類似した食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 00:16 UTC 版)
ハンバーグと類似した料理として、ハンバーグよりはるかに歴史が古いミートローフが挙げられる。ミートローフは多くの国や地域で数多くのバリエーションが存在しているが、現代に普及している一般的な生地は、挽肉、タマネギなどの野菜のみじん切り、香辛料の他に卵、小麦、トウモロコシ粉などつなぎを使用するため、ハンバーグの生地は基本的にミートローフと同じであると言える。ミートローフはヨーロッパ起源で、4世紀から5世紀にまとめられたローマの料理書『アピシウス』にも記されている。この点では、ハンバーグの歴史に関して本項のなかで後述されているように、後の時代にミートローフという料理名で普及した料理はヨーロッパにおいて、13世紀のタルタルステーキ以前から普及してきた古い歴史を持つ可能性が考えられる。 アメリカでは主婦向けの総合情報サイト『Good Housekeeping』で2007年度の人気料理7位になるなど、ミートローフは非常に庶民的で人気が高い料理である。日本ほど食肉が高くないアメリカでミートローフがポピュラーになったのは、1930年代の大恐慌が契機であり、より安価な食肉の料理方法として普及した。 また、英語で言うところのソールズベリー・ステーキ(英: Salisbury steak)もハンバーグによく似ているが、ソールズベリー・ステーキはソースの味や使用する肉の種類、タマネギその他の野菜やつなぎなどを多く入れて柔らかく仕上げる点などがハンバーグと異なるため、似て非なる味や食感になっている。 ひき肉を丸めて焼いたり煮たりするミートボール調の料理は世界中に存在し、現代においてその生地は基本的にハンバーグと同じであることが多い。
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