西原家(原作)/ 鴨原家(アニメ版)
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「毎日かあさん」の記事における「西原家(原作)/ 鴨原家(アニメ版)」の解説
かあさん(原作)/鴨原理恵子(かもはら りえこ)(アニメ版) 声 - 森公美子、三瓶由布子(少女時代)、藤井結夏(少女時代の代役) 2人の子を持つ漫画家で、この作品の作者兼語り手。いつもお団子頭に簪をさし首に手ぬぐいを巻き、割烹着を着た姿で描かれている(独身・新婚時代の回想では『鳥頭紀行 ジャングル編』の「おかっぱ頭にモンペ」で、子供時代は「おかっぱ頭にスカート」の姿で描かれている)。 育児は放任主義の面が強く、酒好きのため子供たちが幼いころは晩酌しながら2人を寝かせていた。また、取材で海外に行く事が多いため、5巻〜8巻の時期で海外に出るときは必ず子供を連れて出かけていた。 【原作】離婚しても何度体を壊して入院しても断酒できぬ鴨志田に怒りを募らせていたが、自らの主治医・高須克弥の助言を聞いてから彼への態度が優しくなり、最終的には再同居して彼の最期を看取った。 とうさん(原作) /鴨原穣(かもはら じょう)(アニメ版) 声 - 田口浩正 理恵子の夫で、世界各地を旅する報道カメラマン。娘を溺愛している。「一日一麺」をモットーにするほどラーメンが好きで、結婚前のデートでもラーメン屋に行ったことがある。 理恵子とはバンコクで出会い、アマゾンのジャングルで再会した後、彼女の言った「じゃあまたね」を真に受け彼女の家に押しかけてきてそのまま結婚した(アニメ版ではタイのジャングルで会ったことになっている)。 【原作・実写映画版】アルコール依存症の悪化によって理恵子と離婚。数年間入退院を繰り返した後(その間も子供の行事を見学にきたり母子が見舞いに行ったりしていた)閉鎖病棟に入院し、依存症の克服に成功し西原家に帰ってきたが、娘の保育園卒業と同時期に癌により他界した。没後は遺影や生前の回想が描かれている。 【アニメ版】普通の酒好きとなっていて、子供達との交流がより多く描かれている。 息子(原作)/ぶんじ = 鴨原文治(かもはら ぶんじ)(アニメ版) 声 - 園崎未恵 西原(鴨原)家の長男で、モデルは作者の息子(連載開始時は4歳)。外遊びが大好きでよく出歩くが勉強は大の苦手。小学校時代は空手教室に通っていた。 イラストの髪型は幼少期から高校2年生になった11巻(連載収録分)まで「坊主頭に何本か毛が生えている」様に書かれていたが、9巻目次掲載の「実際の子供達に似せた似顔絵」と11巻表紙・書下ろしからは年相応の髪型になっている。9巻表紙からは帽子を被った姿で描かれる事が多くなった。 アニメ版の名前「文治」は原作で飼っている猫の名前で、父が生前次男か初孫につけようとしていた名から来ている。また、原作5巻巻末でカメラ担当として名前が載った時は「西原ガンちゃん」となっていた。 娘、ぴよ美(原作)/ふみ = 鴨原ふみ(かもはら ふみ)(アニメ版) 声 - 藤井結夏 西原(鴨原)家の長女で、モデルは作者の娘(連載開始時は2歳)。大雑把な両親と兄に比べて世渡り上手の面があり、少女らしいお洒落によく挑戦している。原作10巻で中学校に進学してからはキャラクターデザインが大人びたものに変化している。 ばあちゃん = 西原淑子(原作)/ 鴨原淑子(かもはら しゅくこ)(アニメ版) 声 - 岡本麗 西原(鴨原)家の祖母(母方)で、モデルは作者の母。共働きで忙しい娘の子育てを手伝うため故郷の高知から連れてこられた。かつて2回結婚したが2回とも(夫の駄目さが原因で)破綻したため、理恵子と兄は40代になるまで実父の名も知らずに過ごし、義父の仏壇の供養も母本人が話を振るまで放置されていた。 家族の一員だがなぜか単行本表紙の「家族絵」では10巻時点で一度も書かれたことがない。 じいちゃん 声 - 渡部猛→堀内賢雄 かあさんの回想シーンに登場するかあさんの祖父(文治・ふみの曽祖父にあたる)で漁師。モデルは作者の母方の祖父。 ジョン 声 - 宮本充 アニメ版にのみ登場する鴨原家の飼い犬で、名前は作者の母がかつて飼っていた犬から、姿は原作での飼い犬「桃ちゃん」(離婚前後の苦痛や疲労で飼育にまで手が回らず、愛ちゃんの飼い犬になった)から来ている。 菊美・文治(原作)/菊・トラ(アニメ版) 原作6巻から登場した西原(鴨原)家の飼い猫。菊美(菊)がメスで文治(トラ)がオスで、品種はアメリカンショートヘア。 原作:猫好きな娘が友達の家から「菊美」をもらい、次にペットショップで売れ残っていた「文治」に子供たちが同情したためつがいで飼うことにした。その後猫夫婦は4匹の子をもうけ、1匹だけ残して後は里子に出している。『西原理恵子の人生画力対決』(小学館)2巻の「須藤真澄・くるねこ大和」編では家に残した子猫は「こぶ吉」と命名され、『人生画力対決』時の3匹のデザインは10巻表紙・書下ろし漫画でも使われている(つぶらな目の「菊美」・白目がちの「文治」・眠そうな目の「こぶ吉」)。 「文治」には「文田文治」というフルネームがあり、「文田さん」とも呼ばれている。 アニメ版:ジョンがいなくなった後ふみの頼みで飼いだした子猫。 かあさんの兄 声 - 伊藤栄次 高知に住む理恵子の兄で、モデルは作者の兄(イラストは『ちくろ幼稚園』の「おにいちゃん」を老けさせた様な姿)。妹と同じく一男一女の子供がいて、息子はアニメオタクと化している。
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