制作中止になった企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 19:31 UTC 版)
「ウルトラシリーズの作品一覧」の記事における「制作中止になった企画」の解説
ウルトラマン ジャイアント作戦 劇場用作品。テレビシリーズ編集の企画に変更され、検討された内容の一部はテレビシリーズに生かされる。後に本案を基にした漫画や小説が制作されている。 ウルトラマン 怪獣聖書 劇場用作品。佐々木守脚本、実相寺昭雄監督、ATG製作で『ウルトラマン』放送当時の1966年を舞台に、科特隊などのキャストを総変更して製作する予定で脚本も執筆されていた。しかし、ATGなどの都合や、脚本内で公然と天皇を中傷をしていたこと[要出典]、ムラマツキャップ役の小林昭二によるとハヤタとアキコを若いキャストにしたいと言う申し出があって出演を断ったため、未製作に終わった。『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』の元になる。 ウルトラ超伝説 劇場用作品。『ウルトラマン物語』の次回作として検討されたが、結果が芳しくなかったために企画凍結となった。 ウルトラQ モンスターコンチェルト 劇場用作品。怪獣デザイン公募が行われ、佐々木守による脚本も執筆されていたが、未制作に終わった。企画内容と製作会社を変更し、『ウルトラQザ・ムービー』となる(円谷プロと円谷映像は別会社)。 当時キャラクターデザイナーとして活動していた雨宮慶太は、本作品の怪獣デザイン公募に応募したことがきっかけで、『ウルトラマンUSA』のモンスターデザインに起用された。 ウルトラマンG 第2シーズン 日本案とオーストラリア案の二つが存在し、オーストラリア側の続編企画案は、テリー・ラーセンによって考えられていたが詳細は不明。 日本案はシノプシス集が会川昇によりまとめられている。第14話 - 第17話は「バルタン星人編」として、地球へ来襲したバルタン星人に合体巨大化して立ち向かうリュグローとヴェロニカ夫妻の危機に、グレートが帰還するという展開で、ウルトラ兄弟の客演も検討されていた。バルタン星人のデザインも吉田穣によって描かれており、通常の個体の他にトライポッドのような3本足のバルタン星人も描かれている。 ウルトラマンG 日本編 劇場用作品。複数進行していた『G』の続編企画の一つだが、未製作に終わった。 ウルトラマン バルタン星人大逆襲 ウルトラマン・ジュニア誕生 飯島敏宏著『バルタンの星のもとに』掲載未映像化シナリオ。後に制作された『THE FIRST CONTACT』に反映された。 ウルトラマン-遥(はる)かなる夢幻境へ翔(と)べ- 中国との合作企画。佐々木守脚本で絵コンテ及びキャラクターデザインも完成していたが、中国側との諸般の事情によって製作されなかった。一部デザインがウルトラマンネオスに流用される。 ウルトラマンネオス(テレビシリーズ) ウルトラシリーズ30周年として企画が進められてパイロット版も製作されたが、それまでのウルトラシリーズのTBSでの放送枠が確保できずにMBSの放映枠が確保できたため、別企画に変更という形で中止になった。MBSでの企画は『ティガ』になり、『ネオス』は2000年にデザインや設定を変更してオリジナルビデオ作品として製作された。 ウルトラマンゼアス3 企画が提出された際に、『ティガ&ダイナ』の製作が決定していた。 ウルトラマンジャスティス テレビシリーズ。『コスモス』の後番組として予定され、『THE BLUE PLANET』にも顔見せで登場していたが製作されず、『THE FINAL BATTLE』でキャラクターの掘り下げが行われた。 YELLOW EYES 劇場用作品。9.11(アメリカ同時多発テロ事件)の影響で企画倒れとなった。ウルトラマンに変身する若者が元は正義の味方ではなく、戦いの中で成長して正義に目覚めるという『ネクサス』以上にダークな路線で企画が進められていたが、テロの影響で路線変更を余儀なくされ、後によりファミリー向けな『ULTRAMAN』に企画が変更された。タイトルの意味は、警告信号の色とウルトラマンの眼の色を合わせたダブル・ミーニングである。 ULTRAMAN 2 requiem 『ULTRAMAN』の不振及び『ネクサス』の打切りによって企画凍結。物語の舞台になる予定だったのは神戸であり、後に『メビウス&ウルトラ兄弟』の物語の舞台となった。 2016年に行われた日本映画監督協会上映会[信頼性要検証]にて小中は断片的に本作の内容について触れており、「怪獣の殺人者ウルトラマンへの疑問提示を行い、戦い以外で決着をつける」という趣旨だったとのこと。準備稿ではウルトラマンノアやスペースビーストなどNプロジェクトの根幹をなす存在は全く登場せず、「主人公は4人の少年少女」、「怪獣は"〜エレメント"という名称」、「怪獣はミミズや犬や人間の変異体」などと記載されていたという証言が多数残っている。 ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2 『超ウルトラ8兄弟』の当初の企画で、タイトルどおり『メビウス&兄弟(以後「前作」)』の続編。前作に登場しなかった東光太郎とウルトラマンタロウを主人公として、怪獣のデザイン画も完成していたが映像化には至らなかった。DVDメモリアルボックスに同梱されたレプリカ台本には、その初期プロット(あらすじ)が掲載されている。
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