東京するめクラブ 地球のはぐれ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/30 04:51 UTC 版)
『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(とうきょうするめクラブ ちきゅうのはぐれかた)は、村上春樹と吉本由美[注 1]と都築響一の三者による旅行記。
注釈
- ^ 吉本由美は1948年熊本市生まれの作家・エッセイスト。大橋歩のアシスタントを経て、主に女性誌でライター、インテリア・スタイリストとして活躍した[1]。かつて村上のエッセイで「ご近所に住むマニアックなヤクルト・ファン」と紹介されたことがある[2]。
- ^ 「魔都、名古屋に挑む」が掲載されたのは『TITLE』2002年10月号、11月号。村上はのちに「名古屋のラブホを取材したとき、従業員の部屋みたいなのがとても面白かったので、それをモデルにして『アフターダーク』のラブホ『アルファヴィル』を描きました」と述べている[5]。それからまた村上は2013年、名古屋を舞台にした長編小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)を上梓した。
- ^ 『サハリン島』はアントン・チェーホフが書いた旅行記録。『1Q84』に同書の訳文が引用された[6]。
- ^ ドミトリー・コワレーニンはサハリン出身のロシア人翻訳家。村上の作品を多数訳したことで知られる。彼の誘いにより「東京するめクラブ」のロシア(サハリン)探訪が実現した[7]。コワレーニンも村上と旅したサハリン探訪を、ロシア語の自著(2004年刊行)に詳細に書き記している[8]。
出典
- ^ 吉本由美のこちら熊本!
- ^ 『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』新潮文庫、17頁。
- ^ 『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』村上春樹 吉本由美 都築響一 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 文春文庫『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』村上春樹・吉本由美・都築響一 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 名古屋市民から抗議されませんか? (2015年2月13日) - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
- ^ 『1Q84』BOOK 1、新潮社、2009年5月、463-470頁。
- ^ 本書、文春文庫、442頁。
- ^ 『村上春樹「1Q84」をどう読むか』河出書房新社、2009年7月、44頁。
- 1 東京するめクラブ 地球のはぐれ方とは
- 2 東京するめクラブ 地球のはぐれ方の概要
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