谷沢永一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 03:56 UTC 版)
谷沢 永一(谷澤 永一、たにざわ えいいち、1929年6月27日[1] - 2011年3月8日[2])は、日本の国文学者、文芸評論家、書誌学者。専門は書誌学[3]、日本近代文学[3]。関西大学名誉教授。
注釈
- ^ この間の経緯については、桂文珍の講義をまとめた『落語的学問のすすめ』の新潮文庫版(ISBN 9784101189116)の解説(谷沢による)に詳しい。
- ^ 恩師の影響により敗戦占領下の頃に日本共産党に入ったが、大学在学中に転向した。
- ^ この論争は雑誌『諸君!』の1998年3月号から6月号までに掲載(3・5月号が谷沢論文、4・6月号が藤岡論文)されたのがきっかけである。執筆者側からの反論として、藤岡のほかにも例えば谷原茂生 中学教師から見た絶版勧告のナンセンスなどがある。
- ^ 開高は、サントリー学芸賞の選評([1])でも、「昨今この著者は…あちらこちらに安易に書きすぎるとの声も、審査の席のあちらこちらで聞かれた」「好漢、自重されよ」と述べる。
- ^ 既刊書から-二十六名の人物毎に項目を立てた再編著作である。
- ^ 読書連弾・読書有朋の合本版
- ^ 第1部のみ、第2部は名著を識者20名が紹介する。
- ^ 開高健のエッセイ集成は、浦西和彦共編で『オールウェイズ』(上下、角川書店 1990)と『一言半句の戦場』(集英社 2008)に、回想あとがきがある。
出典
谷沢永一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 21:52 UTC 版)
谷沢永一は著書『広辞苑の嘘』でファシズムという言葉を言語として定義づけるのは非常に難しいとしている。ファシズムは自ら規定を行なっておらず、ファシズムを敵とした人民戦線も定義できなかった。「コミンテルンから敵と思われているものがファシズムである」が、比較的分かりやすい定義であり、敵を罵るときに使う言葉としている。例としてコミンテルンの「国際ファシズムおよびそれとの闘争手段」(1929年3月10日付)という一文を取り上げ、あれこれ言及しているだけで、気に入らない者はみんなファシズムであり、ファシズムは悪とされているとしている。
※この「谷沢永一」の解説は、「ファシズムの定義」の解説の一部です。
「谷沢永一」を含む「ファシズムの定義」の記事については、「ファシズムの定義」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 谷澤永一のページへのリンク