象工場のハッピーエンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/12 00:56 UTC 版)
『象工場のハッピーエンド』(ぞうこうじょうのハッピーエンド)は、村上春樹、安西水丸共著のショートショート集・エッセイ集・画集[1]。翻訳1編を含む。
- ^ 便宜上、本書を「画集」と記したが、文庫版巻末の対談で安西はこう述べている。「何か絵の本を出しませんかと言われたんだけど、僕は自分の『画集』っていうのがなんとなくいやでね。それで誰かと一緒にできないかと思って村上さんに電話したら、やってくれるというんで。」(文庫版、172頁)
- ^ あとがきで安西はこう述べている。「この本はぼくと村上春樹さんのはじめての共著となった本です。(中略)イラストレーターとしてのぼくは、自分が絵を描くことによって文を読む人が楽しくいい気分で本に向い合っていけることを心掛けています。そういう意味ではこの本はぼくのイラストレーターとしての正しい形の出発点にもなっています。」(単行本、新版、136-137頁)
- ^ 柴田元幸のエッセイ集『愛の見切り発車』(新潮社、1997年7月)に収められた「特別付録 私のロックンロール・オールタイム・トップテン」において、村上はビーチ・ボーイズの「Fun, Fun, Fun」を10曲のうちの1曲に選んでいる。
- ^ 村上のあとがきより。「僕は昔から、なぜか(なぜだろう?)ほんものの象を作るという作業に、深い興味を持っていて、どうやったらうまく作れるのだろうと、ずいぶん真剣に考えたものだった。」(単行本、新版、138頁)
- ^ 本書、新潮文庫、158頁。
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- 2 象工場のハッピーエンドの概要
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