緑南シニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 10:16 UTC 版)
仲村 凛(なかむら りん) 主人公。打順:4番・ポジション:捕手(キャッチャー)。 小さな体に大きな力を秘めたパワーヒッター。6年間のティーバッティングが作り上げた黄金の軸足「スパイラルインパクト」が武器。キャッチャーとしては未熟だが、努力の末に「剛腕」安長の本気のストレートを受けられるまでに成長した。 6年前のやっちんとの「約束」を信じて、何度も転校がありながらも6年間ひたすらティーバッティングのみを繰り返してきた。そして神奈川に帰ってきたと同時にあの時の「約束」を果たすべく緑南シニアの門を叩く。 性格は実直。お人好しで泣き虫。一度事に取り組めば、決して諦めることを知らない努力家。口癖は「う゛んっ!」 一度相手のフォームを見ただけで球の軌道をほぼ完璧にイメージできる「奇跡の目」の持ち主。持ち前の身体能力(スパイラルインパクト)とあわせて、緑南の主砲として数々の奇跡を起こして行く。 安長 隼人(やすなが はやと) 打順:3番・ポジション:投手(ピッチャー)(兼右翼手) 通称「やっちん」。新旧共に緑南シニアのエースピッチャー。140kmオーバーと言う超中学生級の剛速球の持ち主。 半年前に起こった「ある事件」(寺嶋の項を参照)がきっかけで野球そのものに絶望していたが、凛との再開をきっかけに昔交わした「約束」を思い出し、再び日本一への情熱を燃え上がらせて行く。 初めて勝負したあの時から凜の才能にいち早く気づき、凜と別れる時に自分のバットを渡すと共に「日本一のバッター(ピッチャー)になって、ここで日本一を目指そう!」という約束を交わした。 高野 譲二(たかの じょうじ) 打順:1番・ポジション:中堅手(センター) 旧緑南シニア補欠組の一人。勢いだけはあるモノの、達者なのは口だけで実力はからっきし。 だが、凛、そして復活した安長と共に練習に励んでいく内に、己の中にあった劣等感を拭い去り一人前の「戦手」へと成長してゆく。 彼の武器は、後に心の師匠と慕っていた関晃一から「逃げ足だけは…」と言わしめた程の俊足。 猫間 満(ねこま みつる) 打順:2番・ポジション:二塁手(セカンド) 旧緑南シニア補欠組の一人。性格はお調子者、事なかれ主義で諦めの早いタイプ。その上、「出来のいい弟」への劣等感があったが、高野同様、凛と共に歩む内に一人前の「戦手」へと成長してゆく。 あらゆる状況を利用し、己の弱さすらも武器にするしたたかさを持った知恵者。高野と共にチームのムードメーカー。 後藤 晶(ごとう あきら) 打順:9番・ポジション:三塁手(サード) マネージャー兼任でチームの紅一点。 旧緑南シニア補欠組の一人で新緑南の精神的支柱。野球に対する情熱は人一倍、男勝りの根性とプレイが後に何度も緑南のピンチを救う事となる。 安長に思いを寄せていて、誰よりも彼の事を案じていた。 小山 裕(こやま ゆう) 打順:6番・ポジション:一塁手(ファースト) 旧緑南シニア補欠組の一人。高野同様、凛と共に歩む内に一人前の「戦手」へと成長してゆく。 長身の肥満児で食いしん坊。投げられてきたボールを怖がって取れない程の臆病者だったが、練習を重ねていくうちに一人前のファーストとして新生緑南のメンバーに恥じない選手へと成長してゆく。 目立つ体躯とは裏腹に、緑南メンバーの中ではいまいち影が薄い。身長的に大きくは見えるが、実は寺嶋より少し下だったりする。(9巻裏表紙参照) 金田 丸良(かねだ まるよし) 打順:7番・ポジション:左翼手(レフト) 旧緑南シニア補欠組の一人。見かけひ弱な眼鏡っ子で、現緑南メンツで唯一塾通いしている(世間的に言われる)秀才タイプ。今までどんなに練習しても上手くなれず、それを才能のせいにして逃げて来ていた。 技術的には劣るものの、採集したデータを武器にする知性派。詳細な部分までしっかりと確認する彼の情報力は後にチームを救う事となる。 服部 優吾(はっとり ゆうご) 打順:5番・ポジション:右翼手(ライト)(兼投手) 元緑北シニアの投手。初めて新生緑南と対戦したときは彼らを馬鹿にしていたが、その試合で敗北して「罰ゲーム」を受けている時に改めて凛と出会い、彼の人柄に魅(ひ)かれ緑南への転入を決意する。 自他共に認める「天才」。中学一年にして120kmのストレートと変化球を武器に打者を翻弄する技巧派。 緑南シニアには9人ちょうどしかいないので、服部と安長で投手と右翼手を入れ替わりで掛け持ちする形を取っている。 安長 俊人(やすなが しゅんと)(安長(弟)) 打順:8番・ポジション:遊撃手(ショート) 安長隼人の弟で、幼少の頃から野球で活躍する兄の姿に憧れを持つも、喘息もちの為に運動を禁じられていた。 喘息が治ってからも喘息再発の危険から運動を止められていたが、決して野球への憧れが消えることは無く、近くの工事現場で密かに壁を相手に守備の練習を続けていた。 長年の練習の賜物であるグラブ捌きで、喘息持ちとは到底思えないほどの鋭い守備を見せる。 「兄さんを助けられるから」と言う理由でショートを希望した。
※この「緑南シニア」の解説は、「打撃王 凛」の解説の一部です。
「緑南シニア」を含む「打撃王 凛」の記事については、「打撃王 凛」の概要を参照ください。
- 緑南シニアのページへのリンク