刊行された。 スーパー戦国記 中島徳博の漫画。1976年、『月刊少年ジャンプ』に連載された。 ジェット機に乗っていた高校生3人がジェット機ごと戦国時代にタイムスリップ。そこでは先にタイムスリップしていたアメリカ兵が今川義元に味方し、桶狭間の戦いで織田信長を殺害していた。高校生3人は、信長、豊臣秀吉、徳川家康の役割を担うことになってゆく。 地球から来た傭兵たち ジェリー・パーネルの小説。1979年、アメリカ。 アンゴラ内戦に参加し、キューバ軍に追い詰められたアメリカ人の傭兵たちが異星人に救われ、ローマ帝国や中世騎士道文化、ギリシア都市国家やスコットランド高地人が混在する中世レベルの文明の惑星に連行され、ある仕事を強要される。 「補給に限りがある現代兵器の使用をなるべく避け、先進的な戦術を用いて敵を撃破する」という点で小説『戦国自衛隊』に近い。 ファイナル・カウントダウン 1980年のアメリカ映画。 アメリカ海軍の空母「ニミッツ」が第二次世界大戦中にタイムスリップし、 F-14 とゼロ戦が戦う。 タイムパラドックスをどう防ぐか試行錯誤する点で、『戦国自衛隊1549』に近い。 前年に公開された映画『戦国自衛隊』は『ファイナル・カウントダウン』の盗作ではないかとも言われたが、その原作の小説がさらに以前に発表されていたため、大きな問題とはならずに終息した。この件については、劇画版『戦国自衛隊』のコンビニコミック版単行本(下巻)のあとがきでも触れられている。 異聞・ミッドウェー海戦―タイムパトロール極秘ファイル 豊田有恒の短編小説集。表題作『異聞・ミッドウェー海戦』(1987年)は、歴史改変を目論む未来人によって海上自衛隊の護衛艦くらまが、ミッドウェー海戦の最中にタイムスリップするというもの。現代の軍艦が第二次世界大戦にタイムスリップする、歴史改変はならずに元の時代へ戻されるという点で、『ファイナル・カウントダウン』と設定が酷似している。 大逆説!PKO軍、関ヶ原合戦に突入す 志茂田景樹の小説。1992年。 自衛隊がカンボジアのPKO活動への派遣中、関ヶ原合戦直前にタイムスリップ。自衛隊員は佐々木小次郎らを配下にし、生き残りを賭けて戦い抜いていく。 戦国の長嶋巨人軍 志茂田景樹の小説。1995年。 精神鍛錬の一環として陸上自衛隊で訓練を行っていた長嶋巨人軍が戦国にタイムスリップし、織田信長と共闘する。日高建男により『戦国の長縞GB軍』として漫画化されている(『コミック乱』連載、2013年)。 ジパング かわぐちかいじの漫画。2000年から連載開始。 海上自衛隊のイージス艦が第二次世界大戦中にタイムスリップする。 歴史を意図的に変えようとする点で、『ファイナル・カウントダウン』よりは旧『戦国自衛隊』に近い。 天軍 2005年の韓国映画。 韓国軍・朝鮮人民軍の兵士が、李舜臣が存在する時代にタイムスリップ。両軍は李舜臣を守りながら、現代に帰る方法を探す。 超空自衛隊 富永浩史によって書かれた架空戦記・SF小説のシリーズ。自衛隊・災害派遣部隊がタイムスリップに巻き込まれたことによる、第二次世界大戦中での日本軍との共闘を中心に描いている。
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