日本産の亜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:27 UTC 版)
日本ではシマエナガ(北海道 / 基亜種のシノニムとする説あり)・エナガ(本州など)・キュウシュウエナガ(四国および九州)・チョウセンエナガ(対馬など)4亜種が生息するが、北方系亜種であるシマエナガを除き、いずれも南方系の亜種である。南方系3亜種の場合、(成鳥の)亜種間の羽色にはほとんど差異はない。また、幼鳥には亜種間の差異はほとんどない。 なお千葉県北西部を中心に、眉斑の色が薄くてシマエナガに似た個体が見られる場合があり、そのような個体は「チバエナガ」という通称で呼ばれる。江戸時代中期の書物『観文禽譜』には「どろえなが」の名で「或云 形えながに似て 頭灰白 今此鳥を以て偽て島えながとなす 上総の産なり」という記述があり、エナガの変異個体である可能性も示唆されているが、正体は不明である。
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