イギリスの首相
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 20:29 UTC 版)
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国首相(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくしゅしょう、英: Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イギリス政府の長。閣議(内閣の会議)の議長を務め、イギリスにおける実質的な行政権を掌握している。
注釈
- ^ 実際には国王が庶民院の信任を得た者を任命する
- ^ 「国王陛下の仰せのままに」とは、庶民院の多数の信任を得ている間を指す
- ^ 直訳は「女王陛下の官吏」 国王が男性か女性かで呼称もその時々により変動する。
- ^ 首相任命に際してのエリザベス2世の個人裁量権が発揮された最初の例は1957年のアンソニー・イーデンの病気退任の際である。この時政権与党の保守党内で衆目の一致する後継者はなく、ラブ・バトラーかハロルド・マクミランかという状況になった。この際にエリザベス2世は枢密院議長の第5代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシルと枢密顧問官だった元首相サー・ウィンストン・チャーチルを招集して諮問し、その助言に基づいてマクミランに組閣の大命を与えている[16]。1963年にマクミランが病気退任した際も衆目の一致する後継者がなかったが、エリザベス2世は病室のマクミランを見舞って後継首相について諮問し、その助言に基づいて第14代ヒューム伯爵アレグザンダー・ダグラス=ヒュームに組閣の大命を与えた[16]。
出典
- ^ “Public List”. United Nations Protocol and Liaison Office. p. 61 (2016年8月24日). 2018年12月28日閲覧。
- ^ “Salaries of Members of His Majesty's Government – Financial Year 2021–22”. 2021年12月13日閲覧。
- ^ “Pay and expenses for MPs”. parliament.uk. 2021年12月13日閲覧。
- ^ a b 神戸史雄 2005, p. 171-172.
- ^ a b 加藤紘捷 2002, p. 193-194.
- ^ 今井宏(編) 1990, p. 290/301-302.
- ^ 加藤紘捷 2002, p. 58-59.
- ^ 小松春雄 1983, p. 178.
- ^ 加藤紘捷 2002, p. 59.
- ^ a b 神戸史雄 2005, p. 172.
- ^ 神戸史雄 2005, p. 171.
- ^ 神戸史雄 2005, p. 180.
- ^ 神戸史雄 2005, p. 178.
- ^ a b 加藤紘捷 2002, p. 195.
- ^ 神戸史雄 2005, p. 178-179.
- ^ a b 神戸史雄 2005, p. 179.
- ^ a b 神戸史雄 2005, p. 170.
- ^ “アングル:英首相が新型コロナで入院、職務不能時の代理に明確規定なし”. (2020年4月6日) 2021年1月5日閲覧。
- ^ 加藤紘捷 2002, p. 198.
- ^ a b 主要国の政治行政機構-議院内閣制に関する参考資料(1)、衆議院、2021年6月16日閲覧
- ^ 河島太朗 2012, p. 4/16.
- ^ トレヴェリアン & 1975 3巻, p. 30.
- ^ 小林章夫『イギリス貴族』(第3刷)講談社、東京都文京区〈講談社学術文庫〉、2022年、190頁。ISBN 9784065289174。
- 1 イギリスの首相とは
- 2 イギリスの首相の概要
- 3 首相の誕生
- 4 選出
- 5 首相及び内閣の権限
- 6 首相官邸
- 7 脚注
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