初代 YD1型とは? わかりやすく解説

初代 YD1型(2001-2006年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 19:57 UTC 版)

アキュラ・MDX」の記事における「初代 YD1型(2001-2006年)」の解説

2代目北米仕様オデッセイ日本での販売時の名称:ラグレイト)をベースにした、モノコックボディの7人乗りSUVで、初の3列シートを持つ。プラットフォームはグローバルミッドサイズプラットフォームを使用しHonda R&D Americas(HRA)で企画開発された。当初は、ホンダ・パスポートいすゞ・ウィザードアメリカいすゞ・ロデオ)のOEM車)の後継として、ホンダブランドとして企画されていたが、当時大ヒットしていたレクサス・RX日本名トヨタ・ハリアー)に追従する形で高級SUVとして投入されアメリカのみで展開していたアキュラ・SLXいすゞ・ビッグホーンアメリカTrooper)のOEM車ホンダ・ホライゾン)と置き換えられた。コンセプトは「サウスウエスト」。ショートノーズで背の高いデザインは、動物サイイメージしている。インテリアテーマは「サンタフェスタイル」。 生産はカナダ・オンタリオ州アリストンHCMHonda of Canada Manufacturing)で行われた。 ラグレイトベースであるが、剛性高めるための4つピラー環状にした4リングシェル構造4WD化への対応などプラットフォームから大きく改良されている。ランプブレークオーバーアングルを確保するためにホイールベース短く、3列目シート大人乗るにはヘッドクリアランス十分だが、足元高く窮屈である。それでも3列目シート注目集め、モータートレンド誌のユーティリティオブザイヤーの受賞理由一つともなっている。 駆動方式は、新開発VTM-4呼ばれる4WD5速ATが組合わされ、エンジンV型6気筒J35A型を搭載したラグレイトエンジン対し、デュアルステージ・インテークマニホールドの追加などで高出力化されている。 2000年-2001年モデルトランスミッションは、2速ギア潤滑問題があり、長時間5速ロックアップ機構働いたときに2速ギア発熱し最悪破損する恐れがある。後に北米仕様オデッセイホンダ・パイロットと共に60規模リコールがされた。 2003年モデルで、ビッグマイナーチェンジが行われた。エンジン直下キャタライザー大口径エギゾーストパイプなどにより、20hpパワーアップしたほか、SUV初のULEV-2基準適合となった燃費は17/23mpg(EPA City/Highway)。エキゾーストマニホールド一体シリンダーヘッドサーペンタインベルト採用タイミングベルト幅やクランクシャフト長の短縮などで、30mmのコンパクト化軽量化果たしている。スロットルドライブバイワイヤDBWとなったトランスミッションは、新設計の5速ATで4軸化や偏平率65%の薄型トルクコンバータ採用で、60mmコンパクト化がされた。VTM-4セッティング再調が行われ、特に低ミュー路でのリアタイヤへのトルク配分30%アップさせた。VSA車両挙動安定化制御システム)が追加されVTM-4ドライブバイワイヤ連携し制御が行われる。 リアサブフレームとホイールハウス、テールゲート強化により動的ねじり剛性35%アップさせた。サスペンションも再チューニングされよりスポーツセダンライクな走りになった独立していたナビゲーションシステムDVDエンターテイメントシステムのオプション両方選択できるようになったナビゲーションアップグレードされ、音声認識機能リアビューカメラ搭載される。 2004年モデルは、エクステリアでは、フロントグリルフェイシアテールライトホイールデザイン変更された。安全装備では、サイドカーテンエアバッグが装備された。ツインサイレンサー採用により、エンジンは5hp向上した2005年モデルでは、ナビゲーションアップグレードし、ザガットレストラン情報などが参照できるようになったVSA性能向上した燃料タンク新設計となり、LEV-2の燃料蒸発基準に対応、容量わずかに増えた

※この「初代 YD1型(2001-2006年)」の解説は、「アキュラ・MDX」の解説の一部です。
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