法

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

法

出典:『Wiktionary』 (2021/12/03 12:57 UTC 版)

発音

• 音読み
  • 呉音: ホウ（字音:ホフ: 入声促音化:ホッ :法身、法体）
  • 漢音: ホウ（字音:ハフ: 入声促音化:ハッ :法度、法被）
  • 宋音: ハ
• 訓読み : のり

名詞

法 (ほう)

1. ある条件・状況に対して、一定の結果・効果が、常に発生すること。きまり、のり、ルール。
2. 社会生活を送るならば、守らなければならない決まり。道徳。しきたり。
3. （法学）社会的規範のうち、裁判の判断の基準となるもの。法律の他、諸法令や慣習法・自然法等を含む。
4. (仏教) サンスクリット「ダルマ」(dharma)の漢訳（ウィキペディア「法」も参照）。
   1. 法則、真理。
   2. 存在。
   3. 認識の対象。意根によって知覚される概念を含むすべての存在。六境および十二処のひとつ。法境（ほうきょう）、法処（ほっしょ）に同じ。（ウィキペディア「三科」も参照）。
5. （言語学）動詞の文法範疇のひとつ。内容の確かさ、話者の態度などを表現する。直説法・接続法・仮定法・命令法などがある。
6. （数学）
   1. 計算方法、特に四則演算。
   2. 剰余系において、整数 m を n で割ったとき、商が q で剰余が r であるとき、即ちm = qn + r （0 ≤ r < n）が成立しているときのn。
      • 二つの整数 a, b において、a − b が自然数 n で割り切れるとき、n を法として合同であるといい、

        ${/displaystyle a/equiv b/quad (/operatorname {mod} / n)}$　等と書き表す。

訳語

• 英語: law ^(en)
• 朝鮮語: 법 ^(ko) (beop)
• フランス語: loi ^(fr)

• 英語: dharma ^(en)

• 英語: mood ^(en)
• 朝鮮語: 법 ^(ko) (beop)
• フランス語: mode ^(fr)

接尾辞

法 (ほう)

1. ある分野・ジャンルにおける様々な方法、技法、対処法。
   • 勉強法、健康法、トレーニング法、無痛分娩法。
2. ある特定の法式、やりかた。
   • ラマーズ法、十進法、円月殺法。

熟語

• 五位七十五法（ごいしちじゅうごほう）
• 五位百法（ごいひゃっぽう）
• 色法（しきほう）
• 小煩悩地法（しょうぼんのうじほう）
• 心相応行法（しんそうおうぎょうほう）
• 心不相応行法（しんふそうおうぎょうほう）
• 心法（しんぼう、しんぽう）
• 心所法（しんじょほう）
• 大地法（だいじほう）
• 大善地法（だいぜんじほう）
• 大不善地法（だいふぜんじほう）
• 大煩悩地法（だいぼんのうじほう）
• 対法（たいほう）
• 不定法（ふじょうほう）
• 法案（ほうあん）
• 法医学（ほういがく）
• 法印（ほういん）
• 法衣（ほうえ）
• 法王（ほうおう）
• 法皇（ほうおう）
• 法家（ほうか）
• 法外（ほうがい）
• 法学（ほうがく）
• 法規（ほうき）
• 法境（ほうきょう）
• 法号（ほうごう）
• 法相（ほうしょう、ほっそう）
• 法事（ほうじ）
• 法術（ほうじゅつ）
• 法人（ほうじん）
• 法制（ほうせい）
• 法政（ほうせい）
• 法則（ほうそく）
• 法治（ほうち）
• 法定（ほうてい）
• 法廷（ほうてい）
• 法典（ほうてん）
• 法名（ほうみょう）
• 法要（ほうよう）
• 法力（ほうりき）
• 法律（ほうりつ）
• 法令（ほうれい）
• 法例（ほうれい）
• 法輪（ほうりん）
• 法界（ほっかい）
• 法処（ほっしょ）
• 法度（はっと）
• 法螺（ほら）