銀河教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:04 UTC 版)
「ゼブラーマン (漫画)」の記事における「銀河教会」の解説
金原 英一(かなはら えいいち) = グレイ 『ゼブラーマン』の脚本家。超能力や武器など持たない普通の人間が活躍する話として『ゼブラーマン』を執筆したが、「地味」という理由により打ち切られることになる。それから徐々に普通の人間は世の中を乱す不要な存在であると思うようになり、秘密組織・銀河教会を作り上げ、その首領・グレイとなる。風俗店内にアジトを置き、薬と催眠術で人が心の底に持つ願望・欲望を開放して怪人に仕立て上げていた。目の前の問題をうやむやにし、自分たちだけが問題なく過ごしたいと考える人々の社会を「グレイ(灰色)」であるとし、彼らに警告を発するのを目的にしていた。最後は自ら小学校に爆弾を仕掛け、裏口入学の誘いに乗った親子を殺害するテロを目論んだが、すべてに決着をつけてきた新市の姿に、その必要がなくなったことを感じ、武装を解除させ自ら銃で命を絶った。 前々から新市の心とシンクロしていたらしく、脚本家・グレイ・もう一人のゼブラーマン・サバンナ博士(新市の心の師)など様々な顔を持つ。 北原(きたはら) = カニジャック 自称・業界人。みどりの援助交際の相手。制服マニアで、その歪んだ欲望は制服姿の女子高生を切り刻みたいというものに発展し、グレイの手により怪人・カニジャックとなり、その望みを実行する。怪人のスーツの鋏と、その下に隠し持つ本物の大鋏を巧みに用いて標的を切り裂く。みどりを殺されかけて怒る新市に敗北・逃走する。その後は銀河教会の管理外でカニジャックとして行動する。娘のさやかを溺愛しており、娘が非行に走る恐怖が銀河教会の信者になる要因となった。 立花 未来男(たちばな みきお) = サソリダマー 花屋店員。幼いころ、母親が不倫して家を出たことで、自分の普通の生活が奪われたことから、不倫をする女性を怨む。グレイによって怪人・サソリダマーとなり、不倫をする女性を焼き殺す。腕に装着したバーナーから火を噴き出すほか、4連式の毒針弾を持つ。首の後ろにも毒針を隠し、仕込まれた神経毒は体の自由を奪う。新市を毒針で仕留めるが、可奈の治療を受けた新市に自分の毒針を返されて動けなくなり敗北。自ら火を点けた建物の下敷きになり、「グレイ(灰色)の世界」に決着をつけることを新市に託した後、バーナーの爆発に巻き込まれ死亡した。 森野 連渡(もりの れんと) = モズーマンソン 新市と同じ学校の教師。子供のころから自然が好きで、人間が地球の環境を破壊することに疑問を持ち、そんな世界を作った人間(=大人)を嫌う。グレイの怪人・モズーマンソンとして地球再生のために大人が作り出した社会を破壊しようとする。背中に装着したバーニアで空を飛び、鋭利な爪で攻撃することができるが、その最大の武器は、洗脳した子供たちの軍隊「ブラッド・ネバーランド」だといえる。親に反感を持つ子供たちを薬で洗脳し、武器を持たせ、汚い大人やパチンコ店、馬券売り場などを襲わせた。一度は新市を退けるが、晋平を助け出した新市の姿にブラッド・ネバーランドの士気が下がり、警察に制圧された。自身は大人に裁かれることを良しとせず、田川の拳銃を奪い自害した。 純粋な子供の世界に傾倒する一方、自身は子供たちを薬物で洗脳してテロへと向かわせ、個人としては洗脳したさやかと肉体関係を持つなど、あくまでも自分自身を救済するための歪んだアプローチに終始しており、同じ教師である新一との対比が際立つキャラクターとなった。 北原 さやか(きたはら さやか) 北原の一人娘。ブラッド・ネバーランドの幹部。ガスを仕込んだメリケンサックを武器にする。暴行を行う浮浪者などを掃討していた。返り討ちにあって捕まるが新市に助けられる。森野に見い出され彼の事実上の愛人になっていたが、その洗脳によって皮肉にも森野が怪物の姿に見えるようになった。最後の戦いでは新市とともに小学校に潜入し、父親との和解を果たす。 朝水 凛(あさみず りん) 新市の受け持ちだった生徒。母親が過激な教育ママで、受験競争に疑問を持ち、ブラッド・ネバーランドに参加した。さやかとともに捕まったことで森野の作戦から外される。最後の戦いでは、母親が裏口入学を希望する保護者の中でもっとも多額の資金を送っていたことからテロの標的にされてしまうが、新市に救助され、新市の闘う姿に自分の未来の希望を見い出せる。 バタフライアミン 正体不明。グレイの部下として小学校で新市を迎え撃った。毒を仕組んだ鞭を武器として扱う。さやかのパンチをくらって倒れた。 カマバトリー 正体不明。バタフライアミン同様、グレイの部下として小学校で新市を迎え撃つ。怪人のスーツに装着した大鎌が武器。カニジャックの分厚いスーツを貫く威力を見せたが、返り討ちされた。
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