モウギュウダイオー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:28 UTC 版)
「侍戦隊シンケンジャー」の記事における「モウギュウダイオー」の解説
第三十三幕より登場。牛折神が侍変形した侍巨人。主にレッドが操縦するが、第四十幕では負傷したレッドの代わりにゴールドが操縦した。牛折神のパワーをそのまま引き継いでおり、装甲・腕力もこれまでの侍巨人を上回る。 武装は両肩部の装填したモヂカラを連続発射する9連装砲猛牛砲(もうぎゅうほう)と右手に保持するバルカン砲。「大」のモヂカラを込めて巨大化させたモウギュウバズーカを使用することもある。 必殺技は左脚部の牛ディスクを蹴り上げて頭部に装着し、それを高速回転させることによって放出されるエネルギーと右腕のバルカン砲から「猛」の増幅したモヂカラを込めて放射するエネルギー弾を同時に浴びせる猛牛大回転砲(もうぎゅうだいかいてんほう)。 当初は船やデコトラをモチーフにした全ロボが乗り込むメカに変形する存在として考えられていたが、全合体にシフトチェンジしたことでなくなった。 サムライハオーの合体時にパーツを分割するため、牛折神からの変形ギミックはほぼ直立させるだけとなった。 サムライハオー 第三十五幕より登場。ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターおよびモウギュウダイオーが全侍合体した最大にして最強の侍巨人。頭部を収納して両腕部・胸部エンブレムが分離し、後頭部のスペースに猛牛大回転砲発動時と同様に牛ディスクを装着し、脚部前方を展開したモウギュウダイオーの背部に一部パーツを分離したイカテンクウバスター、脚部前方に烏賊折神(上足)、脚部両側面(車輪部)にエンブレム状態の猿折神・亀折神、胴体両側面(腕部)に海老ばさみが合体することで立仏像の光背のような巨大な台座を形成し、展開した脚部の上には頭部に海老刀、台座後背部の牛ディスクと直結するように背部に全侍合体ディスクを装着したバルカン砲、左脚部に扇、胸部に烏賊折神(下足、イカダイカイオーと同様)・モウギュウダイオーの胸部エンブレムが合体し、両腕部を虎ドリルを装着したモウギュウダイオーの腕に換装したダイカイシンケンオーが搭乗することで完成する。その際、モウギュウダイオーの胸部エンブレムの文字(V字に「王」)が上下逆さまに装着されることで「全」の文字に変化する。人型を形成する部分よりも、それを載せる台座・後背部の方が巨大という合体ロボとしては非常に珍しい形状をしている。この奇異なデザインは元のモチーフが「二人羽織」であることに由来しており、他のどの合体形態をも凌駕するほどの巨体であるため、歩行はせず、さながら移動要塞のように台座ごと滑って移動する。命名は流ノ介による。 両腕の虎ドリルによる突撃、後背部の海老ばさみによる攻撃、シンケンオーの必殺技の数倍の破壊力を持つダイシンケンによる剣技ダイシンケン覇王斬り(ダイシンケンはおうぎり)など豊富な攻撃手段を持ち、ダイカイシンケンオーはおろかモウギュウダイオーをも上回る戦闘能力を発揮する。かなりの巨体ゆえに登場当初はあまり活発な動きを見せなかったが、第四十一幕ではCGによる物とはいえ初めて素早い動き・飛行シーンが登場した。この時縦回転しながらダイシンケンを振り下ろすダイシンケン大回転斬りを使用した。 必殺技はシンケンジャー全員がそれぞれ11体の折神のモヂカラを発動し、後背部の頂点(ロボの後頭部)の秘伝ディスク付バルカン砲に増幅したモヂカラのエネルギーをディスクに収束させ、ディスクの高速回転と共に螺旋状のオーラを放出するモヂカラ大弾円(モヂカラだいだんえん)。 基本的には6人全員で操縦しており、全員揃っていない場合にはダイカイシンケンオーで戦っていたが、姫シンケンレッドと初期メンバー4人で操縦も行っている。前作『ゴーオンジャー』のエンジンオーG12の好評を受けて全合体となったが、G12と異なり最初から想定されていたものではなかった。東映プロデューサーの宇都宮の提案によりスーツを二人羽織状にすることも検討されたが、実現には至らなかった。スーツは作っているものの、台車による移動となっており、大道具が現場で作った後部の前に立つ形となっている。 必殺技は初登場となる第三十五幕が歌舞伎の話であったことから、歌舞伎の舞台がせり上がるというト書きがロボ戦にもあったため、『紅白歌合戦』の小林幸子の衣装をイメージしている。 キョウリュウサムライハオー 第四十三幕に登場。サムライハオーが恐竜折神を侍武装した究極の侍巨人。名称は劇中未呼称だが、のちの『ダイスオーDX』にて正式にこの名称が使用された。 必殺技は恐竜刀に12体の全ての折神のモヂカラを集約して縦一文字に斬り付ける十二折神大侍斬り(じゅうにおりがみだいさむらいぎり)。 アクマロの攻撃に苦戦中、シンケンゴールドの発案によって誕生。全ての折神の力が1つになったことでサムライハオーでも苦戦していたアクマロの攻撃を丸々跳ね返し、アクマロを一太刀で圧倒・勝利した。
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