岡崎市龍北総合運動場とは? わかりやすく解説

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岡崎市龍北総合運動場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/06 23:32 UTC 版)

岡崎市龍北総合運動場
所在地
座標 北緯34度58分50.61秒 東経137度11分18.55秒 / 北緯34.9807250度 東経137.1884861度 / 34.9807250; 137.1884861座標: 北緯34度58分50.61秒 東経137度11分18.55秒 / 北緯34.9807250度 東経137.1884861度 / 34.9807250; 137.1884861
面積 208,311 m2
開園 2020年7月4日
運営者 岡崎市
(指定管理者):龍北スポーツサポート株式会社
現況 テナント:マルヤス工業フットボールクラブ
駐車場 434台
公式サイト 岡崎市龍北総合運動場
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岡崎市龍北総合運動場(おかざきしりゅうほくそうごううんどうじょう)は、愛知県岡崎市真伝町にある公営の総合運動施設。愛称は「マルヤス岡崎龍北スタジアム」[1]

1968年昭和43年)にオープンした愛知県岡崎総合運動場を前身とする。

「県営グラウンド」の通称で長く市民に親しまれてきたが、岡崎市に移管され、2020年令和2年)7月に岡崎市龍北総合運動場として生まれ変わった[2]

沿革

愛知県岡崎総合運動場

愛知県岡崎総合運動場の建設計画の概要を報じる新聞記事(1964年1月17日)

岡崎市は「岡崎総合運動場」を建設するため、1962年(昭和37年)度から、真伝町、滝町にまたがる20万1300平方メートルの土地の用地買収を進め、確保のめどがたったことから、1964年(昭和39年)1月に建設計画を発表した。太田光二市長は建設計画を愛知県に提示し、「用地は無償で提供するので、県営事業で建設してほしい」「県営工事が無理ならば、建設補助金を出してほしい」と陳情した。桑原幹根知事は「検討する」と答えた[3]

1965年(昭和40年)4月、県営事業として着工。1968年(昭和43年)3月に開場した。最初に完成したのは野球場、テニスコート[4]

1969年(昭和44年)9月7日、開場を記念して愛知県立岡崎商業高等学校のグランドで第1回岡崎市民陸上陸上選手権大会が開かれる(本運動場で開催されなかったのは整備遅延のため)[4]1971年(昭和46年)までにサッカー場、陸上競技場、50メートル公認プール、管理棟が建設された[5]

本運動場は2012年平成24年)まで岡崎市主催の「おかざきマラソン」の会場であった[注 1]

設置者は愛知県教育委員会。三幸・スポーツマックス共同事業体が指定管理者として管理にあたっていた。

岡崎市龍北総合運動場

2015年(平成27年)4月16日、愛知県と岡崎市の間で、愛知県岡崎総合運動場を岡崎市に移管する基本合意がなされた。当該合意における移管時期は2018年(平成30年)4月1日[6]。その後は市が管理運営する。改修整備し中高生の陸上競技の県大会開催を目指す。補修・撤去等の費用は県が負担するが、陸上競技場は県の補助を受けて市が改修することとなった[7][8]

2016年(平成28年)2月17日、岡崎市の当初予算案が発表され、移管を受ける予定の本運動場の仮称を「岡崎市龍北総合運動場」とすることが同時に発表された。仮称は運動場を敷地内に含む「龍北公園(りゅうほくこうえん)」から名付けられた[9]。雨天に使用できない土のトラックを全天候型に改め、日本陸上競技連盟公認の第3種陸上競技場に向けた整備を進めるという。またインフィールドは、陸上競技の跳躍種目、投てき種目のほか、サッカー、ラグビー、グラウンド・ゴルフなどの競技が可能となる天然芝にするという[10]

2017年(平成29年)3月22日、龍北総合運動場の整備基本計画が策定される。プールは施設の老朽化により廃止し、跡地に8面のテニスコートを移転新築する[11][12]

2018年(平成30年)10月1日、龍北総合運動場の基本設計が公表される。約21ヘクタールの敷地に陸上競技場と野球場、テニスコート、蹴球場、アーチェリー場、多目的運動場、ジョギングコースなどを整備する。総事業費は51億2,481万円。2019年(平成31年)3月に着工し、2020年(令和2年)6月の完成、同年7月のオープンを目指す[2]

2019年(平成31年)4月1日特別目的会社「龍北スポーツサポート株式会社」が指定管理者となる[13][注 2]。事業方式は「BTO方式、サービス購入型」[14]

2020年(令和2年)7月4日、全面オープン。開場式と内覧会が行われた[15]

2022年(令和4年)1月24日、市は、マルヤス工業株式会社(本社:名古屋市昭和区)と「スポーツ振興に関する協定」を締結。同社は、市の「岡崎アスリート支援事業」と協定に基づく「施設愛称命名権」により、龍北総合運動所の愛称を提示。同年2月1日、愛称は「マルヤス岡崎龍北スタジアム」に決定された[1]

旧愛知県岡崎総合運動場の施設

休業日は毎週水曜日と年末年始(12月28日から1月3日まで)。水曜日が祝日にあたるときは翌日が休業日。プールは7月21日~8月31日は無休で営業。

2014年度の利用者数は127,084人。

区分 内容 面積
陸上競技場 4種公認。400mトラック×8レーン。 29,160 m2
野球場 3面天然芝張り。ナイター設備1面。 23,000 m2
蹴球場 サッカー、ラグビー場1面。78m×155m。 12,000 m2
プール 50m公認プール、9コース。水深1.3~1.5m。 1,085 m2
25mプール、7コース。水深0.9~1.1m。 375 m2
幼児用プール。水深0.4~0.45m。 164 m2
テニスコート グレーコート7面。ハードコート1面。 6,005 m2
アーチェリー場 90mターゲット。110m×41m。 4,540 m2
管理棟 会議室、ロッカールーム、シャワー室。 1,336 m2

