び‐じん〔‐ヂン〕【微×塵】
み‐じん〔‐ヂン〕【▽微×塵】
微塵
読み方:ミジン(mijin)
細かいちり
微塵
ボーラ (武器)
(微塵 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 18:19 UTC 版)
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ボーラ(分銅)は、複数のロープの先端に球状のおもりを取り付けた狩猟用アイテム、もしくは投擲武器。2個あるいは3個の丸石または青銅など金属球またはゴムや木の錘を、革紐やロープや鎖やワイヤーなどで繋ぎ、3個の場合は同じ長さの紐で三つ又になるように作る。おもりが石の場合は、皮でくるんで紐を結びつけることもある。狩猟用の物はさらに投網のように均等に分散した捕獲率向上効果を狙い5個 - 12個と複数の錘を付けるものもある。
アジア
東南アジアが発祥とされる。
北アメリカ
エスキモーも使用する。イヌイットのボーラは主に野鳥を捕獲することを目的としている。小形動物(鳥類)の狩猟用はケラウイタウティン(イヌピアック語: kelauĭtau´tĭn,[1] qiḷamitautit[2])と呼ばれる。アレウト族も従来よりボーラを使用する[3]。
南アメリカ
また南米パンパス地帯(アルゼンチン等)の先住民(テウェルチェ族やプウェルチェ族等[4][注 1])もアメリカダチョウ(レア属)[5]やラクダ科のグアナコなどの狩猟目的で使用していた[6][4]。
南米パタゴニア(アルゼンチン・チリ)では2つ球のボーラをソマイ、3つ球のボーラをアチコと呼んでいる[7]。グランチャコ地域のアビポネ族も使用する[8]。南米ペルーのチムー王国やインカ帝国の例もある[9]。インカでは遠戦の主力武器だった。スペイン人がヨーロッパから持ち込んだ馬が野馬となって数が増えるとそれらを狩る際にもに石3個のボーラが用いられるようになった。ウルグアイやブラジル南部の先住民も使いこなし[10]、そのうちのチャルーア族も、太古より1球式ボーラを使用していたが、スペインによる征服後は周囲文化の2・3球式を導入して使うようになった[11]。
また、牧畜に従事したガウチョ達は、開拓時代には先住民との戦いにおいて[12]、のちには内戦の際に[14]、武器や兵器として使用した。近年のガウチョたちも、ボーラでアメリカダチョウ狩りの遊戯に興じている[9]。
使用方法
ロープの中心を持ち、頭上で振り回して十分に加速が付いたところでロープを放し、標的に投げ付ける。投擲されたボーラは錘の重量と遠心力で広がった状態で回転しながら飛び、標的の脚(鳥類捕獲であれば翼と胴)の二本に絡み付き、歩行(飛行)を妨げ捕獲する。頭や胴に命中した場合も、錘の重量と回転が十分な衝撃となる。狩猟目的ではない武器としてはこの用法が主となる。また、投擲武器としてではなく、ロープを持ったまま錘を回転させて相手に叩き付ける打撃武器としても使われる。
創作物の中での使用例
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注釈
- ^ テウェルチェ族は"Aoniken族"、プウェルチェ族は"Gününa küna族"とも呼ばれる。とも呼ばれる。Polis&Borrero (2024)では、その異表記で示される。
出典
- ^ Murdoch, John (1892). Ethnological Results of the Point Barrow Expedition. Smithsonian Institution. Bureau of Ethnology: Annual reports 9. Washington: U.S. Government Printing Office. p. 245, fig. 248 (htm版@Project Gutenberg)
- ^ MacLean, Edna [in 英語] (1906). "qiḷamitautit". Iñupiatun Uqaluit Taniktun Sivuninit [Iñupiaq to English Dictionary]. University of Alaska Press. p. 269. ISBN 9781602232334。
- ^ Onofrio, Jan (1995). "Aleut". Dictionary of Indian Tribes of the Americas. Vol. 1 (2 ed.). Newport Beach, CA: American Indian Publishers, Inc. p. 37. ISBN 9780937862285。
- ^ a b Politis, Gustavo G.; Martius, Carl Friedrich Philipp von (2024). The Archaeology of Patagonia and the Pampas. Cambridge University Press. p. 237. ISBN 9780521768214
- ^ Cowper, Henry Swainson (1906). [https://books.google.com/books?id=lr0TAAAAYAAJ&pg=PA201 “Chapter X. Development of Missiles. § The Bolas and Lasso”]. The Art of Attack: Being a Study in the Development of Weapons and Appliances of Offence, from the Earliest Times to the Age of Gunpowder. Ulverston, England: W. Holmes, Limited, Printers. p. 201
- ^ 赤澤威; 落合一泰; 関雄二 編『異民族へりまなざし: 古写真に刻まれたモンゴロイド』EDIPUCRS、1992年、57頁。 ISBN 978-4130033015 。
- ^ Cowper (1906), p. 202.
- ^ Cowper (1906), pp. 202, 203.
- ^ a b 谷川健一『動植物のフォークロア』 2巻、三一書房、1992年、463–464頁。 ISBN 9784380935275 。
- ^ Church, George Earl (1912). “Chapter IX The Abipones and the Southern Tribes”. In Markham, Clements Robert. Aborigines of South America. London. pp. 293–294n1
- ^ Onofrio, Jan (1995). "Charrua". Dictionary of Indian Tribes of the Americas. Vol. 1 (2 ed.). Newport Beach, CA: American Indian Publishers, Inc. p. 252. ISBN 9780937862285。
- ^ Desmond, Alice Curtis (1934). South American Adventures. London: Macmillan. p. 208
- ^ Goldwert, Marvin (1962). The Argentine Revolution of 1930: The Rise of Modern Militarism and Ultra-nationalism in Argentina. Austin: University of Texas. p. 12
- ^ カウディーリョのもと反体制軍側などに参加し[13]
関連項目
外部リンク
微塵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:24 UTC 版)
鉄の輪の三方にトゲのついた分銅を鎖で繋いだ特殊武器。振り回したり、投げて攻撃したり、相手を鎖でからめとったりと多様な使い方ができる。糸瓜斬死郎が使用する。
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微塵
「微塵」の例文・使い方・用例・文例
- 司令塔は粉微塵に爆破した
- この崖から落ちようものなら下の岩にぶつかって粉微塵だ
- こっぱ微塵に砕ける
- この崖から落ちようものなら岩にあたって微塵に砕けてしまう
- 粉微塵に砕く
- 粉微塵に砕ける
- 微塵に砕く
- 砲弾が破裂して司令塔は微塵に砕けた
- この崖から落ちようものならコッパ微塵に砕けてしまう
- 微塵も無い
- あの人は憐れみや同情などは微塵も無い
- こっけいなどは微塵も無い
- 良心などは微塵も無い
- そんな心は微塵も無い
- 人の価値を落とそうとするような精神は微塵も無い
- 微塵切りという,野菜などの切り方
- 微塵粉という,もち米の粉
- 微塵縞という,細かい縞模様
微塵と同じ種類の言葉
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