日本産アイゴ類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/10 13:47 UTC 版)
アイゴ S. fuscescens 全長30cm。本州から琉球列島までの各地、オーストラリア沿岸に分布する。九州・四国・本州周辺海域では最も一般的なアイゴ科魚類である。西日本各地で食用に漁獲される。斑紋には多少変異があり、たとえばシモフリアイゴという和名のアイゴは本種と同種である。 ゴマアイゴ S. guttatus 全長40cm を超える大型種。全身に橙色の斑点があるのでこの名があり、他には背びれの最後部に黄色の斑点が1つあるのも特徴である。沖縄県では「カーエー」と呼ばれ、多く漁獲される。 アミアイゴ S. spinus 全長20cmほど。体側に網目に見える迷路状の模様がある。伊豆半島以南のインド太平洋熱帯海域に分布する。沖縄ではスクガラスの主な原料となる。 ヒフキアイゴ S. unimaculatus 全長30cm 。口が「ひょっとこ」のように突き出ている。体が黄色で鰓蓋が白、顔と胸びれのまわりが黒で、胴体にも1-2 個の黒い斑点がある。チョウチョウウオのような鮮やかな体色をしており、熱帯魚として流通することもある。 ヒメアイゴ S. virgatus 全長25cm 。頭と鰓蓋の後ろに黒い斜めの帯があり、体の後半は黄色。
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