死刑執行令状の署名者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:04 UTC 版)
「レジサイド (チャールズ1世)」の記事における「死刑執行令状の署名者」の解説
ここでは、チャールズ1世の死刑執行令状に署名した判事を署名順に列挙する。 死刑執行令状への署名が確認できる判事序列名前王政復古時の生死第34条による除外備考出典1ブラッドショー ジョン・ブラッドショー(裁判長) 死亡 死後処刑:遺体が掘り返されたのち、タイバーンで絞首・斬首。体は穴に投棄され、首はウェストミンスター宮殿の端で、チャールズ1世が処刑された場所を向くようにスパイクに突き刺された。 2グレイ グロービーのグレイ卿 死亡 1657年に死去。 3クロムウェル オリバー・クロムウェル 死亡 死後処刑:遺体が掘り返されたのち、タイバーンで絞首・斬首。体は穴に投棄され、首はウェストミンスター宮殿の端で、チャールズ1世が処刑された場所を向くようにスパイクに突き刺された。 4ホエーリー エドワード・ホエーリー 生存 ○ 同僚で娘婿のウィリアム・ゴフと共にニューヘイヴン植民地へ亡命、裁判を回避。1674年に健康を害していたところをチャールズ2世のエージェントに発見されるが、同情的な入植者たちに守られ難を逃れた。おそらく1675年に死去。 5リヴジー サー・マイケル・リヴジー 生存 ○ ネーデルラントへ亡命。1665年時点でロッテルダムにいたことが分かっている。おそらくその後同地でまもなく死去。 6オーキー ジョン・オーキー 生存 ○ ドイツへ亡命するも、イングランドからネーデルラントに派遣されていたジョージ・ダウニング大使により逮捕された。裁判の結果有罪とされ、1662年4月に首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 7ダンヴァース サー・ジョン・ダンヴァース 死亡 1655年に死去。 8バウチャー サー・ジョン・バウチャー 生存 既に健康を害していたため裁判にかけられず、1660年中に死去。 9アイアトン ヘンリー・アイアトン 死亡 死後処刑:遺体が掘り返されたのち、タイバーンで絞首・斬首。体は穴に投棄され、首はウェストミンスター宮殿の端で、チャールズ1世が処刑された場所を向くようにスパイクに突き刺された。 10モーレブラー サー・トーマス・モーレブラー 死亡 1655年に死去したが、免責・大赦法の例外リストに登記された。 11ウォーラー サー・ハードレス・ウォーラー 生存 ○ フランスへ亡命したが、後に帰国して有罪判決を受ける。当初死刑とされていたが終身刑に減刑され、1666年にジャージーの牢獄で死去。 12ブラキストン ジョン・ブラキストン 死亡 1649年に死去。 13ハッチンソン ジョン・ハッチンソン 生存 1660年の時点で免罪されるも、1663年のファーンレーの木の陰謀に巻き込まれてケントのサンダウン城に収監され、1664年9月11日に死去。 14ゴフ ウィリアム・ゴフ 生存 ○ 同僚で舅のエドワード・ホエーリーとともにニューヘイヴン植民地へ亡命し、1679年に死去。 15プライド トマス・プライド 死亡 クロムウェルやブラッドショー、アイアトンと同様に死後処刑の判決を受けるが、執行されず。 16テンプル ピーター・テンプル 生存 ○ 裁判で死刑を宣告されるが、終身刑に減刑され、1663年にロンドン塔で死去。 17ハリソン トマス・ハリソン 生存 ○ 第五王国派を率いて王政復古にも抵抗し続けていた人物。最初に有罪判決を受け、1660年10月13日にチャリング・クロスで首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 18ヒューソン ジョン・ヒューソン 生存 ○ アムステルダムへ亡命、後にルーアンへ移った可能性がある。いずれかの亡命地で1662年か1663年に死去。 19スミス ヘンリー・スミス 生存 ○ 当初死刑判決を受けるも、終身刑に減刑された。いったんロンドン塔に収監されたのち、1664年にジャージーのモン・オルゲール城に移され、1668年に死去。 20ペラム サー・ペレグリン・ペラム 死亡 1650年に死去。 21ディーン リチャード・ディーン 死亡 1653年に死去。墓地から遺体を掘り出され、共同墓地に再埋葬された。 22ティッチボーン サー・ロバート・ティッチボーン 生存 ○ 死刑判決を受けるが執行を猶予された。以後ロンドン塔で余生を過ごし、1682年に死去。 23エドワーズ ハンフリー・エドワーズ 死亡 1658年に死去。 24ブラグレイヴ ダニエル・ブラグレイヴ 生存 ○ アーヘンへ亡命し、おそらく同地で1668年に死去。 25ロー オーウェン・ロー 生存 ○ 死刑判決を受けるも、執行前の1661年12月にロンドン塔で死去。 26ピュアフォイ ウィリアム・ピュアフォイ 死亡 1659年に死去。 27スクロープ アドリアン・スクロープ 生存 ○ 有罪判決を受け、1660年10月17日にチャリング・クロスで首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 28テンプル ジェームズ・テンプル 生存 ○ 終身刑となりジャージーに収監された。