廃止以前の在籍車両
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戦前・戦中期の車両 デハ8形 - 1942年日立製。自社発注車で、路面電車然としたスタイルだった。後に荷物電車に改造され、デワ8となった。1970年廃車。 モハ9形 - 1943年日立製。自社発注車で、旧型車の中では長く残存し、1997年廃車。 戦後復興期の車両 モハ11形 - 1947年日立製。戦時中に営団地下鉄銀座線用に発注されたが未成となった200形を整備したものと言われている。1994年廃車。 モハ101形 - 旧国鉄デハ6285形電車(製造時はナデ6110形)。1948年入線。その後荷物電車に改造されデワ101となった。廃車後の1972年3月に国鉄に返還され、鉄道100年を記念して復元保存された。現在、鉄道博物館に保存展示されている。 モハ13形 - 元相模鉄道(現JR相模線)の、電車化された電気式ディーゼルカーで、1948年入線。1965年に前面を切妻化。1996年全廃。 モハ1300形・クハ5300形 - 宇部鉄道(現JR西日本宇部線)モハ21形・クハ11形の買収国電で、1957年に4両が入線。モハ1302-クハ5300の編成は1979年廃車になり、クハ5301も1985年廃車となった。残されたモハ1301は両運転台化改造がなされ、単行運転が可能となった。1991年廃車。 高度成長期の車両 モハ1000形・サハ1501形 - 元小田急1100形(含相鉄1000形)。1960年から1979年の長期間に、小田急・相鉄の両社から10両が譲渡された。両運転台の車両から中間電動車まで形態はさまざまであった。1979年に相鉄から譲り受けたモハ1007・1008・1009の3両は、元荷物電車で荷物扉をそのまま使用(片側は固定)していた異色の存在であった。1993年までに全車廃車。 モハ51形 - 1930年加藤車輌製。加太電気鉄道(現南海加太線)デニホ51として登場。弘南鉄道を経て1962年入線。1982年廃車。 モハ2230形 - 1927年東急車輛製造製。南武鉄道(現JR南武線)モハ100形を出自とする。弘南鉄道を経て1962年入線。1979年廃車。この車両はトミーテック製の鉄道コレクション第2弾で1/150スケールの鉄道模型として製品化されている。 クハ2500形 - クハ2501・2502は元東京横浜電鉄のガソリンカーキハ1形。神中鉄道(現相模鉄道)を経て1960年・1961年入線。1992年全車廃車。クハ2503・クハ2504は元相鉄モニ2000形の付随車クニ2506・クニ2511で、1979年入線。1991年廃車。 クモハ100形 - 元静岡鉄道100形・1979年導入、1994年廃車 クモハ351形 - 元静岡鉄道クモハ350形電車。1984年入線、1994年廃車。 電動貨車・貨車 デワ1形 - 1940年製の木造電動貨車。1964年廃車。 デワ2形 - 1929年製の木造電動貨車。1969年廃車。 トム1001形 - 元西武鉄道トム1209。1962年西武所沢車両工場製。1970年入線、1997年廃車。廃車後も機械扱いとして残存し、廃線時まで姿を留めた。 トラ101形 - 元東武鉄道トラ107。1966年東武杉戸工場製。1985年入線、1997年廃車。廃車後は散水車に改造され機械扱いとして残存し、廃線時まで姿を留めた。
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