グアナコとは? わかりやすく解説

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グアナコ【guanaco】

読み方:ぐあなこ

偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科哺乳類体高約1メートルの、こぶのないラクダ類。南アメリカ山岳地帯低地の半砂漠地帯にすむ。→ラマ


グアナコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 04:34 UTC 版)

グアナコ
保全状況評価[1][2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
: ラクダ科 Camelidae
: ラマ属 Lama
: グアナコ L.guanicoe
学名
Lama guanicoe Müller1776
和名
グアナコ
グァナコ
英名
Guanaco
グアナコの生息域

グアナコGuanacoケチュア語: wuanaku学名: Lama guanicoe)は、ラクダ科ラマ属哺乳動物。身長は1.6mほどで体重は48-96kg。主に南アメリカの高地に生息している。リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっている。その厚さはアルパカよりはやや薄い。「グァナコ」、「ガナコ」、「グワナコ」、「グヮナコ」とも呼ばれる。

特徴

背中までの高さは1-1.3mで、体長は2.2mほどになる。体重はビクーニャの二倍ほどの100kg前後あるのが普通であるが、140kg程度になるものもある。毛はビクーニャよりは長くアルパカよりは短い。ペルー南部のグアナコの毛は赤みを帯びた色で上質である。毛の太さは直径16-18µm。グアナコの特徴は、頭部が濃い色で、腹部と脚が明るい色になっていることである。

利用

北方のグアナコはリャマの祖先である。アルゼンチンのグアナコは世界のグアナコの95%を占めると思われるが、パタゴニアからアンデス高地に至るまで広く存在している。南アメリカではペルー、ボリビアパラグアイ、アルゼンチンなどでよく見かける。

ビクーニャ、アルパカ、リャマと同様に、アンデス原産の動物である。特にペルーではインカ時代以前から荷運び用に用いられていた。

アンデスの一部では、肉や皮や毛を取るために乱獲した結果、絶滅が危惧されている。

アルゼンチンでは貴重な動物であるとされ、丁重に保護されている。細く上質な毛を採集するために、グアナコ生息用の区画を設けている。その毛はと比べてとても軽く、ビクーニャ同様ふわふわしている。

脚注

  1. ^ Appendices I, II and III (valid from 26 November 2019)<https://cites.org/eng> (downroad 03/05/2020)
  2. ^ González, B., Funes, M., Cuéllar, E., Villalba, L., Hoces, D. & Puig, S. (2008). Lama guanicoe. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2008. International Union for Conservation of Nature. 2009年4月5日閲覧.{{cite web2}}: CS1メンテナンス: authors引数 (カテゴリ)

関連項目


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