秘伝ディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:28 UTC 版)
「侍戦隊シンケンジャー」の記事における「秘伝ディスク」の解説
秘伝の技によって特殊な力が折り込まれたディスク型のアイテム。主にシンケンマルに装填して回転することで能力を発揮する。使用時以外はシンケンジャーのベルトのバックルに収納される。志葉家には多くの秘伝ディスクが受け継がれていたが、そのほとんどが散逸し行方不明になっていた。 折神の力が折り込まれた物は下記の技の使用時以外は後述の専用武器に装填して使用する。 折神が収納されたディスクは、使いこなすには他のディスクを使用する際の2倍以上のモヂカラを必要とする。収納された折神を呼び出して操縦する・折神をシンケンオーに侍武装させて操縦する・烈火大斬刀を大筒モードに変形させることなどに使用される。 モチーフは刀の鍔で、現実に収集家が存在していることからコレクションアイテムに選ばれ、さらに現代的な要素としてデータディスクとしての側面も加えられた。バンダイデザイナーの野中剛は、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』の炎神ソウルが音声を主としたアイテムであったことから本作品では映像を扱うアイテムとし、またジャパニメーションを和風の要素と解釈しプラキシノスコープの要素を取り入れたとしている。しかし、8コマでは映像のバリエーションを作りづらく、劇中でも演出が難しかったことを反省点として挙げており、ギミックよりも本編でのディスク交換の演出に助けられたと述懐している。 共通ディスク 全員が持つ黒いディスク。普段はシンケンマルに装填して鍔として機能し、シンケンマルを専用武器に変化させることも可能。 獅子ディスク(ししディスク) レッド専用。獅子折神の「火」の力が折り込まれている。火炎の舞い(かえんのまい) 炎を帯びた刃で一刀両断する技。 真・火炎の舞い(しん・かえんのまい) 獅子ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンレッドの技。 龍ディスク(りゅうディスク) ブルー専用。龍折神の「水」の力が折り込まれている。水流の舞い(すいりゅうのまい) 水流を帯びた刃で一刀両断する技。 真・水流の舞い(しん・すいりゅうのまい) 龍ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンブルーの技。 水の幕(みずのまく) 視界遮断・緊急脱出用の技。水の幕を張って姿を隠す。 亀ディスク(かめディスク) ピンク専用。亀折神の「天」の力が折り込まれている。天空の舞い(てんくうのまい) 風を帯びた刃で一刀両断する技。 真・天空の舞い(しん・てんくうのまい) 亀ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンピンクの技。 熊ディスク(くまディスク) グリーン専用。熊折神の「木」の力が折り込まれている。木枯らしの舞い(こがらしのまい) 木の葉を舞い散らせながら木の字に一刀両断する技。 真・木枯らしの舞い(しん・こがらしのまい) 熊ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケングリーンの技。 木の字斬り(もくのじぎり) 木の字を描くように敵を切り裂く。 猿ディスク(さるディスク) イエロー専用。猿折神の「土」の力が折り込まれている。土煙りの舞い(つちけむりのまい) 土煙で敵の目を晦まして一刀両断する技。 真・土煙りの舞い(しん・つちけむりのまい) 猿ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンイエローの技。 土の字斬り(つちのじぎり) 土の字を描くように敵を斬り裂く。 猿回し(さるまわし) 自ら高速回転しながら敵を一刀両断する技。 真・猿回し(しん・さるまわし) 猿ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンイエローの技。 兜ディスク(かぶとディスク) 兜折神が収納されている。折神が収納されたディスクのうち、唯一現在の志葉家に残され受け継がれて来た。当初は丈瑠が所持しており、一時は茉子に渡されるが、紆余曲折を経て千明が所持することになる。属性は樹木。兜五輪弾(かぶとごりんだん) 兜ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、兜折神を象った弾丸を放つ。 舵木ディスク(かじきディスク) 舵木折神が収納されている。舵木折神を釣り上げた流ノ介が所持する。ウォーターアローに装填してアヤカシ・ヤミオロロの毒を浄化する雨を降らせることも可能。舵木五輪弾(かじきごりんだん) 舵木ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、舵木折神を象った弾丸を放つ。 虎ディスク(とらディスク) 虎折神が収納されている。虎折神の呪縛を解き放った丈瑠が所持する。属性は熱。虎五輪弾(とらごりんだん) 虎ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、虎折神を象った弾丸を放つ。 烏賊ディスク(いかディスク) 烏賊折神が収納されていたが、現在は収納されておらず後述のように烏賊折神は小さくなってゴールド寿司の屋台の水槽の中にいる。幼少のころに丈瑠が約束・友情の証として源太に授けた物で、烏賊折神を召喚する際に使用される。属性は冷気。烏賊五輪弾(いかごりんだん) 烏賊ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、烏賊折神を象った弾丸を放つ。レッドではなくゴールドが使用した。 海老ディスク(えびディスク) 海老折神・ダイカイオーを操るためのディスク。