晩年・病魔との闘いとは? わかりやすく解説

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晩年・病魔との闘い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:41 UTC 版)

美空ひばり」の記事における「晩年・病魔との闘い」の解説

1985年5月、ひばりは誕生日記念ゴルフコンペでプレー中に腰をひねり、両足内側ひきつるような痛み走ったという。その頃からひばりは原因不明腰痛訴えるが、徐々に腰痛悪化していく中でも、ひばりはそれを微塵にも感じさせない熱唱見せていた。翌年1986年芸能生活40周年記念リサイタル東京名古屋・大阪の三大都市開催(後に東京でのコンサートビデオDVD化されている)。だが1987年昭和62年)、全国ツアー四国公演巡業中、ひばりの足腰はついに耐えられない激痛の状態に陥った。 しかしそんな中同年2月には三重県鳥羽市まで出向き、ひばり自らの要望鳥羽水族館ラッコ見物した。それと同地において、カラオケビデオの撮影にも臨んだ。1テイク撮影後再度撮り直し為にスタート地点へ戻るよう監督指示受けた際、ひばりは段差上りきれず立ち止まってしまい、付き人の手借りて歩行し映像撮り終えた。現在DAMカラオケ「リンゴ追分」真赤な太陽」などのカラオケでは、その頃のひばりの姿が映し出されている。 入院2週間前の4月7日には日本テレビコロムビア 演歌大行進」の収録に臨む。細川たかし島倉千代子に手を取られ登場し体調が悪い中「愛燦燦」などを歌った同年4月22日公演先の福岡市極度体調不良訴え福岡県済生会福岡総合病院緊急入院した。重度慢性肝炎および両側特発性大腿骨頭壊死症診断され、約3か月半にわたり同病院にて療養専念となった入院当時実際病名は「肝硬変であったが、マスコミには一切発表しなかった。ひばりの病状深刻だった隠し通して公表する病名程度低くした)。またそれに伴い同年5月予定された、明治座公演中止発表入院して1か月後の同年5月29日、ひばりは丁度50歳の誕生日迎えた。その闘病最中にひばりは、マスコミ陣および大勢のひばりファンに対して今はただ先生達ご指示をしっかり守り優等生患者として毎日過ごしています」「あわてない慌てないひとやすみ一休み」などと吹き込まれた、肉声入りカセットテープ披露した1987年6月16日鶴田浩二享年62)、7月17日には石原裕次郎享年52)と、ひばりとも親交深かった昭和の大スター相次いで死去する中、ひばりは入院から3か月経過後の同年8月3日に無事退院果たし病院の外で待っていた沢山のひばりファン達に笑いながら投げキッス見せた退院後の記者会見では「『もう一度歌いたい』という信念が、私の中にいつも消えないおりました。ひばりは生きております」と感極まって涙を見せ場面もあったが、最後は「お酒止めますが、歌は辞めません」と笑顔締めくくった退院後の約2か月間は自宅療養努め同年10月9日行われた新曲みだれ髪』のレコーディングシングルレコード発売12月10日)より芸能活動復活果たした。 しかし、病気決し完治してはいなかった。肝機能数値通常の6割程度しか回復しておらず、大腿骨頭壊死治癒難しいとされた。ある日里見浩太朗退院後のひばりを訪ねた際、階段の手すりに掴まりながら一歩一歩下りてきたと後に語った。それが里見自身ひばりとの最後対面であったという。

※この「晩年・病魔との闘い」の解説は、「美空ひばり」の解説の一部です。
「晩年・病魔との闘い」を含む「美空ひばり」の記事については、「美空ひばり」の概要を参照ください。

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