封鎖開始とは? わかりやすく解説

封鎖開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:52 UTC 版)

ベルリン封鎖」の記事における「封鎖開始」の解説

1948年になると、分割占領され首都全体をどこが支配するのかを巡って対立起こった。さらにソ連ドイツとの戦争甚大な被害出ていたため取れるものは全てとるという方針をとったことから、早期復興目指す西側3か国と対立した当初フランスドイツ早期賠償課す方針だったが、ソ連への対抗上米英と同調せざるを得なくなった)。そのような対立の中、ソ連西ベルリンへの交通制限西側通達した。 4月1日に、ソ連軍当局西ベルリンへ向かう人員貨物について検問強行し西ベルリンへの物資搬入にも制限かけられた。さらに、5月ソ連6月24日東側領域において通貨改革実施することを宣言すると、すかさず西側6月20日より西側領域でも通貨改革実施する公表した。この結果マーシャルプラン保障される西側通貨マルクB、ドイツマルク)が力を持つようになり、東側通貨改革失敗することとなった反発強めたソ連側は、6月24日より西ベルリンへの陸路の完全封鎖実施西ドイツとの間を結んでいた4本の鉄道閉鎖され東ベルリンとの間を結んでいた地下鉄運休しエルベ川運河経由した船舶輸送停止され西ドイツとの間を結んでいた4本のアウトバーン閉鎖され国境検問所にはバリケード設置され物流を完全に停止させた。東側占領地域からの西ベルリンへの電力供給停止された。さらに政治宣伝行い西ベルリン市民取り込み図ったソ連側は、物資不足に反発した西ベルリン市民により暴動ストライキ発生し、やがて社会主義革命発生することを期待していた。そして、西側西ベルリン支配放棄させることを狙っていた。 この状況でもソ連側は、西側占領地域及び西ドイツ国内から西ベルリンまでの航空路については封鎖しなかった。これは1946年2月取り決めにより、西側からベルリンまでの3本空路通称ベルリン回廊」は、西側諸国による自由な利用認められていた上に、西ベルリン居住する市民200万人上り、その生活を支えられるだけの物資空輸だけで運べるとは到底考えられなかったことと、ソ連としても西側全面的な対決陥ることは避けたかったということが、空路封鎖をしなかった理由として挙げられる

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封鎖開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 18:11 UTC 版)

キューバ危機」の記事における「封鎖開始」の解説

この日午10時海上封鎖開始されアメリカ陸海軍および海兵隊沿岸警備隊などを総動員し体制取り航空機艦船潜水艦などで海上封鎖近辺警備強化したほか、ソ連貨物船海上封鎖突破しアメリカ軍がこれを撃沈した場合即座に全面戦争となる可能性もあったことから、日本西ドイツトルコはじめとする海外基地においても総動員体制をかけ、アメリカ軍人のみならず西ドイツ軍なども休暇兵士呼び戻した。 この日の朝エクスコム会議では航空偵察写真分析結果からR-12、R-14(英語版両方ミサイル基地建設進んでいることが分かった封鎖線にソビエト船舶が近づいており、会議雰囲気緊迫したのだった。しかしフルシチョフ実際には慎重であった。これらの船舶本国からの指示によりアメリカ海軍により通達され海上封鎖線を突破することはせず、海上封鎖手前Uターンして引き返したソ連貨物船は、もし公海上で臨検受け入れた場合アメリカの「恫喝」に屈服する形になるだけでなく、アメリカ側様々な軍事機密流れてしまう恐れがあることから臨検を受けることをよしとせず、また海上封鎖突破し攻撃受けた場合即座に報復合戦となり、さらに全面核戦争になる可能性が高いことから、回避行動出たのであるアメリカ軍実際に初めての臨検行ったのは26日(金)午前である。

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