独立館時代とは? わかりやすく解説

独立館時代(1978-2016)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 06:26 UTC 版)

飛騨市神岡図書館」の記事における「独立館時代(1978-2016)」の解説

神岡町図書館では、利用実績不振理由1つとして館内狭さ指摘し神岡町1977年昭和52年)から堀川地区新し図書館建設開始1978年昭和53年2月1日総面積407m2、鉄筋コンクリート構造2階建ての新館移った新館1階児童開架室、2階一般開架室・資料室視聴覚室配置し冷暖房完備するなど近代的な施設になった岐阜県内町村立図書館独立建物を持つのは珍しく神岡町図書館先駆的な存在であった設備面だけでなく、蔵書拡充専門司書配置団体貸し出し予約制度の設定資料の複写テレビ番組録画といったサービス開始など事業面でも心機一転した。さらに『広報かみおか』を利用した図書館利用促進、「絵本の会」による読み聞かせ開催した思うよう利用伸びず、むしろ減少傾向を示すようになった。 そこで神岡町図書館次なる一手として1989年平成元年)から「図書館まつり」を開催することにした。第1回図書館まつりは10月23日から11月8日まで、読み聞かせ本の展示会読書に関する放談会、講演会など多彩な催し行った図書館まつりは恒例化し神岡町にゆかりの文学荒垣秀雄江夏美好といった神岡町出身作家焦点当てた催し開催してきた。こうした活動甲斐もあってか、平成入ってから利用者数は増加転じた2000年平成12年)になると神岡町有志女性4人が「こだまグループ」を結成し図書館内外での読み聞かせ活動開始した2003年平成15年9月蔵書整理コンピュータ導入のために一旦休館し、約4万2千冊あった蔵書2万9千冊に削減、バーコードシールを貼付して同年12月2日からコンピュータ利用した貸し出し業務開始した。この時、町村合併による飛騨市発足見越して古川町図書館(後の飛騨市図書館)と回線接続し相互蔵書検索可能にしただけでなく、それぞれの図書館カウンター相手図書館蔵書借りられるようにした。 2004年平成16年2月1日神岡町古川町河合村宮川村合併して飛騨市となり、神岡町図書館飛騨市神岡図書館改称した古川町図書館引き継いだ飛騨市古川図書館では新築移転検討されるようになったものの、神岡図書館は名称を変更したのみで、そのまま施設当面利用することになった2011年平成23年)、飛騨市前年交付され総務省の「住民生活に光をふりそそぐ交付金」を基金化し、それを元手専任図書館長を一般公募した。そこで館長採用され西山進(飛騨市図書館との兼任)を中心に年間10程度だった図書館の主催行事を大幅に増やしていった。2013年平成25年1月には図書館の公式Facebookページ開設し各種企画告知開始した同年3月2日13年わたって神岡図書館読み聞かせ活動行ってきたこだまグループ最後読み聞かせ開催した。同会は自作紙芝居作成するなど精力的に活動してきたが、メンバーの常に新し趣向凝らして聴衆に臨むという姿勢から負担重くなり、グループ存続するものの図書館での活動終了することにしたのであった読み聞かせ活動自体は、グループ最年少メンバー新し団体結成して継続している。

※この「独立館時代(1978-2016)」の解説は、「飛騨市神岡図書館」の解説の一部です。
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