アクセス

公共交通機関

自動車

脚注

注釈

  1. ^ 2013年(平成25年)以降は、岡崎中央総合公園にスタート/ゴール地点が移った。
  2. ^ 特別目的会社「龍北スポーツサポート株式会社」の構成会社5社の内訳は以下のとおり。代表企業が酒部建設株式会社(岡崎市日名中町)。その他の4社は株式会社梓設計中部支社、株式会社岡崎工業、アシックスジャパン株式会社関西オフィス、グリーン産業株式会社。

出典

  1. ^ a b 岡崎市龍北総合運動場陸上競技場の新たな愛称が決定しました。”. 岡崎市ホームページ (2022年2月1日). 2022年2月1日閲覧。
  2. ^ a b 横田沙貴 (2018年10月3日). “スタンドにテラス 龍北総合運動場の基本設計”. 東海愛知新聞. http://www.fmokazaki.jp/tokai/181003.php 2018年10月14日閲覧。 
  3. ^ 『中部日本新聞』1964年1月17日付朝刊、三河版、8面、「岡崎総合運動場の建設計画まとまる」。
  4. ^ a b 『岡崎市体育協会50年史』岡崎市体育協会、1997年3月31日、8、51頁。 
  5. ^ 『新編 岡崎市史 総集編 20』新編岡崎市史編さん委員会、1993年3月15日、4-5頁。 
  6. ^ “愛知県、アジア大会推進課など設置 4月に組織改正”. 日本経済新聞. (2017年2月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFD17H2E_X00C17A2CN0000/ 2017年3月26日閲覧。 
  7. ^ 中日新聞』2015年4月17日付朝刊、西三河版、16面、「岡崎総合運動場市営に 18年春めど 陸上県大会開催目指す」。
  8. ^ 愛知県岡崎総合運動場の岡崎市への移管について 記者発表資料” (PDF). 愛知県庁. 2018年4月1日閲覧。
  9. ^ “龍北総合運動場 着手へ 平成32年度の利用開始目指す”. 東海愛知新聞. (2016年2月26日). http://www.fmokazaki.jp/tokai/160226.html 2016年2月28日閲覧。 
  10. ^ 平成28年度当初予算における重点事項 | 岡崎市ホームページ
  11. ^ (仮称)龍北総合運動場整備基本計画(概要版) | 岡崎市ホームページ
  12. ^ 今井亮 (2017年3月23日). “整備基本計画を策定 岡崎総合運動場と岡崎城跡”. 東海愛知新聞. http://www.fmokazaki.jp/tokai/170323.html 2017年3月26日閲覧。 
  13. ^ 指定管理者変更のご挨拶 | 岡崎市龍北総合運動場
  14. ^ PPP/PFIの考え方 岡崎市における取組” (PDF). 国土交通省. 2020年7月5日閲覧。
  15. ^ 福沢和義「アスリート岡崎から世界へ 龍北総合運動場 市整備で再始動」 『中日新聞』2020年7月5日付朝刊、西三河版、14面。

関連項目

外部リンク


岡崎市龍北総合運動場

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「岡崎市龍北総合運動場」の記事における「岡崎市龍北総合運動場」の解説

2015年平成27年4月16日愛知県岡崎市の間で、愛知県岡崎総合運動場岡崎市移管する基本合意なされた当該合意における移管時期2018年平成30年4月1日その後は市が管理運営する。改修整備し中高生陸上競技県大会開催目指す補修撤去等の費用は県が負担するが、陸上競技場は県の補助受けて市が改修することとなった2016年平成28年2月17日岡崎市当初予算案が発表され移管を受ける予定の本運動場仮称を「岡崎市龍北総合運動場」とすることが同時に発表された。仮称運動場敷地内に含む「龍北公園りゅうほこうえん)」から名付けられた。雨天使用できない土のトラック全天候型改め日本陸上競技連盟公認第3種陸上競技場向けた整備進めるという。またインフィールドは、陸上競技跳躍種目投てき種目のほか、サッカーラグビーグラウンド・ゴルフなどの競技が可能となる天然芝にするという。 2017年平成29年3月22日龍北総合運動場整備基本計画策定される。プール施設の老朽化により廃止し跡地8面テニスコート移転新築する2018年平成30年10月1日龍北総合運動場基本設計公表される。約21ヘクタール敷地陸上競技場野球場テニスコート蹴球場、アーチェリー場多目的運動場、ジョギングコースなどを整備する。総事業費51億2,481万円2019年平成31年3月着工し2020年令和2年6月完成同年7月オープン目指す2019年平成31年4月1日特別目的会社龍北スポーツサポート株式会社」が指定管理者となる。事業方式は「BTO方式サービス購入型」。 2020年令和2年7月4日全面オープン開場式と内覧会が行われた。 2022年令和4年1月24日、市は、マルヤス工業株式会社本社名古屋市昭和区)と「スポーツ振興に関する協定」を締結同社は、市の「岡崎アスリート支援事業」と協定に基づく「施設愛称命名権」により、龍北総合運動所の愛称提示同年2月1日愛称は「マルヤス岡崎龍北スタジアム」に決定された。 @media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important} テニスコート 野球場 多目的運動場 更衣室

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