軍人・戦士階級
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「魔装機神シリーズの登場人物」の記事における「軍人・戦士階級」の解説
ゼオルート・ザン・ゼノサキス 声 - 田中秀幸 プレシアの父であり、マサキの師匠であり養父。初代ランドール・ゼノサキスの子孫。「剣皇(けんおう)」(剣の達人)であり、ラングラン王宮の武術指南役。軍人だったが、現在は予備役の大佐である。長身細身でひょろりとした印象で、鼻の上にちょこんと乗せた鼻眼鏡が特徴。 穏やかで優しい性格でプレシアにも丁寧な口調だが、生活能力はなく、プレシアから「自分がいないとお父さんは餓死する」とまで言われる。好き嫌いが多く嫌いな食べ物(赤ピーマン、アスパラガス、ネギなど野菜類)をマサキに押し付けてプレシアに怒られるなど、情けない面が目立つ一方で、マサキにランドールの聖号が賜与された際にマサキを養子にしようとしたが、その気がないマサキに「マサキが養子になってくれれば、税金が少しは安くなって、プレシアに楽がさせてあげられるのに」と脅迫紛いの説得をするなどしたたかさも持つ。妻のピアは離婚してバゴニアにいる。 シュウが王国に宣戦布告した際、看過し得ない邪悪な気配を感じたため出撃。グランゾンの圧倒的な性能差の前に敗れ、脱出装置が作動しないため、命を落とす。しかし、グランゾンの歪曲フィールドを使用不能にさせて撤退させ、のちにマサキがシュウに勝利する布石を打つ。彼の死でマサキとプレシアの関係は一時険悪になったが、彼の遺言によって二人の絆はより深まることになった。プレシアには実父として慕われ、親のいないマサキにとっても、「ゼオルートのおっさん」と呼んではいたが、唯一「父」と呼べる存在であった。 ゲーム中では仲間にならないが、スポット参戦で圧倒的な強さを見せ付ける。プラーナが低いせいか、魔装機「ギオラスト」に搭乗しながらも、魔装機操者扱いではないが、弟子のファングに「それだけの力量を持っているのだから、正式な操者になるべき」と勧められている。ギオラストは情報収集に特化していて多少非力な機体だが、ゼオルートが最強に近い能力のため、驚異的な強さを誇った。シュウも「今の自分はゼオルートの技量に遠く及ばない」と語るほどであった。『ROE』では精霊界でのマサキの修行相手の一人として再登場する。 『POJ』にてエランの口からゼノサキス東宗家の家長だった事が判明する。 カークス・ザン・ヴァルハレビア 声 - 玄田哲章 初出は『EX』。ラングランの将軍で、バゴニア方面軍の司令官でもある。階級は大将。男性。豊かな髭をたくわえた精悍な顔つきに反して、気性が穏やかで昼行灯とまで言われ、平時においては家柄のみで将軍になったと揶揄されていた。しかし超魔装機計画を立案するなど、切れ者として資質をのぞかせていたため、フェイルは彼のことを買っていたようだ。度重なる邪信徒による王都襲撃と王都防衛計画の遅延に加え、シュウによる王都襲撃の責任を問われカラタミーフィ州に左遷される。 しかしラングランが崩壊した後は一変、軍人としての才能と野心を開花させ、カラタミーフィ州を拠点に軍をまとめ、フェイル王子が決起するまでの間、対シュテドニアス戦の指揮を執りラングランを持ちこたえさせた。純粋にラングランを思っての行動ではあったが、後に武力によるラ・ギアス全土の統一の野心を露にし、ヤンロン達の手で保護されたテリウス王子を擁立するが、シュウの説得で心動かされたテリウスが出奔すると、偽物のテリウスによる戴冠式を強行し、リューネやヤンロンらに反旗を翻される結果に陥る。また王都でのフェイル軍との決戦に敗れた後は、状況打開のためにルオゾールと手を結んだことにより部下の忠義を失う。最終的に、一度は開発が中断されたが独自に開発を続行、完成させた超魔装機「エウリード」に自ら搭乗してリューネ達に挑むが敗れ去る。49歳没。エウリードはカークスが乗ったもののほかに2体が存在し、『LOE』「第2章」でシュテドニアスによって回収され、魔装機神IIに至っては南部軍で量産されるなど、後々まで禍根を残すことになった。軍人としては、勇猛果敢ながら堅実な用兵をこなし名将としての誉れも高かった。 なお、彼の姪はフェイルロードの乳母をしていたという裏設定が存在する。 『LOE』の回想ではヤンロンに倒されたことになっている。自身が負けた後のことも色々と考えていたようで、フェイルロードと共に地上人用の送還プログラムを設置にも尽力していた。 乗機はガルガード、エウリード。 ケビン・ザン・オールト 声 - 矢田耕司(『EX』)、池水通洋(『第2次OG』) ラングランの将軍。階級は少将。男性。52歳。王国崩壊後はフェイルの下にいる。ブローウェルを異常に強化したブローウェルカスタムを駆る。防衛戦に粘りを発揮するが、マサキにはしばしば「足手まとい」呼ばわりされている。ラングランではなくフェイルに忠誠を誓っており、最期はフェイルに殉じ戦死した(撃墜しない場合は生き残るが、その後については不明)。付和雷同しがちな性癖がある。ゲーム中はファーストネームではなく「オールト」と表記されている。 ラシル・ザン・ノボス 初出は『EX』。元々はラングラン軍の幕僚参謀の一人。フェイルロード軍の筆頭参謀を務めていた。男性。50歳。さほど戦乱が多くないラングランにおいて、戦争経験のある叩き上げの軍人で、愛国心が強い。フェイルの信頼が厚かったらしく、フェイルは自身の死後の後事を彼に託していた。また、セニアからは「優秀な参謀」と評されていた。 トールス・ザン・ゼテキネス 声 - 堀内賢雄(『EX』)、増谷康紀(『第2次OG』) 初出は『EX』。ルザック州軍国境警備隊所属。階級は中尉。男性。34歳。ゼオルートの士官学校時代の後輩でマサキとも面識がある。地上人召喚事件でルザック州にやってきたマサキと再会し、共に戦う。マサキの能力について尊敬しており、強く信頼し、「自分達には操縦できないから」とミオにディアブロをいさぎよく託すなど地上人に対して好意的。また、マサキにマドックの死を伝えた。妻子がいる。 『EX』では選択肢次第で仲間になる。仲間にならなかった場合は貰える資金が増える。 デルカバリ ラングランの名将。「考え得る最悪の事態を想定せよ、現実は更に過酷である」との言葉を残している。『ROE』に名前のみ登場する。現役かどうかも含めて詳細不明。
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