歴史・設計とは? わかりやすく解説

歴史・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 06:19 UTC 版)

朱鷺メッセ」の記事における「歴史・設計」の解説

朱鷺メッセは、信濃川河口に近い新潟港西港区新潟西港)の一角国際交流経済産業振興拠点として整備する万代島地区再開発事業」によって建設された。1992年新潟県整備方針決定し続いて民間側による複数開発構想提案され、翌1993年に県、新潟市民間33企業・団体による「万代島再開発事業研究会」が設立された。研究会その後万代島再開発推進協議会」に改組され、1996年に「万代島再開発事業マスタープラン」を策定し、県のコンベンション施設民間主体高層ビルとを一体的整備する方針決定した。 この複合コンベンション施設2000年10月建物本体建設工事同時着工し、県の「新潟コンベンションセンター」は2002年12月民間の「万代島ビル」は翌2003年3月それぞれ竣工し同年5月1日全面開業グランドオープン)した。再開発全体デザイン槇文彦率い総合計画事務所担当し新潟コンベンションセンター万代島ビルとを双方中間部設けられ公共空間アトリウム」と全長340mの屋内公共歩廊「エスプラナード」で連結周辺の緑地含めて一体的整備した愛称朱鷺メッセ」と、翼を広げるトキの姿を模したシンボルマーク一般公募によって2001年9月制定された。 建造物全体は船をイメージして設計されガラスと金属による透明感のある表層部と、平性と垂直性とを組み合わせたデザイン万代島景観成している。エスプラナード(英語で「高貴な遊歩道」などの意)は信濃川沿いの2階部分設けられ、川側は全面ガラス張りである。コンベンションセンター万代島ビルとの中間部設けられ吹き抜け構造アトリウム合わせ施設全体連絡すると共に開かれた都市回廊」をイメージした開放的な空間形成している。また機能的にも、展示場会議室オフィスホテル等一体的配置しているため、各種コンベンション流れ一つ空間スムーズに行える上に、これらを組み合わせることによって多様な催事対応することができる。 朱鷺メッセ万代島埠頭のほぼ中間点に位置し北側には佐渡汽船新潟港ターミナル所在する万代島埠頭はこの佐渡汽船ターミナル突き当たりで、市街地市内各方面から万代島地区へ向かう動線南側からのみとなっている。このような周辺立地構造から、各国閣僚らが集まる国際会合など厳重な警備を必要とする催事の際には、車両通行制限はじめとする警備計画の立案比較的容易となるなど、周辺警備の上では利点が多い。だが、動線一方向限定されているため、大規模な動員数がある催事開催される際や、夏季年末年始など佐渡汽船利用者集中する際には、渋滞慢性的に発生しやすくなっている。 万代島地区北東側3km地点には新潟空港所在するが、同空港設定され制限表面当該地域達しておらず、高さ140.5m(塔屋含め143m)の万代島ビル航空法による建造物高さ制限受けていない。 また、2012年国際天文学連合の「小惑星彗星流星2012」を2012年5月行われている。

※この「歴史・設計」の解説は、「朱鷺メッセ」の解説の一部です。
「歴史・設計」を含む「朱鷺メッセ」の記事については、「朱鷺メッセ」の概要を参照ください。

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