日本大学/日本大学理工学部航空研究会開発の機体とは? わかりやすく解説

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日本大学/日本大学理工学部航空研究会開発の機体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:27 UTC 版)

人力飛行機」の記事における「日本大学/日本大学理工学部航空研究会開発の機体」の解説

リネット(Linnet) シリーズ 日本大学木村研究室開発1966年2月25日リネット1が日本初飛行リネット5まで製作されたがリネット5は完成至らず飛行記録が残るのはリネット4までである。リカンベント形式コクピット持ち高く跳ね上がった後部胴体後端推進式プロペラ取り付けられた。最長飛行距離はリネット2の91m。 イーグレット(Eagret)シリーズ 日本大学木村研究室開発1972年から1974年にかけ開発されイーグレット3まで製作された。プロペラコクピット直後上方突き出したパイロン取り付けられ安定性確保のために後部胴体延長された。最長飛行距離はイーグレット3の203m。 ストークStork) 日本大学木村研究室開発1974年から1976年にかけ開発された。コクピットアップライト形式変更、15kgの軽量化後部胴体さらなる延長など、それまで機体から大きく変更された。ストークBはストークAに翼面の平滑化フェアリング最適化などの改造加えた機体である。ストークBは1977年1月2日加藤隆士が乗り込み世界記録となる2093.9m、4分27秒を記録(但し、FAI規定未整備につき非公認)。 アイビスIbis日本大学木村研究室/内藤研究室開発1977年クレーマー8の字飛行獲得目指し開発されたが、飛行前ゴッサマーコンドルクレイマー8の字飛行賞を獲得したストーク小型軽量化し、機動性の向上を図った1980年木村秀政退職すると、内藤研究室引き継がれた。内藤研究室では主翼木材からCFRPとアルミニウムハニカムに置き換え日本大学開発人力飛行機初め複合材料用いられ人力飛行機となった最長飛行距離は1100m、滞空時間2分15秒。 ミランMiLanシリーズ 日本大学内藤研究室開発1981年から1982年アメリカ人以外を対象としたクレーマー8の字飛行獲得狙い開発された。ミラン81ミラン82の2機が製作され、共にアップライト形式コクピット、張線を用いたCFRPチューブラ構造押出しポリスチレン製のリブ採用された。ミラン81双胴双尾翼型でエルロン装備していた。ミラン82ミラン81エルロン抵抗により墜落したことをうけ、エルロンが排され、同時に単胴へと変更された。また東京大学の東昭による新しプロペラ採用した1983年3月鈴木正人搭乗アメリカ人以外を対象とするクレーマー8の字飛行賞に挑み2度旋回成功させたが、1500m地点着地しクレーマー賞獲得逃すスイフトSwiftシリーズ 日本大学内藤研究室開発1983年から1985年にかけてクレーマー世界速度記録獲得目指し開発された。クレーマー世界速度記録賞賞の規定認められゴム式のエネルギー蓄積装置搭載したスイフトA,B,Cの3機が製作されエネルギー蓄積装置ゴム胴体内に格納された。スイフトA、Bは共にリカンベント形式コクピットコクピット直後パイロン取り付けられ推進式プロペラ採用された。スイフトCではコクピットアップライト形式に、プロペラ牽引式改められた。最長飛行距離はスイフトCの1406m。 メーヴェ(MÖWE)シリーズ 学生主体運営される日本大学理工学部航空研究会による開発日本大学人力飛行機卒業研究取り入れた木村秀政による命名1984年のMÖWE I、MÖWE II 以降現在に至るまで製作されている。「鳥人間コンテスト選手権大会」への出場の他にも日本記録3度更新している。メーヴェVI改(MÖWE-VI改/MÖWE-VI B) 1990年3月30日埼玉県妻沼滑空場ストークBの記録を破る直線飛行距離3,708.232mを記録日本初FAIスポーツ規定に基づく記録樹立となる。悪天候により中止され鳥人間コンテスト選手権大会出場機MÖWE-VIにコクピット形式変更翼幅延長などの改造施した機体メーヴェ20(Möwe20) 2003年開催され第27回鳥人間コンテスト選手権大会で、出発地点から南方限界点である琵琶湖大橋まで到達し着水命令により着水、34654.10mを記録した。翌2004年にはFAIスポーツ規定基づいた記録飛行行い日本記録更新したメーヴェ21(Möwe21) 2004年開催され第28回鳥人間コンテスト選手権大会出場であったが、競技悪天候のため中止された。翌2005年FAIスポーツ規定に基づく直線飛行距離滞空時間日本記録樹立。現日本記録保持機(直線飛行距離49.172km、滞空時間1時間4812秒)。

※この「日本大学/日本大学理工学部航空研究会開発の機体」の解説は、「人力飛行機」の解説の一部です。
「日本大学/日本大学理工学部航空研究会開発の機体」を含む「人力飛行機」の記事については、「人力飛行機」の概要を参照ください。

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