1680年2月17日に同地で死去。 29ガーランド オーガスチン・ガーランド 生存 ○ 死刑判決を受けるも、終身刑に減刑された。1677年以降に死去。 30ラドロー エドマンド・ラドロー 生存 ○ 庶民院議長のもとに自首するが、その後脱出しスイスのベルン州へ亡命。1692年に死去。 31マーティン ヘンリー・マーティン 生存 ○ 終身刑となりチェプストウ城に収監され、1680年に死去。 32ポッター ヴィンセント・ポッター 生存 ○ 死刑判決を受けるも、執行されず。おそらく1661年に、ロンドン塔で死去。 33コンスタブル サー・ウィリアム・コンスタブル 死亡 1655年に死去。ウェストミンスター寺院の墓地から遺体が掘り出され、共同墓地の穴に改葬された。 34インゴールズビー サー・リチャード・インゴールズビー 生存 免罪された。1685年に死去。 35カウリー ウィリアム・カウリー 生存 ○ スイスへ亡命し、1667年に同地で死去。 36バークステッド ジョン・バークステッド 生存 ○ イングランドからネーデルラントに派遣されていたジョージ・ダウニング大使により逮捕され、1662年に処刑。 37エワー アイザック・エワー 死亡 1650年もしくは1651年に死去。 38ディクスウェル ジョン・ディクスウェル 生存 ○ イングランドで死亡したと思われていたが、実際はニューヘイヴン植民地へ亡命して偽名で生活していた。1689年に死去。 39ウォルトン ヴァレンタイン・ウォルトン 生存 ○ レジサイドとして有罪判決を受けた後、ドイツへ亡命。1661年に死去。 40メイン サイモン・メイン 生存 ○ 死刑判決を受け、控訴中の1661年にロンドン塔で死去。 41ホートン トマス・ホートン 死亡 1649年、クロムウェルのアイルランド侵攻に従軍中に赤痢により死去。 42メージーガーネッド ジョン・ジョーンズ・メージーガーネッド 生存 ○ 有罪判決を受け、1660年10月17日にチャリング・クロスで首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 43ムーア ジョン・ムーア 死亡 1649年にオーモンド侯ジェームズ・バトラーと戦ってダブリン総督となるが、1650年に同地で死去。 44ミリントン ギルバート・ミリントン 生存 ○ 死刑判決を受けるも、終身刑に減刑された。晩年はジャージーで過ごし、1666年に死去。 45フリートウッド ジョージ・フリートウッド 生存 ○ 終身刑の判決を受け、ロンドン塔に収監された。後にタンジェ(1661年からイングランド領)に移送された可能性がある。1672年ごろに死去。 46アルレッド ジョン・アルレッド 死亡 1651年に死去。 47リルバーン ロバート・リルバーン 生存 ○ 1660年10月に死刑判決を受けるも、終身刑に減刑された。1665年8月に獄死。 48セイ ウィリアム・セイ 生存 ○ スイスへ亡命、1666年に死去。 49スタップリー アンソニー・スタップリー 死亡 1655年に死去。 50ノートン サー・グレゴリー・ノートン 死亡 1652年に死去。 51チャロナー トマス・チャロナー 生存 ○ 恩赦の例外に指定されたことを受けて大陸へ亡命。1661年にミデルブルフで死去。 52ウォーガン トマス・ウォーガン 生存 ○ ヨーク城に収監されたが、1664年に脱出しネーデルラントへ亡命。 53ヴェン ジョン・ヴェン 死亡 1650年に死去。 54クレメント グレゴリー・クレメント 生存 ○ 身を隠すも逮捕され、1660年10月17日にチャリング・クロスで首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 55ダウンズ ジョン・ダウンズ 生存 ○ 終身刑に処され、1666年に死去。 56ウェイト トマス・ウェイト 生存 ○ 終身刑に処され、1688年にジャージーで死去。 57スコット トマス・スコット 生存 ○ ブリュッセルに亡命したが、イングランドに帰国して裁判にかけられた。1660年10月17日、チャリング・クロスで悔いることなく首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 58カリュー ジョン・カリュー 生存 ○ 第五王国派。1660年10月15日、チャリング・クロスで首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。 59コルベット マイルズ・コルベット 生存 ○ ネーデルラントへ亡命したが、イングランドからネーデルラントに派遣されていたジョージ・ダウニング大使により逮捕され、イングランドへ送還された。1662年4月19日、首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された。
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