本作に至るまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/03 08:10 UTC 版)
初期3部作においてジョン・カーターは数々の冒険を経て、比類なき英雄として「火星大元帥」(WARLOAD OF MARS)の称号を得、物語は完結していた。しかし読者は引退を許さず、第8巻『火星の透明人間』で主人公としてカムバックする。だが火星はすでに探検しつくされた感があり、舞台は衛星サリア(フォボス)での冒険が主となった。 その後、第10巻『火星の古代帝国』でも主人公を務めるが、ヒロインは孫娘のラナ(長女・ターラの娘)となっており(彼女の恋人となるのはゲストヒーローのパン・ダン・チーである)、その奔放さに翻弄されるおじいちゃん…という感があった。 本作ではまったく新しい冒険の舞台・サスーム(木星)が用意されており、バローズのはしがきも挑発的で、読者に期待を持たせる序盤であった。「木星の詳細な地理、気象、文化、人種等の描写」があり、「木星シリーズを描き続ける構想を抱いていたことは明らか」と、「訳者あとがき」で厚木淳も述べている。
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