日本産の近縁種とは? わかりやすく解説

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日本産の近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 18:59 UTC 版)

オカチョウジガイ」の記事における「日本産の近縁種」の解説

日本産類似種・近縁種には以下のようなものがあるが、個体によっては種の識別難し場合もあり、特に幼貝での同定難しいことも多い。 マルオカチョウジガイ Allopeas brevispira (Pilsbry et Y. Hirase, 1904) - 本州四国九州分布オカチョウジガイ Allopeas clavulinum kyotoense (Pilsbry et Y. Hirase, 1904) - 北海道から九州まで分布本項) サツマオカチョウジガイ Allopeas satsumense (Pilsbry, 1906) - 本州九州奄美大島分布。 オオオカチョウジガイ Allopeas gracile (T. Hutton, 1834)鹿児島県黒島以南小笠原諸島外来種として侵入している。 ユウドウオカチョウジガイ Allopeas heudei (Pilsbry,1906)日本産のもの中国Hangchowを模式産地として記載されたユウドウオカチョウジガイとは貝殻形態異なるため、ユウドウオカチョウジガイとは別種という見解もある。 シリブトオカチョウジガイ Allopeas mauritianum obesispira (Pilsbry et Hirase,1904)トカラ列島-八重山諸島分布ホソオカチョウジガイ Opeas pyrgula Schmacker & O. Boettger, 1891 - 北海道南部以南分布。 トクサオカチョウジガイ Paropeas achatinaceum (L. Pfeiffer, 1846)殻に粗い成長脈があり、光沢がない。外来種として20世紀前半日本侵入し以後本州以南定着している。 オオクビキレガイ Rumina decollata (Linnaeus, 1758)殻長40mmに達し、オカクチキレガイ科では大型種地中海沿岸産だが、世界各地外来種として侵入している。日本では1991年福岡県から報告され以降各地分布拡大している。 オカクチキレガイ Subulina octona (Bruguière, 1789)西インド諸島原産で、小笠原諸島外来種として侵入している。

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日本産の近縁種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/27 23:21 UTC 版)

ツクツクボウシ」の記事における「日本産の近縁種」の解説

南西諸島小笠原諸島にはツクツクボウシ近縁固有種知られる。どれもツクツクボウシによく似た形態だが、鳴き声それぞれ異なる。また、これらは熱帯・亜熱帯分布しているためか、11月12月でもまだ鳴き声聞こえことがあるクロイワツクツク Meimuna kuroiwae (Matsumura, 1917) ツクツクボウシよりも更にオス腹弁大きい。大隅半島南部から沖縄本島まで分布するが、与論島には分布しない。また、指宿市鹿児島市からの記録もある。千葉県房総半島一部地域でも、樹木移入によりこのセミ生息している(千葉県国内外来種)。 成虫7月から11月まで発生するオス鳴き声は「ジジジジ…」に、数秒ごとに「ゲッ!ゲッ!」という短い声が2回入る。鳴く時間帯は主に午前中で、ツクツクボウシとは異なる。名前は沖縄生物研究功績残した黒岩恒対す献名である。近年沖縄本島において激減しており、北部低山帯行かないまとまった声を聞けなくなった。しかし屋久島奄美大島では現在でもごく普通のセミで、市街地乾燥したところにも多い。屋久島市街地にはクマゼミ普通にいて、2種セミはほぼ入れ替わるようにして発生するクマゼミ→クロイワツクツク)。これは、クマゼミミンミンゼミが共に生息する地域における、両種のセミ発生パターン似ているクマゼミミンミンゼミ)。つまり、両種ともに発声活動午前中に行うため、時期的棲み分けせざるを得ないということである。 またこのセミは、生息する島によって鳴き声少しずつ異なっており、遺伝的な違い見られるこれをもって、クロイワツクツクはかつて様々な種類(オオシマツクツク・キカイゼミ・ツチダゼミ・ヘントナゼミなど)に分けられていたが、現在は統一されている。 オオシマゼミ M. oshimensis (Matsumura, 1905) ツクツクボウシよりもやや大きくオス腹弁長く先端部が黒い。奄美大島請島徳之島沖縄本島沖縄市以北)、久米島分布し、名前は奄美大島由来する成虫8月下旬から11月まで発生するオス鳴き声は「ジジジジ…」の合間に「カン!」という甲高い声が入る。 近年沖縄本島北部では、クロイワツクツクに代わって少しずつ数が増えているとも言われるミンミンゼミヒグラシエゾハルゼミ同じく森林性のセミである。 イワサキゼミ M. iwasakii (Matsumura, 1913) 西表島石垣島台湾分布する成虫7月下旬から12月下旬まで発生するオス鳴き声は「ジジジジジ…」と鳴き始め、声を大きくしながらハルゼミ似た「ジーッ・ジーッ・ジーッ」を十数繰り返し、「ジジジジジ…」と尻すぼみ鳴き終わる。名前は八重山諸島の自然を研究した岩崎卓爾対す献名となっている。 石垣島西表島ではクマゼミ次いで普通のセミだが、市街地ではかなり珍しい。森林や山の中ではごく普通に生息している。 オガサワラゼミ M. boninensis (Distant, 1905) 名前通り小笠原諸島父島母島弟島分布するが、クロイワツクツクに似るため南西諸島から移入されたのではないかとする説もある。成虫5月から12月まで発生する小笠原固有種として1970年天然記念物指定されたが、外来種として侵入したグリーンアノール捕食され個体数激減している。

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