本作に登場する能力一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 04:44 UTC 版)
「SFアドベンチャー ZERO ONE SP」の記事における「本作に登場する能力一覧」の解説
テレパシー (Telepathy) 日本語では「精神遠隔感応」。「mental telepathy」の略で、本来は他人の心を読む能力を意味している。本作では全ての超能力者が所有し、声を出さずに頭の中で思うだけで意思疎通ができる能力として用いられている。また、能力者であるかどうかの判断にも使われる。送受信距離には個人差があり、アスカは相手の声を聞く事はできても自分の声を伝える事は苦手らしい。テレパシーは一般人に聞かれずに、また遠く離れていても意思の疎通ができるためE-gro内、特にナゴム達の間では重宝されるが、任意の相手にだけ伝えるという事ができないため、他の超能力者にも声が届いてしまう(ラジオの電波のようなもの)。そのため、能力を悪用する者と戦う時にテレパシーで密談しても、こちらの情報が筒抜けになってしまう可能性がある。 クレアボワイヤンス (Clairvoyance) 日本語では「千里眼」、又は「透視」という。肉眼では見えない物・情報を知覚する能力。「透視」的な能力で言えば、壁の向こうの様子を見たり、透明な物質、エネルギーの波動などを感じる事ができる。また「千里眼」的な能力で言えば、はるか遠くの情景を見たり(作中ではリモートビューと呼ばれている)、写真からその人物の所在を探し当てる事ができる。ゲーマーやクリエーターが機械を動かす際の波動を感じたり、超能力のエネルギーを知覚する事も可能。作品内に登場する能力の所有者はジーンのみ。 テレキネシス (Telekinesis) 日本語では「念力」。手を触れずに物体を動かす能力。似たような能力を現す言葉に「サイコキネシス」があるが、厳密には違うものらしい。能力者の技術次第で複数の物を動かしたり、複雑な動きをさせる事もできる。但しそれは複数の機械、複雑な機械を操作するようなもので、かなりの修練を積まない限り普通は難しい。有効範囲は確認できているものでは500m程。千里眼とは異なり、操作する物体が目で確認できる範囲でなければ動かせないらしい。作中ではケネスが所有している。 テレコグニション・ドリーム (Telecognition Dream) 日本語では「予知夢」。予知能力の一種で、未来の出来事を夢として見ることができる。能力の発動を制御する事はできず(能力者の意志では使えない)、また予知した未来を変える事もできない(つまり夢で見た事は何があっても絶対に起きる)。そのため使い勝手は余り良くないが、“絶対に起きる”事を逆手にとって対策を立てる事は可能。ただし、夢のため曖昧ではっきりしない部分も多く、現実で起きる直前に気がつく事も多い。 能力の所有者はアイコ・アキラ・ナナセ(但しストーリー展開による。1シナリオにつき1人)。他にE-groにも二名程いるらしい。 サイコメトリー (Psychometry) 日本語では「接触感応」。字の通り、対象物に触れる事でその物の持つ記憶を読み取る事ができる。この能力の持ち主は「サイコメトラー (Psychometrer)」と呼ばれる。 確認されている能力の所有者はナナセ(但しストーリー展開による)。 テレポート (Teleport) 日本語では「瞬間移動」。テレポーテーションとも言う。距離の離れた二つの地点を瞬時に移動する能力。移動する場所のイメージができないと能力が使えないため、基本的には行った事のある場所、見た事のある場所にしか行けない。但し、知らない場所であっても「壁から○○M先」というイメージができれば移動は可能である(この場合、移動した地点が壁などで埋まっているとそこにめり込んでしまう)。瞬間移動は本人だけでなく、任意の物(人間や動物含む)を移すこともできる。また、居場所さえ分かれば能力者本人から離れた所にいる物・人も移せる。この能力の所有者を「テレポーター(Teleporter)」と呼ぶ事がある。 本作ではアスカ・ピリが能力を持っている。 チャネリング (Channeling) 本来は宇宙人や幽霊・神など、通常の手段(=現在の科学)では交信ができない存在に対して意思の疎通を図る能力だが、本作では他人の意識を呼び出したり、自分の意識を他人に移す事のできる能力として表現されている。立場としてはイタコのようなもの。自身の部分的意識を他者に残す事で死後も現世の人間と会話する事ができる(残留思念)が、交信できる時間はきわめて短い。またこの場合、生前の姿形になるため、一見すると幽霊のようにも見える。この能力の所有者を「チャネラー (Channeler)」と呼ぶ。 本作ではナゴムの母、常光寺タイラが確認できる唯一の能力者である。 マテリアルメスメリズム (Material Mesmerism) 和訳すると「肉体催眠術」という意味になる。自己暗示をかける事によって自らの身体の材質・構成・質量などを自由に変化させる事のできる能力である。例えば、ゴムのような体をイメージする事で軟体化させたり、小さくなる事ができる。また、上半身のコピーを作ったり、背中に羽を生やしたり、別の物質と融合したりというような事もイメージさえできれば可能である。 ただし、“元の姿の自分”を正確にイメージする事ができない、またはできなくなると、変化した状態から元に戻れなくなってしまう。例えば「小さく」なる事はできても、その結果脳まで小さくなってしまうため"元の姿の自分"をイメージするだけの知能を持てず、元に戻れないという危険がある。 この能力を持つ者は「マテリアルメスメリズマー(Material Mesmerismer:肉体催眠術師)」と呼ばれる。作中ではナゴムともう一人のみその存在が確認されている(但し、ナゴム以外は作中には登場しない)。 サイバイブデストラクション (Psy Vibe Destruction) 物体に触れる事でその固有振動数を読み取り、対象に与える事で物質的に粉砕する能力である。無機質にしか使えず、有機物、即ち生命体には効果がないという欠点がある。 作中ではトモのみが所有している。
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