関節技・固め技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 03:54 UTC 版)
「キン肉マンの技一覧」の記事における「関節技・固め技」の解説
アイアンクロー キン肉真弓の必殺技でフリッツ・フォン・エリック直伝と解説されている。指の力で相手の額を絞め上げる。「第21回超人オリンピック ザ・ビッグ・ファイト編」キン肉マンvsウォーズマンの前座試合で委員長に対して使用。ジャンプ・コミックスの「超人必殺技シリーズ」で取り扱われるが、単純な技なので図解説明は省略されている。 カナディアンバックブリーカー カナディアンマンの得意技。「第20回超人オリンピック編」のロビンマスク戦で初披露。実在する技。 カンガルー・クラッチ キン肉マンの技で「52の関節技」の一つ。「キン肉星王位争奪編」決勝の6人タッグマッチで、オメガマンの手で復活したプリンス・カメハメとの戦いで使用された。キン肉マンがカメハメに仕掛けたときは、覚えたてのため、仕掛けが甘かったらしい。 キャメルクラッチ ラーメンマンの代名詞的な必殺技。超人のパワーでかけられた際は相手の体を真っ二つにすることが可能で、ラーメンマンはこの技でブロッケンマンとモーターマンを惨殺(アニメでは、ブロッケンマンの背骨をヘシ折った後、伸ばしてラーメンにした)している。実在する技で、日本名は「らくだ固め」。『闘将!!拉麵男』でも「機矢滅留・苦落血」の当て字がなされ使用された。『II世』では「美来斗利偉・解腹折り」の別名が付いた。 キン肉壊体固め(キンにくかいたいがため) 「48の殺人技」の第13番(No.13)。劇中ではキン肉マンは使用しておらず、キン肉マンの技を学習した完璧超人、ピークア・ブーによって使用された。 キン肉スペシャル(キンにくスペシャル) キン肉マンの技で、アントニオ猪木の卍固めをさらに複雑にしたような形。初期にパンダマン(中身は素人)に対して使用した。 喧嘩スペシャル(クォーラルスペシャル / けんかスペシャル) ネプチューンマンが喧嘩男(ケンカマン)と名乗っていた頃から使っている必殺技。「夢の超人タッグ編」でケンダマンに対して初使用。ジャンプ・コミックスの「超人必殺技シリーズ」にて、「卍固め」を元に作ったと本人が解説している。背後から左足で相手の右腕と右脚をロック、両手で相手の左腕を取って手前に引き付ける。超人硬度10を誇るケンダマンを真っ二つにするほどの破壊力がある。 アニメ版では「けんかスペシャル」と読む。 グローバル・ブレーン・スピン プリンス・カメハメの「52の関節技」の一つ。体操競技のあん馬の要領で相手の頭上で回転し、相手が体力を消耗して倒れたところをボディプレスで攻撃する。「キン肉星王位争奪編」でジ・オメガマンに召喚されたプリンス・カメハメの「バック・フィリップ」への返し技としてキン肉マンが使用した。 ゴリー・エスペシャル プリンス・カメハメの必殺技で「52の関節技」の一つ、さらに「トリプル・ビーフ・ケーキ」の一つである。「キン肉星王位争奪編」決勝の6人タッグマッチでキン肉マンに対して使用。背中合わせに相手を背負った状態で両手首を掴んで固定し、脚は太ももにロック。その状態で何度も相手を揺すって痛めつける技。実在する「ゴリースペシャル」と同じ技。 使い手に柔軟で頑強な肉体を要求するため、使う者がほとんどいなくなった難技である。カメハメとの戦いの中、キン肉マンも使うようになった。 地獄卍固め(じごくまんじがため) キン肉マンの技で「52の関節技」の一つ。「キン肉星王位争奪編」決勝の6人タッグマッチでオメガマンに対して使用。「卍固め」の原型といわれている技である。 水芸・セントヘレンズ大噴火(みずげい・セントヘレンズだいふんか) アトランティスの必殺技。「七人の悪魔超人編」で対キン肉マン戦で使用。相手のネックハンギングツリーに捕らえ、額から相手の血を噴出させる。アニメでは体内の水分を噴出させる技に変更され、キン肉マンは技から抜け出した後、舞台となった不忍池の水を大量に飲むことで補った。 スカル・クラッシュ 悪魔将軍の必殺技。「黄金のマスク編」でバッファローマン戦で初使用。軟体超人である体を生かして、相手の頭を自分の体で絞めあげ、頭蓋骨を砕く技。 スピニング・トーホールド テリーマンの必殺技。「スピニング・トゥホールド」とも言う。「第20回超人オリンピック編」のスカイマン戦で初使用。後に「カーフブランディング」とともにテリーマンの代名詞的な技となる。