怪物・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 17:48 UTC 版)
フランケン・シュタイン博士 王国の中立地帯に研究所を構え、そこに住んでいる王族付きの人造人間の製作者である科学者。かつては人の姿をしていたが、今ではその肉体は滅んでしまったのか、巨大な脳髄だけが円筒状の水槽に浮かんでいる。従って移動はできないため、誰かに用があるときは出向くのではなく、相手を呼び出す。怪奇ものに登場する科学者らしく、相手が誰であろうと口調は常に尊大であり、フランダースを呼び出した際に、フランダースを連れてきた王族であるエミールを、その下僕であるフランダースのおまけだと言い放つ。キザイアの第一印象は「人の話を聞かないタイプ」。 研究所内の様子、会話などはカメラ等を通してすべて把握することができ、それらを通して眼前にいない者とも会話ができる。中立地帯での自衛、警察権を持ち、地域内での殺生は誰であろうと決して許さない。なお、彼の眼の代わりとなっているカメラは本来は視認することができない霊魂状態となったヒロを認識できるほど高性能である様子(透明人間はさすがに無理らしい)。 かつてはフヒトに仕えていたが、彼が0歳児の時点で強力にして残忍であったため、いずれ成長すれば誰にも手が付けられなくなると、その存在を危惧していた。そのためフヒトが復活する前に、彼に対抗しうる能力を持つエミールを勝たせようと、王位争いに故意に介入したことがある。 姫の主治医 姫のお付きの医者で、象に似た顔を持つ怪物の王国の医師。「別人王女」など、姫の病気などの際に王国から呼ばれてたびたび登場している。 ラッド 「女囚王女」に登場。怪物刑務所の監房でヒロと相部屋だった地中人で、モグラのような風貌をしている。温厚な性格をしており、ヒロとは投獄したその日に打ち解けていた。以前から姫にあこがれを抱いており、その特技を使って女子監房へ忍び込んで姫の姿を見に行こうとした際、偶然にも看守の企みを知り、ヒロとともに姫の暗殺を食い止める。その結果、出所後に姫の屋敷に正式招待される栄誉を得る。屋敷に招待された際には、ヒロがとある目的のために掘っている地下通路を点検したりもした。 アイダ・カヌ 「女囚王女」に登場。怪物刑務所の女子監房の人狼族のリーダー。新入りのリザを最初は半分人間として見下していたが、リザとの決闘で敗れた後に実力を認め、リザを新たなるリーダーとして、吸血鬼側リーダーのカロラインと対決させた。親の名前はマハダ・カヌ。 女子監房の一件、その後の共闘によりリザには全幅の信頼を寄せており、吸血鬼である令裡と共闘関係にあるリザが人狼族の元老院から問題視されている存在であり、自らはその元老院の下で働く立場であるにも関わらず、リザに対し「私はお前の味方だ」と告げている。 ルディ・ルード 「討入王女」に登場。アイダの仲間である人狼族の少女。リザに兄の敵であるデュケーン(フランケーン)の居場所の情報を持ち込み、リザ・アイダとともに襲撃を決行する。親の名前はガル・ルード。情報提供の真の目的はデュケーン(フランケーン)に捕らわれた自身の兄を助けるためであり、デュケーン(フランケーン)により人狼と吸血鬼の混成種とされてしまった兄を発見した際には動揺したが、理性を失った兄はもはや人狼族の戦士ではないと、トライオキシンにより蘇ったロボと対峙したリザと似た決心を固め、倒した。左目に大きな傷があるが隻眼ではない様子。 物知り博士 「怪談王女」に登場。人語を解する博識な白梟。姫が身の回りで起こる怪現象について相談するために王国から招いた。いわゆる都市伝説や怪異などについて詳しく、あらゆる偏見を排除し真実のみを希求することが自らの役目であると言っている。紗和々を「巨乳のメイド」と呼んで懐いていた。 青白き巨大生物(正式名称不明) 「怪談王女」に登場。 時限暗殺者(タイム・アサシン) 「怪談王女」に名称とイメージのみ登場。物知り博士曰く「殺害日時を警告した上で実行する情け無用のエージェント」。 不定形生物(ショゴス) 「怪談王女」に名称とイメージのみ登場。 グレタ 「召喚王女」に登場。令裡の幼馴染である純血の吸血鬼の少女。キニスキーが完全に死亡した事を確認し、令裡の吸血鬼社会からの追放が解かれたことを報告しに屋敷へ来た。令裡へ再び怪物の世界へ戻って共に処女狩りを楽しもうと誘う。同名のキャラクターが『南Q阿伝』にも登場しているが同一人物かどうかは不明。
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