都川とは? わかりやすく解説

都川(旭町)

都川
出展日本の棚田百選

基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/10 6.7 ha

維持保全利活用状況
本地域では、やまあい谷川沿って団地棚田形成されている。
棚田形成している畦畔石積みよるもの大部分であり、一見城郭石垣をも連想させる程の整然とした佇まい放っている。また、耕作者による地道な維持管理により、築造当初造形幾世代にも亘り保たれている。
更に、棚田標高500m位置し寒冷地のため、採れた米の食味は非常に良く地域内外消費者より定評得ている。今後は、本地周辺棚田群を含めた文化的遺産として位 置づけることにより永代亘って保存取り組み、また観光スポットとして地域振興への展開を模索して行く。

推薦項目  国土保全     景観
推薦理由 国土保全本地域の棚田は、耕作者による畦畔修復等、地道な維持管理作業により災害の未然防止図られている。
また、一級河川谷川沿線位置し流域内の降雨貯留することにより洪水防止機能を果 たしている。

景観県道から展望できる石垣群は周囲山林背景整然と佇んでおり、古城跡のごとく荘厳な雰囲気漂わせている。ここを訪れ人々は、やまあい農業の歴史思いを馳せ山林調和した優美な景観自然との共生感じている。

田 の 概 況 枚 数 200 水 源 河川渓流含む)
事業導入 法面構造 石積
開発起源 中世平安室町
営 農 の 状 況 対象農家 10   戸 10a収量 440 kg10a
戸当り営農規模 0.6 ha/戸        2030 /戸
付加価値農業 棚田米を有機栽培による限定米とし、ブランド化予定
転作作目として枝物茗荷)を栽培
特記事項有無 なし。

(注:この情報平成11年のものです)

都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 山形県

水系 最上川水系


都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 千葉県

水系 都川水系

等級 2級


都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 愛媛県

水系 肱川水系

等級 1級


都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 熊本県

水系 球磨川水系

等級 1級


都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 熊本県

水系 球磨川水系


都川

読み方:ミヤコガワ(miyakogawa)

所在 鹿児島県

水系 川内川水系

等級 1級


都川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 13:39 UTC 版)

都川
千葉市中央区の吾妻橋から見た都川(2020年9月撮影)
水系 二級水系 都川水系
種別 二級河川
延長 15.7 km
流域面積 71.65 km2
水源 千葉市緑区誉田町地先
河口・合流先 東京湾千葉市中央区
流域 日本 千葉県千葉市
若葉区緑区稲毛区中央区

[1][2][3][4]
テンプレートを表示

都川(みやこがわ)は、千葉県千葉市緑区誉田町に源を発し、同市内を流れ、東京湾へ注ぐ日本の二級河川。本項では、本河川が本川を成す二級水系都川水系(みやこがわすいけい)についても扱う。

本川の概要

都川の水源は、千葉市緑区誉田町地先にある[1][2][4]。二級河川としての上流端は同市若葉区高根町139(右岸側)の高根橋にある[3]。丘陵地の間の水田地帯を流下した都川は、中流で坂月川、支川都川と合流した後、千葉市中心街を貫き、都橋の下流側で葭川を合わせ、東京湾に注ぐ。指定延長は13.05キロメートル[4]、流路延長は15.7キロメートル[1]

都川水系

都川水系(みやこがわすいけい)は、都川を本川とする二級水系である。本川都川と、3本の支川である坂月川、支川都川、葭川とを合わせた河川の長さは23.761キロメートル、流域面積は71.65平方キロメートルに及ぶ[3]

都川水系と都市社会

治水問題

都川水系の上流域は田園、山林地帯が中心である一方で、下流域は同県の県庁所在地である千葉市の中心市街地となっており、同市の社会的、経済的な基盤をなしている[5][6]。昭和30年代(1955年から1965年)以降流域の市街化が急速に進行しており、1998年頃の時点で流域の53.2パーセントが市街地となっている[7][8]。そのような中で、市中心街やその外縁で発生した平成3年台風18号、平成5年台風11号などの影響による外水氾濫の被害を始め、流域での洪水被害は多発しており、都市の交通インフラや住宅等に害を及ぼしたこともあった[4]。本川である都川は河岸の一部の低地部を除いて被害が及ぶことは少ない。しかし、特に最下流で都川に合流する葭川においては、中・上流部の市街化が流域の保水能力の低下をもたらしており、これにより下流域である千葉市中心街でたびたび洪水被害が生じることとなった[9][10]

