大宮町時代とは? わかりやすく解説

大宮町時代(1952-1966)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:55 UTC 版)

一宮市立図書館」の記事における「大宮町時代(1952-1966)」の解説

一宮市立図書館蔵書数年 点 1948   7,181 1958   28,399 196867,710 1980176,305 1989274,866 2001414,136 2010877,908 2013   1,042,946 1950年朝鮮戦争戦争特需もたらし一宮市中心とする尾張地方繊維業界はガチャ万景気呼ばれる目覚ましい成長遂げた1950年愛知県開催され第5回国民体育大会合わせて体操競技会場となった一宮市大宮町にあった飛行機格納庫購入して一宮市体育館転用した。1952年5月8日にはこの体育館併設され建物図書館移転当初1階のみを使用していたが、後には教育委員会使用していた2階閲覧室となった1953年頃には21時までの開館時間が好評だったが、1956年には18時までに短縮された。当時氏名職業などを書いた入館券提出する必要があり、1953年属性入館者は多い順に学生団体実業公務員家庭婦人児童教員宗教家だった。学生一宮商業高校生徒多かったという。1948年度蔵書数は7,181冊だったが、1952年度蔵書数12,335冊、1958年度28,399冊と、着実に蔵書増やしていった。1955年昭和30年)の一宮市近隣8町村合併して人口15万人都市となり、1960年昭和35年)頃には一宮税務署徴税高が鳥取県全体超えるまでに至っている。 一宮市立図書館貸出数年1948不明 1958   28,619 196895,770 1980358,735 1989   654,685 2001   956,414 2010   2,285,467 2013   3,092,490 1956年には本町通5丁目にあった森春濤一宮出身詩人)の詩碑本館正面東側移し移設記念遺墨展と講演会開催された。1956年には田中新男が専任館長就任し同年中には田中の後を継いで一宮市教育委員会社会教育課長平松稔が課長館長兼任した平松同年図書館法精神則った一宮市立図書館設置条例制定している。 1957年には平松後任として、小中学校長を務めた入山仙一が専任館長となり、入山時代趨勢沿って開架室や児童室を設置している。まず1961年8月1日には小部屋改装して児童閲覧室とし、1961年11月1日には蔵書のうち4,000冊が開架式となった愛知県内では1952年豊橋市図書館全館開架踏み切っているが、1954年には部分開架見直していた。天井扇風機が回る児童閲覧室は子どもに喜ばれ、特に図書館に近い一宮市立宮西小学校児童利用した1957年には団体貸出制度設けられ開始当時には800冊が、1965年頃には3,000冊が団体貸出割り当てられていた。トランク書箱用いて大量図書貸し出せ制度であり、青年団婦人会職場グループなどが利用した1964年5月22日には『愛知県史』や『一宮市史』を編纂した森徳一郎から蔵書寄贈受けており、から寄贈され書籍今日郷土資料中核をなしている。1964年には愛知県一宮商業高校教諭や一宮市中学校長などを務めた長谷川正専任館長就任1952年1822845円だった図書館費は、1965年には805万円となった。 大宮町時代の建物戦前飛行機格納庫として使用されていた建物であり、通風採光などに問題があった。閲覧室夏季蒸し風呂冬季冷蔵庫様相呈し、庇がないため大雨が降ると館内雨水浸入した。体育館隣接しているため、体育館行事があるたびに騒がしく、また近隣真清田神社訪れ参拝客も騒音となった高校生閲覧室異性と愛を育む場として利用することがあったため、1964年には閲覧室男女別席となり、この変更に対して時代そぐわないとする投書もみられた。

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