木星系連邦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 15:06 UTC 版)
「銃夢 LastOrder」の記事における「木星系連邦」の解説
木星系連邦は、太陽系において金星共和国と双璧を為す大国である。木星を球殻で包むトポスフィア(未完成)やガリレオ衛星、さらにトロヤ小惑星群を領土とする広大かつ豊かな国で、現実の共産主義国家をイメージさせる全体主義的な描写が多い。小惑星帯や火星、土星の衛星群の支配権を巡り金星とは対立関係にある。全住民にサイボーグ化が義務付けられており、人間はもちろん猫や牛まで多面体型のロボットのような姿をしている。ZOTTには大国の威信を賭けて参加しており、Aブロック準決勝からシードで出場、宇宙天使隊と対戦した。過去5回の優勝経験を持つ。 ウォーメン609 国家予算をかけて完成された、木星系連邦ZOTT代表選手。直径50メートル、体重500トンという大会規定上限きっかりの巨大な球体で、入れ子式に第二〜第五形態が内蔵されている。 ウーバーノート ウォーメン609第一形態。戦術は三段階に分かれており、まずブロック状のポリマーキャプチャーをほぼ無限に生産して対戦相手の移動を封じつつ、金属ヘリウム弾頭ミサイルで攻撃。次いで相手が上記に対処している隙に闘技場の土を吸いつけ、厚さ50メートル以上の追加モルタル装甲を形成。最後に肥大した装甲を利した回転技「ユピテルミキサー」で闘技場内の全敵を殲滅する。ユピテルミキサー唯一の死角である頭上を突かれ、ゼクスのエクスパンド・パンチで大破した。 ヴァイナーバリェーツ ウォーメン609第二形態。浮遊する巨大な機関砲で、EMPネットで対象の動きを封じつつ、対電磁100ミリラムジェットAPFS弾を乱射する。上空からの徹底的な砲撃でゼクスを追い込むが、ザジにバーサーカー細胞と「崩壊弾(ディケイダー、旧作における「細胞破壊体(コラプサー)」)を撃ち込まれ崩壊。その際、第三、第四形態も姿を見せる事なく撃破された。 ツングースカ ウォーメン609最終形態。連邦が開発中の次世代歩兵のプロトタイプ。国家機密であり、本大会中にこの形態を見せるまで追い込まれる事は想定していなかった。前形態に比べると遥かに小型(数メートル程度)だが、体内のワームホーム炉がトポスフィアの軌道ダイナモと繋がっており、無尽蔵のエネルギーを使用できる。その巨大なパワーを使った絶対勝利民族浄化光線砲「木星(ユピテル)ビーム」は、5重に防御され核爆発にも耐える闘技場のシールドを易々と貫通し、観客席を両断するほどである。また、運動エネルギー攻撃はワームホール炉を通じて回生ダイナモに吸収され、ゼクスのエクスパンド・パンチをも無効化できる。ファタ・モルガーナを取り込んだガリィのナノマシン攻撃を受け、ワームホール炉を取り込まれてバラバラになり、敗退した。 チェルノブ727 木星代表広報官で階級は少佐。Aブロック準決勝の実況席に特別ゲストとして招かれる。ウォーメン609の解説をしていたが得意絶頂になっている時にツングースカの木星ビームの直撃を喰らって死亡。なお示威のために屈強な人型ボディを実装しているが、とある誤解のためパンツ一丁である。チェルヴィ チェルノヴ727の飼う愛猫。「木星ビーム」の直撃は回避したが、準決勝後は引き取り手がなく捨て猫になった。
※この「木星系連邦」の解説は、「銃夢 LastOrder」の解説の一部です。
「木星系連邦」を含む「銃夢 LastOrder」の記事については、「銃夢 LastOrder」の概要を参照ください。
- 木星系連邦のページへのリンク