阿南一家
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「少年アシベの登場人物」の記事における「阿南一家」の解説
阿南 スガオ(あなん スガオ) 声 - 鈴木みえ(少年アシベ)→高乃麗(少年アシベ2)/ 東山奈央 アシベの親友。無口無表情かつ怖い目つきのせいで強面だが、実際は泣き虫(『GO! GO! ゴマちゃん』では「シクシク…」と声を立てて泣く)。嬉しいときには、ピースサインをする癖がある。特技は手先の器用さとアシベに伝授したこともある「博愛固め」という暴漢撃退術。しかし、壊滅的な美的センスの持ち主で、気持ち悪い花やお面をチットちゃんにプレゼントしようとして怒られ、ママに落胆されている。 アシベが転校したことから離れ離れになった後、寂しい日々を送り、スガオのママに作ってもらったアシベ人形を片時も放さないほど、アシベを恋しがっていた。 その後、父親の転勤のためにネパール(アスニクル)に転居し、今度はフランス領の孤島であるコラコラ島(架空)に転居することになるが、終盤で日本に帰国し、アシベと同じ町で暮らせるようになった。『少年アシベ』最終回最終コマは2人が再会する一瞬前のショットとなっており、結局この2人は全話を通じて平行描写され続けた。 『COMAGOMA』ではアシベの通う小学校へ転入し同じクラスとなり、泣き虫の部分は外国生活により改善され、ワイルドになった。『GO! GO! ゴマちゃん』では、アシベたちとは違う隣町の小学校に通い、加藤マコトとはクラスメート。 『青少年アシベ』では高校一年生となり、変わらずアシベの一番の親友。一貫して無口無表情であった原作とは異なり、台詞も喜怒哀楽も豊かになっている。ネパールに住むチットと遠距離恋愛をしており、渡航の資金を貯めるためネパール料理店でアルバイトをしている。180cmに迫る長身とツリ目も健在なものの、基本的に誰に対しても優しく、家族想い。 阿南 英雄(あなん ひでお) 声 - 小野健一 / 遊佐浩二 スガオの父。顔つきは息子にそっくり。転勤(主として海外)を言い渡されることが多く、家族を振り回す。方向音痴で、ネパール(アスニクル)にいた頃は散歩中によく遭難していた。飲酒するとまっすぐ帰れるようになる特異体質を持っており、妻から「遅くなる時はお酒を飲んでこい」と言われるほど。のんきな性格だが、現地スタッフからの評判は良い。 なお、一度だけだが「転勤するのでもうすぐアシベ君に会える」とスガオを安心させるための嘘をついた。だが、信じ切った息子は3日以上も寝なかった上、嘘と知ったショックで1週間も寝込んでしまい、激怒した妻に制裁を食らった。 『青少年アシベ』4巻にて名前が判明。スガオのバイト先の店に入り浸っており、スガオのバイト代はほぼ飲食費に消えてしまう。 阿南 真由美(あなん まゆみ) 声 - 川村万梨阿、水谷優子 / 佐倉綾音 スガオの母。黄色いリボンを後ろ髪に結んでいる。 美人で優しい性格だが、転勤で家族を振り回す夫に対して、内心では不満を抱いている。しかも夫が「転勤するのでもうすぐアシベ君に会える」と嘘を言ったのを知るや激怒し、ビール瓶で殴りケガを負わせたこともある。ネパール(アスニクル)では居座ってしまった家庭教師とイエティに悩まされた。 『青少年アシベ』2巻にて名前が判明。 阿南 アミル(あなん アミル) 『青少年アシベ』にて初登場。原作ラストよりずっと後に産まれたスガオの妹。年齢不詳だが幼稚園児と思われる。面倒見のよいスガオを慕っている。 カルロス 『COMAGOMA』にて登場。元々はマコトの家で飼われていたがのちに阿南家で飼われる。おたまじゃくしのころから大きい巨大カエル。 ミケロット 『COMAGOMA』にて登場。阿南家で買われている猫。最初は普通の子猫だったが、冬を越した後の再登場で巨大な姿に。カルロスを従える。 家庭教師 / 多田 勘太(ただ かんた) 声 - 西川幾雄(少年アシベ)→中博史(少年アシベ2) / 岸尾だいすけ スガオの家庭教師にして修行僧。原作及びアニメ第1期・第2期では日本語が堪能なネパール人だが、その堪能さから「実は日本人ではないか?」と阿南夫妻には思われている。『GO! GO! ゴマちゃん』ではアスニクル人ではなく「多田 勘太」と言う日本人であり、日本のパスポートを所持していて、パスポート更新のため日本への一時帰国も行っている。いずれにおいてもネパール(アスニクル)語が分からず、学校の授業に付いていけないスガオのために両親が依頼したことで、スガオの家庭教師になる。 阿南家に居候するようになってからは、次第に厚かましい性格になり、食費も入れず、家事も手伝わずにいることから、疎まれるようになり、同様に居候しているイエティからも邪険に扱われる。本人も居候ぶりを恥じているところもあることや、それでもスガオに勉強を教え続けていることから、辛うじて阿南家に居候できているが、スガオの作品で商売をしようとしたこともあるため、性根はかなり図々しい。『GO! GO! ゴマちゃん』では、プリンが大好物になっている。 アニメ第1作ではスガオの両親がお見合いをセッティングしてくれたことがあるが、お見合いのために借りたスガオのパパのスーツに文句をつけたり、緊張から全くしゃべれなくなったために止むなく両親が「聖者をしている」とフォローを入れたが、あっさりと断られ、大泣きしながら壁に額を打ち付け、「お2人のせいですからね」と逆恨み全開の表情を浮かべた後、気絶している。 阿南家がコラコラ島に転居した際も同行したが、日本帰国の際は「知人の女性(ボラの姉)の水着姿が見たい」という理由で島に残留。『GO! GO! ゴマちゃん』では、アスニクル共和国に残留となったが、日本での阿南家での生活を諦めきれず、第119話・最終話(第120話)において、密航で来日。空腹に苦しみながらも阿南家を目指すが、お師匠様の手でアスニクルに連れ戻される。 『青少年アシベ』ではコラコラ島で暮らし続けている。現地で通訳をしている日本人女性と結婚することになり、阿南家の人々を招待した。 阿南 姿(あなん すがた) 『青少年アシベ』2巻にて初登場。スガオの祖父で英雄の父。82歳(初登場時)と高齢だが現役のスタントマン。妻の樹里には先立たれており、それを未だにひきずっている。一人称は「オイラ」。
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