幕内初優勝・大関昇進・関脇陥落・再昇進とは? わかりやすく解説

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幕内初優勝・大関昇進・関脇陥落・再昇進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:59 UTC 版)

武双山正士」の記事における「幕内初優勝・大関昇進・関脇陥落・再昇進」の解説

2000年1月場所では、千秋楽魁皇当時関脇)を下して13勝2敗、関脇地位念願幕内初優勝達成した久々大関取り挑戦となった、翌3月場所でも12勝3敗の好成績残し三役で3場所通算35勝(10-13-12勝)を挙げ、ようやく遅咲き大関昇進果たした大関昇進伝達式では口上に「正々堂々」の文言用いた。 ところが、その新大関だった5月場所腰椎椎間板障害初日から全休。いきなり大関角番臨んだ7月場所でも腰痛完治しないまま強行出場したが、結局11日目土佐ノ海戦で3勝8敗と、大関地位で2場所連続負け越し決定大関在位が僅か2場所で関脇陥落屈辱味わった(同7月場所は4勝11敗と、武双山自身千秋楽皆勤した場所ではワースト敗戦記録となる)。皆勤負け越しにより角番脱出失敗は「2場所連続負け越し休場大関から陥落」とする現行制度では史上初。現在の制度考えうる最短在位である。それでも関脇陥落した直後9月場所で、千秋楽勝利して10勝5敗、大関特例復帰規定取り組み日数(現在は15日間)の三分の二(同・10勝)以上の勝ち星挙げること。ただし、何らかの災害等のため増減有った場合でも、その三分の二以上で計算する)に達して1場所で大関返り咲いた奇しくも師匠武蔵川(元横綱三重ノ海)も、大関から関脇陥落した1976年7月場所において、1場所で大関特例復帰経験している。 大関再昇進後の2001年3月場所には大関魁皇らと優勝争い千秋楽魁皇敗れたものの12勝3敗の優勝次点という好成績残した。翌5月場所では、14日目に貴乃花巻き落とし下す詳細後述相撲見せ自身5年ぶりに5月場所勝ち越した。この取組貴乃花は右膝半月板負傷し千秋楽強行出場して優勝したものの、翌7月場所からの7場所連続休場余儀なくされた。しかし、5月場所以降武双山は最高の成績でも10勝5敗に終わり優勝争い参加することは殆ど無い状態だった。力士晩年には途中休場皆勤負け越し記録して大関を保つのがやっとで、大関角番角番脱出繰り返し、という土俵続いた素質からは横綱期待する声もあったが、左肩脱臼繰り返すケガなども有って果たせなかった(他に腰痛や足の親指怪我致命的だった)。 なお2003年11月場所まで大相撲には「公傷制度」(本場所中に土俵上の大怪我で翌場所全休しても、その翌々場所は翌場所と同じ地位に留まれる制度)が存在していた。しかし2003年3月場所6日目武双山は左肩脱臼ケガ全治2か月診断書出て途中休場したものの、当時公傷適用却下されてしまう。師匠武蔵川親方抗議したものの、審判委員らはその理由として「脱臼古傷繰り返しよるもので、来場所までに回復して相撲取れるはず」というものだった。左肩の具合が完全に回復しないまま強行出場となった、翌5月場所通算2回目大関角番となったが、千秋楽に8勝7敗と勝ち越し角番脱したその後武双山2003年9月場所5日目、左ひじの骨折起こし再び全治2か月診断書出て途中休場したが、これも公傷認定はされなかった。翌11月場所も9勝6敗と勝ち越して通算3回目大関角番脱出。この事から当時北の湖理事長公傷廃止提案し結果2003年11月場所限りで「公傷制度」は廃止となった

※この「幕内初優勝・大関昇進・関脇陥落・再昇進」の解説は、「武双山正士」の解説の一部です。
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