本作に登場する人種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/14 16:48 UTC 版)
「三千世界の鴉を殺し」の記事における「本作に登場する人種」の解説
本作には様々な人類が登場している。以下に、作中に実際に登場している人種について記載する。また該当者の数が少ないものについてはキャラクター名を記載する。 地球人(テラノーツ) 狭義では、テラ太陽系地球出身者と彼らをベースとした混血種を指す。短命で、ほとんどの場合特殊な能力は有さないが、それを補って余りある繁殖力を持ち、六芒人など多種族との混血が可能な存在。銀河連邦に加盟した時期が遅く、それ以前には希少な他種族を全滅させたこともある。移民先の環境に順応するにつれて、先祖達とは完全に違った外見へ変化するため、様々な外見を持つ。現在、種族的特徴があまりはっきりしない者も地球人(あるいは地球系をベースとした混血種)とみなされている為、最も多く存在する人種。 白氏族 強力なテレパシー能力を有する種族。その能力の大きさにより、寿命の長さ、繁殖力が決まる。一般的に能力が高いほど若い姿で成長が止まり、生殖能力はなく長命である。そのため、超能力を有する子孫が生まれにくくなっている。銀河連邦軍は、元帥であるスクトラバがこの種族であるためほとんど彼らに牛耳られたような状態である。特徴は白髪とオレンジ色の瞳。O2とは長年の敵対関係にある。カジャ 蓬莱人 長命で、高度な再生能力などを有する種族。生殖は同種族のものとしかできない。好意を抱くと“媚香”が発生、これは香りによって他者の意志を奪う能力であり、最終目的は、頚動脈に管牙(かんが)と呼ばれる状態の犬歯を刺して、中の特殊な体液を相手に送り込むことで、相手を擬似蓬莱人とも呼べる不老不死にすることである。彼らの血液は完璧ではないが不老不死の力に優れるため、寿命を延ばしたい者達が“狩る者”となり、追われていた。公式には絶滅したことになっている。サラディン ラフェール人(新生ラフェール人とも) 『天使の末裔』とも呼ばれる種族。かつて、とある病気が蔓延したのをきっかけに、本星である六芒太陽系のラフェール星が滅んだため、政治的意図もあって、同じ星系内にあるカイユ星を居住可能なように改造し第2のラフェール星とした。(詳細は『喪神の碑』を参照。)以降、一般的にラフェール人とはカイユ生まれの種族を指す。平均寿命は200年ほどとされ、成人してから長期間若い姿を保つため、正確な年齢が判断できない。男女共に性別を超越したたおやかな美貌の持ち主で、性格は一般的に争いを好まず温和で友好的。ほぼ例外なくエンパシーと呼ばれるごく微弱な精神感応能力を持ち、他人の感情を察することができるが、近年では強力なテレパシストが多く生まれている。この能力と、生来の性質の両者を巧みに利用し、異なる思想や利益をすりあわせる調整能力に優れるため『生まれながらの外交官』とも称される。また、芸術方面へも優れた人材を輩出する。ニコラルーン 六芒人 ヘクサノーツもしくはフィラル人と呼ばれる。男女共に体格が良く運動能力と体力に優れ、性格的にも血の気の多い者が多く、『生来の戦士』とも称される。ブロンド系の髪と赤い瞳、赤銅色の肌が特徴で、この外見は優性遺伝のため、混血であっても3代目までは一目で六芒人の血を引くことがわかる者が多い。種族の歴史は地球人より古いものの、同じ六芒太陽系に属する種族であり、自分達よりもさらに古い種族であるにも拘らず六芒人と呼ばれることがなかったラフェール人に対しては、種族的コンプレックスを抱いている。また、『喪神の碑』では、ラフェール人との混血は、致死遺伝子が働くため全く出来ないとされている。グラディウス 水麗人(マーメノイド) 水中と陸上両方で生活できる両棲人類で、その一生は髪の色によって青年期・成熟期・老成期の3種類に分けられる。青い髪の青年期は100年ほど続く反面、赤い髪の成熟期は1年しかなく、成熟期に子供を残せないと紫の髪の老成期になり、首もとにあるえらが閉じて四肢のヒレが落ち、水中で生活できなくなる。耳のある位置には、半透明な大小のヒレがある。 視覚が退化している代わりにテレパシー能力が発達していて、声帯筋や表情筋があまり発達していない。水中で生活する時間が長いため、手の指の間には水かきのような膜がある。 銀河連邦加入前の地球系人類によって滅ぼされた。ツインメーア
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