評価と制作背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:55 UTC 版)
本作は前述の通りコンテストパークWeb 2008 Springにおいて金賞を受賞しており、独特の操作方法に基づく「思い切ったゲームシステムが魅力的」な作品で「基本のシステムがしっかりしている」と評価された。また「小気味いい展開のストーリーを筆頭に、インターフェイスや演出など、すべての要素が一切の手抜きもなく緻密に作り込まれている」と評され、「物語がある程度進むとクリアー済みのステージで新たなイベントが発生するなど、再度プレーしても楽しめるような配慮がなされている点」についても評価された。 窓の杜のコーナー「週末ゲーム」では、「モノリスとムーンのやり取りが面白く、先の展開が見たくてのめり込んでしまった」「爽快な移動感覚を楽しみつつプレイできた」と評されている。また「ステージにはさまざまな仕掛けや隠し要素があり、それらをクリアしていくのも醍醐味」「クリア後のおまけも充実している」とも評されている。 ベクターの「新着ソフトレビュー」では「ストーリー、グラフィック、ゲーム性、どこをとっても文句なしの完成度の高さを誇るアクションゲーム」と評され、「操作になじむための練習用ステージがきちんと用意されている上、ステージをクリアしていくことで自然に操作をマスターできるよう工夫されている」点についても評価された。また「アクションゲームとしてのおもしろさに加え、ストーリーや登場人物の会話などもユニークで楽しい」「内容は実にバラエティに富んでおり、飽きが来ない」とも評されている。 4Gamer.netのコーナー「インディーズゲームの小部屋」では、「マウス操作のみでキャラクターを飛ばすという秀逸なアイデアと、それをうまく生かしつつ、徐々に難度が上がっていくステージ構成のバランスが優れたアクションゲーム」と評価されており、「操作の上達を実感しながら、初心者から上級者まで楽しめる作品」と評されている。 Crowdrive Gamesでは「名作アクションフリーゲーム」の一つとして紹介されている。「ギャグ要素がたっぷり」含まれた「SilverSecondならではの作品」とされ、また「フルコンプリートを目指せばなかなか難易度が高いため、初心者から上級者まで気軽に遊ぶことができる」とも評されている。 一方で「プレーヤーがこの操作方法に馴染めるかどうかによって、本作に対する評価は大きく異なってくる」「重力波による移動はユニークであるがゆえに、最初は戸惑うかもしれない」「なじむまでちょっと手こずる」ともされており、SmokingWOLF自身も「ほぼ完全マウス操作という、その特異な操作性をいかに受け入れてもらうかという点が最大の課題だった」と述べている。なお『プラネットハウル』の紹介ページには「モノリスフィアが操作面でトラウマになっている人にもあまりおすすめできません」とある。 本作についてSmokingWOLFは、「色々と挑戦的要素が強い作品」であり「根本的な部分に関してはほぼ満足の行く結果にできた」とする一方で、「作業時間の分配がうまく行かず、やや粗が目立つ部分があった」と振り返っており、「コンセプトを考える時点で、ストーリーやキャラの在り方がハッキリしていなかった」ことを反省点としてあげている。またWOLF RPGエディター製のゲームで一番好きな作品として本作をあげている。
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