都川は沿川部に住宅・商店が多く存在するため、洪水対策のために十分なほどの河川改修を実現することは難しく、限界があるとされる。代わりに、上流域における河川水の流出量を抑えることを目的とした多目的遊水地や防災調節池の整備、河口部における高潮被害の防止を目的とした護岸工事、葭川の都川への流入地点における排水機場および水門の整備などの対策が施されている[11][12]

水質問題

都市化が進み、生活雑排水などが増加したことにより、公共用水域における水質汚濁が問題となっている[13]。1964年度(昭和39年度)から河道拡幅や河道掘削などの河川改修が行われてきた[14]

都川水系の生態系

1991年の調査により、都川水系において、清流に住む生物であるアユスナヤツメホトケドジョウギバチなどの魚類、カワニナ、アンナンデールヨコエビ等の小動物の生息が確認された。また、水辺には、サギ類、セキレイ類、カモの仲間やカワセミが確認された[15]。1999、2000年度の調査では、ニホンアカガエルの生息も確認された[16]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c 千葉県千葉土木事務所 1991, p. 3.
  2. ^ a b 千葉県千葉土木事務所 2001a, p. 3.
  3. ^ a b c 千葉県千葉土木事務所 2001b.
  4. ^ a b c d 二級河川都川水系河川整備計画/千葉県”. 千葉県公式ホームページ. 千葉県庁 (2024年11月8日). 2025年5月3日閲覧。
  5. ^ 千葉県千葉土木事務所 1991, p. 4.
  6. ^ 千葉県千葉土木事務所 2001a, p. 4.
  7. ^ 千葉県千葉土木事務所 1991, p. 7.
  8. ^ 千葉県千葉土木事務所 2001a, pp. 7–8.
  9. ^ 千葉県千葉土木事務所 1991, p. 8.
  10. ^ 千葉県千葉土木事務所 2001a, p. 7.
  11. ^ 千葉県千葉土木事務所 1991, p. 9.
  12. ^ 千葉県千葉土木事務所 2001a, p. 9.
  13. ^ 6.水環境”. 千葉市の環境(平成12年版・環境白書要約版). 千葉市. 2009年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月8日閲覧。
  14. ^ 千葉地域整備センターの河川主要事業「二級河川都川」”. 千葉県千葉地域整備センター. 千葉県. 2009年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月8日閲覧。
  15. ^ 千葉県千葉土木事務所 1991, pp. 17–18.
  16. ^ 千葉県千葉土木事務所 2001a, p. 17.

参考文献

本記事において参考にした文献を列記する。

書籍

  • 斎藤正一郎『都川物語』(改稿)、1992年。 
  • ちば河川交流会『遺しておきたい伝えたい千葉の水辺』 その1、ちば河川交流会、2009年3月。 
  • ちば河川交流会『遺しておきたい伝えたい千葉の水辺』 その7、ちば河川交流会、2015年3月。 
  • 千葉県千葉土木事務所 編『都川』千葉県、1991年。 
  • 千葉県千葉土木事務所 編『都川 これからのMIYAKOGAWAを感じてください』千葉県、2001年10月。 
  • 千葉県千葉土木事務所 編『都川観察ノート 都川をのぞいてみよう!』千葉県、2001年10月。 
  • 千葉の歴史を知る会『都川の歴史を訪ねて 大宮・川戸地区巡検案内』千葉の歴史を知る会、1975年10月19日。 
  • 中居賢一『都川をあるく』1991年12月1日。 

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「都川」の関連用語

都川のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



都川のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
農村環境整備センター農村環境整備センター
Copyright (C) 2025 社団法人農村環境整備センター All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの都川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS