時代・歴史小説
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素浪人奉行 東京文芸社 1953 のち春陽文庫 紅地獄絵巻 東京文芸社 1954 蛇神様 東京文芸社 1954 のち角川文庫、春陽文庫 怪盗白面鬼 東京文芸社 1954 どくろ観音 千両文七捕物帳 同光社 1954 のち春陽文庫 新選組 偕成社 1955(実録時代小説) あばれ振袖 正続 東京文芸社 1955-56 のち春陽文庫 - 中村錦之助主演で映画化。 千両文七 東方社 1956 『刺青の女』春陽文庫 血髑髏組 東京文芸社 1956 『血どくろ組』春陽文庫 折鶴秘帖 同光社 1956 のち春陽文庫 振袖剣光録 東京文芸社 1956 のち春陽文庫 妖説地獄谷 東京文芸社 1956 のち春陽文庫 振袖夜叉 東京文芸社 1957 のち春陽文庫 御用盗変化 東京文芸社 1957 のち春陽文庫 あばれ千両肌 同光社出版 1957 鼠六匹二万両 和同出版社 1957 刺青一代女 東京文芸社 1957 無想剣進上 和同出版社 1957 のち春陽文庫 鬼来也 正続 東京文芸社 1958 のち春陽文庫 青貝進之丞人斬控 東京文芸社 1958 小太郎の旗 東京文芸社 1958 白鬼屋敷 桃源社 1958 修羅王参上 東京文芸社 1958 隠密独眼竜 東京文芸社 1958 のち春陽文庫 謎の唐人屋敷 東京文芸社 1958 隠密愛染帖 東京文芸社 1959 のち春陽文庫 人肌変化 桃源社 1959 のち春陽文庫 長脇差大名 和同出版社 1959 のち春陽文庫 蛇神魔殿 浪速書房 1959 隠密飛竜剣 東京文芸社 1959 『柳生旅日記』 怪傑修羅王 同光社出版 1959 のち春陽文庫 魔剣青貝流 東京文芸社 1960 花の千両肌 朝日書房 1960 竜巻街道 正続 東京文芸社 1961 『たつまき街道』春陽文庫 まぼろし姫 東京文芸社 1961 のち春陽文庫 振袖変化 東京文芸社 1961 のち春陽文庫 江戸の夜叉王 桃源社 1962 のち春陽文庫 青竜の剣 東京文芸社 1962 大江戸悪魔祭 東京文芸社 1962 『江戸悪魔祭』春陽文庫 隠密月影帖 東都書房 1963 のち春陽文庫 雪姫絵図 東都書房 1965 のち春陽文庫 風来浪人 桃源社 1967(ポピュラー・ブックス)のち春陽文庫 風雲の旗 桃源社 1971(ポピュラー・ブックス)のち春陽文庫 なりひら盗賊 日本文華社、1973 のち春陽文庫 大予言者の秘密 易聖・高島嘉右衛門の生涯 光文社 1979.7(カッパ・ブックス)のち角川文庫、『「横浜」をつくった男』光文社文庫 人斬り魔剣 春陽文庫 1984.7 蛇性の女 春陽文庫 1988.12
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時代・歴史小説
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デビュー当初の清張の執筆は歴史小説が中心であり、『くるま宿』『秀頼走路』『五十四万石の嘘』『いびき』など、多くの作品が執筆された。これらの歴史短編では、歴史の片隅でひっそりと消えていく薄幸の人々が好んで取り上げられ、また前述の留置所での拘留経験が反映された『いびき』など、かつての自身の生活経験が色濃く影を落としている作品も見られる。また、清張にとって初の長編小説は歴史小説であった。作家としての知名度が上がり執筆量が激増して以降も、連作時代小説『無宿人別帳』を連載するなど、しばらくは時代・歴史小説が並行して書かれた。 歴史小説に関して「鷗外流に史実を克明に淡々と漢語交じりに書くのが「風格のある」歴史小説ではない。史実の下層に埋没している人間を発掘することが、歴史小説家の仕事であろう。史実は結局は当時の人間心理の交渉が遺した形にすぎない。だから逆に言うと、歴史小説は、史実という形の上層から下層に掘られなければならないことになると思う。歴史小説と史実が離れられないゆえんである」と述べた。 出版社のシリーズ企画から江戸時代を論じた『幕末の動乱』がまとめられたが、その経験を生かす形で大作『かげろう絵図』『天保図録』が生まれた。 清張は菊池寛の『日本合戦譚』(1932 - 34年、オール讀物に連載)のモチーフを生かす形で、『私説・日本合戦譚』(オール讀物連載)を執筆している。また、岡本綺堂の『半七捕物帳』を始めとする捕物帳にも関心を寄せていたが、短編集成型の連作として『彩色江戸切絵図』『紅刷り江戸噂』を執筆した。ここでも推理小説と同様、シリーズキャラクターの登場は避けられている(『虎』『見世物師』の文吾は唯一の例外)。
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