ラオスにいったい何があるというんですか?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/28 07:21 UTC 版)
ラオスにいったい何があるというんですか? | ||
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著者 | 村上春樹 | |
発行日 | 2015年11月21日 | |
発行元 | 文藝春秋 | |
ジャンル | 紀行 | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
形態 | 並製本 | |
ページ数 | 256 | |
コード | ISBN 978-4-16-390364-4 | |
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『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』(ラオスにいったいなにがあるというんですか きこうぶんしゅう)は、村上春樹の紀行[1]。
2015年11月21日、文藝春秋より刊行された[2]。装丁は大久保明子。表紙の写真は岡村啓嗣。また同日、電子書籍版も配信開始された[3]。電子書籍版には、単行本にはないカラー写真約50点が各章の終わりに挿入されている。
内容
タイトル | 場所 | 初出 | |
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1 | チャールズ河畔の小径 | ボストン | 『太陽』1995年11月号臨時増刊 |
2 | 緑の苔と温泉のあるところ | アイスランド | 『TITLE』2004年2月号 |
3 | おいしいものが食べたい | オレゴン州ポートランド メイン州ポートランド |
『AGORA』2008年3月号、4月号 |
4 | 懐かしいふたつの島で | ミコノス島 スペッツェス島 |
『AGORA』2011年4月号 |
5 | もしタイムマシーンがあったなら | ニューヨークのジャズ・クラブ | 『AGORA』2009年11月号 |
6 | シベリウスとカウリマスキを訪ねて | フィンランド | 『AGORA』2013年7月号 |
7 | 大いなるメコン川の畔で | ラオスのルアンプラバン | 『AGORA』2014年10月号 |
8 | 野球と鯨とドーナッツ | ボストン | 『AGORA』2012年4月号 |
9 | 白い道と赤いワイン | イタリアのトスカナ | 『AGORA』2015年6月号 |
10 | 漱石からくまモンまで | 熊本県 | 『CREA』2015年9月号 |
- 「緑の苔と温泉のあるところ」は当時『TITLE』に不定期連載されていた「東京するめクラブ」シリーズの特別編として書かれた。『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文藝春秋、2004年11月)には収録されなかった。雑誌掲載時のタイトルは「アイスランド独りするめ旅行。」。
- 2015年6月、村上は都築響一とともに5日間熊本県を回った。2011年に郷里の熊本に戻った「東京するめクラブ」のもう一人のメンバーの吉本由美と同窓会(リユニオン)をおこなうことが第一の理由だったという[4]。
脚注
- ^ 版元の公式サイトには「随筆・コミックエッセイ」と謳ってある。
- ^ 『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』村上春樹 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 電子特別版』村上春樹 | 電子書籍 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 本書、210-212頁。
関連項目
- ラオスにいったい何があるというんですか?のページへのリンク