これまで登場した秘伝ディスクと異なり、海老の描かれた海老折神面・ダイカイオーの顔が描かれたダイカイオー面のリバーシブルになっている。属性は光。 恐竜ディスク(きょうりゅうディスク) 恐竜折神の力が折り込まれたディスク。「夏の陣」(『銀幕版』)で入手した物であり、その後もシンケンジャーが所持している。 牛ディスク(うしディスク) 牛折神の力を制御するためのディスク。「王」のモヂカラが折り込まれており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させることも可能。 寿司ディスク(すしディスク) ゴールド専用。「光」の力が折り込まれている。曲線部分を折り畳んで寿司ネタのようにしてスシチェンジャーに装填する。サカナマルの鍔としても機能する。百枚おろし(ひゃくまいおろし) 敵に高速攻撃を仕掛けて切り裂く。千枚おろし(せんまいおろし) 百枚おろしの強化版。 スーパーディスク シンケンジャーをスーパーシンケンジャーに強化変身させるためのディスク。スーパーシンケンマルの鍔としても機能する。 盾ディスク(たてディスク) 折神・侍巨人の操縦に使用される。ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込めることも可能。 侍合体ディスク(さむらいがったいディスク) 「合」のモヂカラが込められたディスク。「折神大変化」による折神の巨大化などの手順を踏まずにシンケンオーへの合体を可能にする。インロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。 超侍合体ディスク(ちょうさむらいがったいディスク) 「超」のモヂカラが込められたディスク。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出すことが可能で、テンクウシンケンオーへの合体に使用される。侍合体ディスクと同様にインロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。 真侍合体ディスク(しんさむらいがったいディスク) 真侍合体を発動するためのディスク。ダイカイシンケンオーの操縦にも使用される。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出すことが可能。 全侍合体ディスク(ぜんさむらいがったいディスク) 「全」のモヂカラが込められたディスク。全侍合体を発動し、サムライハオーの操縦にも使用される。牛ディスクと共に牛折神の車輪を構成しており、双方のディスクに込められたモヂカラ・見た目がよく似ている(王という字と全という字)。 最終奥義ディスク(さいしゅうおうぎディスク) スーパーモウギュウバズーカに装填して使用するディスク。 助太刀ディスク(すけだちディスク)・攻撃ディスク(こうげきディスク) 共にダイゴヨウの攻撃用のディスクで、それぞれ「光」「回転」の属性を持っている。 雷撃ディスク(らいげきディスク) 「稲妻」の力が折り込まれている。雷電の舞い(らいでんのまい) 雷を帯びた刃で一刀両断する技。通常はレッドが所持しているが、誰でも使用可能。 火炎雷電の舞い(かえんんらいでんのまい) 獅子ディスクをセットしたシンケンマルとの二刀流で繰り出す技。 捕ディスク(ほディスク) 野生化した舵木折神を釣り上げるために流ノ介が釣竿のリールに取り付けて使用した、「捕」のモヂカラを込めたディスク。捕獲に成功した後は舵木折神を宿らせて舵木ディスクに変化した。 反ディスク(はんディスク) ヒトミダマに操られた流ノ介を解放するために丈瑠が使用した、「反」のモヂカラを込めたディスク。虎折神にも使用して呪縛を解き、虎ディスクに変化した。 活ディスク(かつディスク) 「活」のモヂカラを込めたディスク。海老折神を完成させるためのモヂカラを与えるために使用した。 砕ディスク(さいディスク) 「砕」のモヂカラを込めたディスク。榊原藤次が暴走した牛折神を破壊するために用意した物だが使用されることは無かった。 双ディスク(そうディスク) 最終幕で丈瑠に託された、丹波の得意とする「双」のモヂカラを込めたディスク。同じ物をもう1つ作り上げる力を持ち、烈火大斬刀をもう一振り出現させた。 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第12話にも登場。薫と丹波からジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)に託され、シンケンブルーに豪快チェンジしたゴーカイブルーが使用し、シンケンマルをもう一振り出現させた。 志葉家の秘伝ディスク 赤いディスクに志葉家の家紋が記されており、その上に火人火という文字が書かれたディスク。第四十八幕・最終幕で薫が渾身の力で作成した。そのモヂカラは破壊的であり、威力にディスクが耐えられないため、使用可能なのは一度きりである。 2枚作成され、1枚目は丈瑠が使用してダメージを与えたものの、ドウコクを倒しきれずディスクが全壊。2枚目は流ノ介が使用し、ドウコクの一の目に止めを刺した。 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではこのディスクと同様の方法で作られたゴセイカードが存在する。 榊原家の秘伝ディスク 牛折神の力を制御するために作られたディスク。「王」のモヂカラが込められており、榊原ヒロ自身が作った物・ヒロのモヂカラに合わせて彼の父が作った物の2種類がある。ヒロが作った物は牛折神の制御に失敗したが、ヒロの父親が作った物は牛折神の制御に成功し、牛ディスクに変化した。 白ディスク 白地の何も記されていないディスク。逆文字を書き込むことでシンケンマルでの再生が可能となる。再生すると書き込まれたモヂカラが増幅されて発動する。
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