秘仏と公開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 03:24 UTC 版)
法隆寺の救世観世音菩薩像は、200年間公開されていなかった厳重な秘仏で、1884年(明治17年)、国より調査の委嘱を受けたアーネスト・フェノロサが、夢殿厨子と救世観音の調査目的での公開を寺に求め、長い交渉の末、公開されたものである。後に著作『東亜美術史綱』で像影の写真付きで公刊されている。回扉されると立ったまま500ヤード(約457メートル)の木綿の布で巻かれた状態で、解くとすごい埃とともに「驚嘆すべき無二の彫像は忽ち吾人の眼前に現はれたり」と表現している。
※この「秘仏と公開」の解説は、「救世観世音菩薩」の解説の一部です。
「秘仏と公開」を含む「救世観世音菩薩」の記事については、「救世観世音菩薩」の概要を参照ください。
- 秘仏と公開のページへのリンク