非自動絞り・非完全連動のレンズ
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「ニコンFマウントレンズの一覧」の記事における「非自動絞り・非完全連動のレンズ」の解説
ここに分類されるレンズはすべて非Ai。ミラーアップしてボディーに取り付けるタイプはミラーアップできないボディーには使用できない。 Fisheye Nikkor 6mm F5.6 (1969年5月発売) - 6群9枚。フィルターはL1A、Y48、Y52、O57、R60、X0の6種内蔵。ミラーアップしてボディーに取り付け、ファインダーDF-1にて撮影する。手動絞り。松木敬二設計。 Fisheye Nikkor 7.5mm F5.6 (1966年6月発売) - 6群9枚。アタッチメントはφ79mmP=0.75ねじ込み、フィルターは6種内蔵。ミラーアップしてボディーに取り付け、ファインダーDF-1にて撮影する。手動絞り。Fisheye Nikkor 8mm F8の後継。 Fisheye Nikkor 8mm F8 (1962年7月発売) - 5群9枚。最短撮影距離0.3m。フィルターは6種内蔵。ミラーアップしてボディーに取り付け撮影する。手動絞り。 OP Fisheye Nikkor 10mm F5.6 (1968年発売) - レンズ第一面が精研削非球面の6群9枚。アタッチメントはφ79mmP=0.75ねじ込み、フィルターはL1A、Y48、Y52、O57、R60、X0の6種内蔵。ミラーアップしてボディーに取り付け、ファインダーDF-1にて撮影する。一般的な等距離射影方式よりディストーションが強い正射影方式魚眼レンズを世界で初めて実現するため、一眼レフカメラ用として世界初となる精研削非球面レンズを採用した。手動絞り。松木敬二設計。OPは正射影方式 (Orthographic Projection ) の意。 Nikkor-O 2.1cm F4 (1959年11月または12月発売) - 脇本善司 (1924〜1996年) がニコンSマウント用に設計した光学系をFマウント用に流用した。ミラーアップしてボディーに取り付けアクセサリーシューに取り付ける専用ファインダーにて撮影する。ニコンF3以降のボディには、ボディ側に取り付け用の突起部がないので取り付けできない。対称型の4群8枚。最短撮影距離0.9m。アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。手動絞り。 Micro-Nikkor 5.5cm F3.5 (1961年8月発売) - ニコンFマウント最初のマイクロニッコール。ダブルヘリコイドによりレンズ単体で等倍までの撮影が可能。最短撮影距離0.214m。アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。プリセット絞り。脇本善司設計。 Nikkor-T 10.5cm F4 (1960年7月発売) - ニコンSマウント用に脇本善司が設計した光学系をFマウント用に流用した。3群3枚。アタッチメントはφ34.5mmP=0.5ねじ込み。プリセット絞り。「マウンテンニッコール」と俗称される。 Nikkor-P 105mm F4 (1970年1月発売) - ヘリアー型3群5枚。アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。12枚羽根多角形のプリセット絞り。ベローズ用。プリセット環は1/3段ごとにクリックストップあり。ニコン・Sマウント用のNikkor-Q 135mm F4の後継レンズとして、より高解像力であり、ベローズPB-3で等倍撮影できる焦点距離を選択し世に出されたもの。前期型と後期型があり、前期型はレンズを囲むようにレンズ名が刻印されているが、硝子越しの撮影時に刻印が写り込むのを防ぐため後期型は刻印が鏡筒周囲に施され、コーティングも若干変わった。 Nikkor-Q 13.5cm F3.5 (1950年3月発売) - 3群4枚。最短撮影距離1.2m。アタッチメントはφ43mmP=0.5ねじ込み。ニコンSマウント仕様、ライカマウント仕様、エクサクタマウント仕様のレンズは、レンズ本体をヘリコイドから外して「フォーカシングアダプター」に取り付けるとニコンFマウントレンズとして使用できた。 Nikkor-Q 13.5cm F4 (1968年6月発売) - テッサー型3群4枚。アタッチメントはφ43mmP=0.5ねじ込み。完全円形18枚プリセット絞り。ベローズ用。元はニコンSマウント+ベローズI型用との共用でありN-FリングまたはBR-1リングを介して使用していた製品をニコンFマウント専用に変更した。純正ステップアップリングが装着されアタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込みに変更されているものもある。 300mm T2.2「ニコン産業用・特殊用レンズの一覧」を参照 Nikkor-H 300mm F2.8 (1971年1月報道向け限定発売) - 札幌オリンピックに合わせて開発された。自社製EDガラスの開発が間に合わず、初期型はショットから輸入した特殊低分散ガラスを1枚目と3枚目に使用した5群6枚。18枚羽根による手動絞り。後期型はマルチコーティングされ、EDガラスに切り替えられた。清水義之設計。 Zoom Nikkor ED 180-600mm F8 (1976年2月発売) - EDレンズ2枚を含む11群18枚。最短撮影距離2.5m。アタッチメントはφ95mmP=1ねじ込み。ニューニッコール時代に発売され、後にAi-S化された。 Zoom Nikkor ED 360-1200mm F11 (1976年2月発売) - EDレンズ2枚を含む12群20枚。最短撮影距離6m。アタッチメントはφ12mm P=1ねじ込み。ニューニッコール時代に発売され、後にAi-S化された。中村荘一設計。 AMUSING LENSES ニコンおもしろレンズ工房 (1995年12月発売) - 交換レンズの面白さを広く知って貰うために企画されたレンズセット。20mmF8の対角魚眼レンズ「ぎょぎょっと20」、接写レンズ120mmF4.5マクロ・軟焦点レンズ90mmF4.8ソフト組替の「ぐぐっとマクロ・ふわっとソフト」、400mmF8「どどっと400」の3本セット。作りは簡素で絞りがない。「ぎょぎょっと20」は2群3枚、1.6mにピント固定され1mからのパンフォーカス、アタッチメントなし。「ぐぐっとマクロ」は2群3枚、最短撮影距離約0.64m、アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。「ふわっとソフト」は1群2枚、最短撮影距離約0.4m、アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。「どどっと400」は2群4枚、最短撮影距離約4.5m、アタッチメントはφ52mm P=0.75ねじ込み。 「Fun・Fun・LensSet Nikon おもしろレンズ工房」 (2000年9月1日発売) - AMUSING LENSES ニコンおもしろレンズ工房を一部改良して再発売したもの。2003年6月製造中止された。
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