本作に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 22:12 UTC 版)
「ゴーストバスターズ (2016年の映画)」の記事における「本作に対する評価」の解説
映画批評集積サイトRotten Tomatoesは同サイトに寄せられた244件のレビューを基に満足度73%、平均点6.5/10という評価を下した。同サイトでは批評家の総意として「自由奔放で、素晴らしいキャストを揃えた超常現象コメディーとして、見事に仕上がっている。たとえ、オリジナル版と比べ多少見劣りがするとしてもだ」と述べている。Metacriticでも52件のレビューを基に、加重平均値60/100という評価を下した。 フェミニストのジャネッサ・E・ロビンソンは「『ゴーストバスターズ』では3人の有能な女性科学者がたった一人の黒人女性とともに活動している。レスリー・ジョーンズが演じるパティは3人に比べると知性的ではない労働者だ。」「あの映画はラテン系、アジア系、先住民族の女性の存在を無視している。」「先例に倣って、黒人枠として一人だけ黒人女性が登場している」と批判した。アキラ・ヒューズは「(『ゴーストバスターズ』の予告編の描写は)私たちが今までに乗り越えておかねばならなかったはずのミンストレル・ショーを作り出している。」と批判した。 レスリー・ジョーンズはネット上での批判に対し、「パティ・トーランは熱心に働く女性であって、"一般人"を表象するキャラクターです。」「なぜ普通の人間がゴーストバスターズになってはいけないのでしょうか。」と反論している。 2021年、『ゴーストバスターズ』シリーズのアルティメットコレクションから、2016年の本作だけが含まれていないことが発覚し、問題視された。監督のポール・フェイグも「うん…。ソニー・ピクチャーズ、これはなんらかの間違いであると分かってる」と失望を表すコメントをSNSに投稿している。なお、本作だけが含まれないことについては「差別などではなく映画が駄作だったから」「フェイグ監督版は『リブート』ではなく、全く別の作品だったから」とする声もあるほか、カメオ出演していたアーニー・ハドソンも、本作について「個人的には好きな作品である。しかし、“リブート”という形を取ったことは正しい判断ではなかった」「僕に言わせればリブートとは、映画のやり直しをしようとしていることを意味している。一度やったことの別バージョンということだ。そう考えると、(今作は)間違いだったと思う」「あれは、(『ゴーストバスターズ』の)続編でも拡大版でもなかった。なんとなく、別のユニバースに属していた。わかるかな?僕らと似ているけど、僕らではない僕らだった」と賛否を交えた発言をしている。
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