実在する技で、テリーマンのモデルとなったテリー・ファンクらファンク一家の伝統技。 タワー・ブリッジ ロビンマスクの必殺技。第20回超人オリンピック対キン肉マン戦で初使用。アルゼンチンバックブリーカーに似ているが、相手を締め上げてギブアップを狙うのみならず、その背骨、又は身体を真っ二つに圧し折ることを目的とした技。バリエーションとしてその体勢のまま相手をマットやロープに叩きつける「逆タワーブリッジ」「ロープワーク・タワーブリッジ」もある。 超人絞殺刑(ちょうじんこうさつけい) キン肉マンの必殺技で「48の殺人技」の一つ。「夢の超人タッグ編」で対ヘル・ミッショネルズ戦でネプチューンマンに対して初使用。ロープを挟んで相手の背後から両手をつかみ、両足で相手の首を絞め落とす。自身の全体重がかかった絞め技で威力は高い。なお掛ける側の体勢がリング外を向いているバージョン(ネプチューンマン戦など)とリング内を向いているバージョン(ミスターVTR戦など)の2種類あるが、作中では特に区別はされず、両方ともこの名称で呼ばれる。この技でミスターVTRを撃破している。一方でロープの使用が前提となる技であり、サタンクロス戦ではロープを切断するという方法で技を外されている。 テキサスクローバーホールド テリーマンの必殺技で「テリー一族の至宝」と称される。「夢の超人タッグ編」のはぐれ悪魔超人コンビ戦のサンシャインに対して初使用。相手の足をクロスさせた変形サソリ固め。実在する技。 デビル・トムボーイ スプリングマンの必殺技。バネ状の体内に相手を捕捉してバネの力で相手を締め上げる。ウルフマンは、この技でバラバラにされた。完璧超人始祖編では相手を締め上げる技には螺旋解体搾りという別の名が付き、デビル・トムボーイはバネの螺旋の中に相手をとらえる技となっている。その上、バネの内側を刃物のように変形させるスプリングナイフという技を併用し威力を高めている。 パロ・スペシャル ウォーズマンの必殺技。「第21回超人オリンピック ザ・ビッグ・ファイト編」のキン肉マン戦で初使用。相手の背後に馬乗りになり、両足で相手の両足をロック、両手で相手の両手首をつかんで前方に力をかけて肩関節と胴を破壊する脱出不能の技。バッファローマンとネプチューンマンには、力ずくで破られてしまった。日本ではスタンド式波乗り固めと呼ばれることがある。実在したプロレスラー、ジャッキー・パロ(英語版)の技から着想されたが、実在の技とは掛け方が逆でリバース式となっており(このため、正調の物に対して「ウォーズマン式」の名で区別されている)、ケビンマスクの「OLAP」が正調のパロ・スペシャルとほぼ同型。 パワフル・ノーズ・ブリーカー マンモスマンの技。マンモスマンの鼻で相手をつかみ、そのまま相手の背中をシュミット式バックブリーカーの要領で自分の膝に振り下ろす技。「キン肉星王位争奪編」でペンチマンに対して初使用され、一撃で仕留めた。 ペンチ・クロー ペンチマンの技。両手を合体させて大きなペンチ状にし、強力に任せて相手を挟み込む技。「キン肉星王位争奪編」でマンモスマンに対して使用。 ボー・バックブリーカー プリンス・カメハメの必殺技で「52の関節技」の一つ、さらに「トリプル・ビーフ・ケーキ」の一つである。「キン肉星王位争奪編」決勝の6人タッグマッチでキン肉マンに対して使用。相手の片足と片腕を自分の両手で固定して相手を横倒しにし、片膝を支点にして下向きに荷重をかけて背骨を痛めつける技。 使い手に驚異的なバランス感覚を要求するため、使う者がほとんどいなくなった難技である。後にキン肉マンも使用した。 魔のショーグン・クロー(まのショーグンクロー) 悪魔将軍の技。一見通常の「アイアンクロー」だが、驚異的な力でそのまま相手を自分の頭上まで持ち上げている。「黄金のマスク編」でバッファローマンに対して使用。 ロウがため キングコブラの必殺技。溶けたロウを相手にかけて、固めて動けなくする。「超人オリンピック ザ・ビッグファイト編」でキン肉マンに対して使用。 脇固め(わきがため) キン肉マンの技で「52の関節技」の一つ。「キン肉星王位争奪編」決勝の6人タッグマッチでオメガマンに対して使用。実在する技である。 ジャンピングマッスルクラッシュ アニメで、スプリングマンがリキシマンに対して出したオリジナル技。デビル・トムボーイを極めたまま、ジャンプと着地を連続で行う。これにより、筋肉をズタズタにしてしまう。
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