喫茶ブラボー関係者
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「空想科学大戦!」の記事における「喫茶ブラボー関係者」の解説
リフジン・トオル 25歳→27歳。1巻ラスト、ウーターマンとウナギングの最終決戦後、猫柳田を連れ出した人物。常に険しい表情をしており、悪を許さない熱血漢。タンデムシートに誰も乗せない主義の硬派を気取っているが、年相応にスケベである。彼もまた科学的知識に疎い。 2巻冒頭で「地球全生物ぶん殴り計画」の最中であったモドキング一味を、崩れかけた都庁を倒壊させ下敷きにしようとするが失敗し、反対側に倒してしまい余計に被害を甚大化させてしまった。後述の怪人ギャラクティカ男に殴られ、モドキングのUFO(搭乗者はズキンのみ)まで殴り飛ばされる。その後、「一時間後生存確率0.0001%」だったところをズキンが強化手術を施し蘇生させる。しかし改造させられたせいで餓えに苦しみ、横暴な態度に憤激したズキンによりUFOから投げ落とされてしまった。本人は改造手術を『タダで手に入ってラッキー』と思っており、人間でなくなったことをまったく気にしていなかった。 都庁崩壊事件により指名手配されてしまったので、強化スーツと超緩衝ヘルメットを装着し、仮の名を名乗ろうとした際、ギャラクティカ男に「仮名ライダー」という呼称を与えられ、以後定着してしまった。強化手術によって得た超人的パワー(推定で全国男子平均の10倍の力)を利用してモドキング一味の野望を阻止しようとする。その怪力たるや張り手一発で喫茶店のドアを蝶番ごと引き千切り、金属製の拘束具や冷蔵庫の扉をいとも簡単に破壊し、巨岩やオートバイをぶん投げて水切りが出来るほど。体も極めて頑健であり、雲より高い高空から突き落とされようが、ゾウ用のギャラクティカパンチを受けようがまるで応えない。超人的パワーを得るために大量の食事を必要とし、その食欲も常人の10倍。 改造手術の副作用で老化が異常に早くなってしまい、2巻終盤以降は見た目はもちろん、ジジ臭い言葉で話し暇さえあれば盆栽づくりに明け暮れるような完全な老人となってしまう。ただし、前述したように肉体に引っ張られる形で、精神年齢が完全に肉体相応になっているため自分が老いたことをほとんど気にしておらず、改造手術の恩恵で超人的パワーも未だ健在である(また、4巻の描写を見る限り食べる量もある程度減っている模様)。 愛車はローンを組んで購入したバイクローン号。猫柳田の改造によりマッハ1を叩き出せるスーパーマシンとなる(しかし本人はその実用的だが妙なデザインを嫌っていた。涙を流すほどの嘆き様にヒメイはズッコけ、猫柳田は多大なショックを受けている)。 手先も器用になったのか、4巻ではバイクローン号にアタッチメント「ミズグルマシーン」を付けて水上を走れるようにしたり、津波を弾き返すために海に潜って壁を作ったりしていた。 モデル的には猫柳田の経営する喫茶店を拠点としている点等、『仮面ライダー』における仮面ライダー1号こと本郷猛がベース。 サラワレ・ヒメイ 喫茶ブラボーの看板娘であり、店が軌道に乗ったのも彼女(主に容姿)の貢献によるもの。トオルの異常な食欲のため、料理の手を休める暇がない。2巻ラスト、脳味噌エリート男の凶行を食い止めるべく猫柳田に代わって自らを犠牲にする道を選んだ、老人となってしまったトオルの姿に落涙している。 4巻では独居科学者の猫柳田の助手となっており、喫茶店時代の感覚が抜けず、しばらくは猫柳田を「マスター」と呼んでいた。作中数少ない常識人で科学的知識もあり、猫柳田不在時、3ヒーローに的確な指示を出した。前述の一件もあってかトオルが老けたままであることがよほどショックだったらしく、顔を合わせる度に若い頃の彼の写真を見ては嘆いている。この非常に失礼な悪癖に対して一度はトオル当人から止めるように頼まれたこともある。
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